千葉駅前でずっとずっと長いことひっそりと地道に営業し続ける【サん太】。古今のラーメンムーブメントとは縁遠いラーメン屋さん。ある意味千葉の老舗とも言える。五井の本店はもう20年以上。千葉でももう15年以上営業し続けている。そんなサん太は、実は千葉の市原市五井で生まれた千葉県のラーメン屋さん。(ずっと全国チェーンだと思ってた…)
今回はサん太ラーメン555円を注文♪
はっきりいって、全然、全くもって期待していなかった。が,改めて食べてみると,意外と凝っているのだ♪ 「生のり」が入っている。これがポイントかな。チャーシューもトロトロで意外とGOOD。スープも意外とこってり(一昔前だったら,これこそ【濃厚】って言われたんだろうな)。 このお店は,美味いとか不味いとか,そういうんじゃなくて,一つの文化として味わいたい。麺は・・・なんてことない中華麺といったところか。黄色っぽかった。
食べてて思った。かつては、きっとこういうラーメンでも「こってり」と呼ばれて、みんなに愛されていたんだろうなって。今の【濃厚】は、そりゃ、尋常じゃない。すごい量の鶏がらやゲンコツが投入されている。しかも、肉だけじゃなくて、色んな食材が一つのスープの中で溶け合って、底なしの奥深いラーメンになっている。10年前、15年前には考えられもしないようなラーメンが次々に誕生している。今のラーメンとしてサん太を味わうと、やはり「物足りなさ」を感じずにはいられない。けれど、15年前、20年前のラーメンがそのままそっくり残っている、と考えたら、食べるのが楽しくなってくる。タイムスリップした感じだ。もちろん当時の凄腕ラーメン屋は今も根強い人気を博しているし、今も人の心を打つ一杯を作り続けている。サん太はそういうかつてのカリスマラーメン店ではなかった(と言われている)。かつて普通に支持されていたラーメン店だ。だから、15年前の「普通のラーメン」を今も出し続けている、ということになる。そう考えると、やはり貴重なラーメン屋さんと言えるのではないか。
*ちなみに,14年くらい前に,サん太ラーメンを食べている。当時は外のラーメンには全然興味がなかったな~ ラーメンといえば、「チキンラーメン」だったんだよな~
サん太千葉駅西口店
千葉県千葉市中央区新千葉1丁目3-18
043-246-4565
平日は昼休みあり(15時~18時まで)
土日祝は通し営業