Dr.keiの研究室2-Contemplation of the B.L.U.E-

餃子屋 小天狗@巣鴨 感激!餃子屋なのにレトロでスタイリッシュな超実力店!

 

先々週に引き続き、またまた巣鴨駅に行きました。前回、超新店の『とびねこ』に来た時に、ちらっと見かけて、気になっていたお店です。ラーメンフリークの人はどれくらいこのお店を知っているんでしょう? ちなみに超らーめんナビでは山本さんが唯一☆を付けていました。巣鴨周辺は、そんなにラーメン的に話題にはならない場所。でも、実は渋いお店がそれなりにあるんですよね。『すがもラーメン』とか『やきそばーHIT』とかはかなり渋い。

『小天狗』は巣鴨駅の改札を出て、信号を超えて、左側に行ったちょっと先の場所にあります。路地裏なので、予め調べておく方がいいかもです。店頭にもテーブルと椅子が用意されています。店内は少し屋台のような雰囲気で、結構狭いです。カウンターと奥に一つテーブル席があります。奥様と二人だけで切り盛りされています。静かなるオーラを感じました。
http://ramendb.supleks.jp/s/25214.html
http://blogs.yahoo.co.jp/orenomeshi/12100774.html
http://blogs.yahoo.co.jp/orenomeshi/14055750.html
(↑のブログ、いいですねー。味があります♪)

ここは餃子屋と銘打っていますが、他のお客さんに聞くと、「ビールが美味しいお店」なんだそうです。札幌からビールを取り寄せているんだとかで、ビール通をうならすほどのビールなんだとか。炭酸のはじけ具合とかがなんか他と違うんだとか。ビール通ならすぐ分かるんですって。僕にはその微妙な違いは分かりませんが…(汗)。もちろん「看板」は餃子ですが、「ラーメン」も確かなお店。ビールが美味しくて、餃子が旨くて、ラーメンが素晴らしいとなると、これはもう凄いですよね。なお、他の一品メニューもかなり独自路線をいってて、びっくりしました。

今回は、中華そばと塩ラーメンの二種、それから餃子に、サイドメニュー数種を頂きました(それから、ビール、ウーロンハイ…♪)。中華そば、塩ラーメンどちらも同じくらい突き抜けたラーメンでした。

 

中華そばは、見た目的にはあっさりとした上品でおしゃれで大人なラーメンという感じでした。店主さんは「芸術家」らしく、器にもこだわり、ラーメンを最大に生かす器を見出したんですって。見た目の印象は大事ですからね。でも、ここは見た目だけじゃない。スープを飲んで、「これはただものじゃない」と思いました。都会的なラーメンと地方牧歌的ラーメンをどちらも愛する僕としては、まさにドンピシャでした。スタイリッシュなんだけど、どこか牧歌的。煮干しや鰹や鯖などの魚介を使ったあっさりとした(でも物足りなさのない)和風醤油ラーメン。煮干しが若干強く感じられました。世相を反映させているのでしょうか? スープがどこまでも上品で飲みやすく、最後までぐいぐいっと飲めてしまう、そんなラーメンでした。隠し味は干し椎茸。煮干しの裏で隠れ気味ですが、ここのスープの土台を作っていますね。麺はやや大人しい素朴な麺ですが、違和感なく最後まで(一瞬で)食べてしまいました。チャーシューはこちらの自信の一品で、柔らかくて、トロトロで、ジュワ-としていて、さすがでした。メンマにもしっかりと味が沁み込んでいて、手抜きなしだなぁ、と思いました。

 

塩ラーメンは、打ってかわって、胡麻の風味がふわ~っと漂うスープになっています。スープ自体は中華そばと一緒ですが、胡麻油の風味がふわ~っと強く効いているので、同じスープとは思えません。派手さはないものの、じわ~っと美味しい塩ラーメンですね。クラスで3番目にかわいい(実は一番全体的にいい)女の子みたいな。でも、無個性じゃない。どこか、すごい自分を主張しているような。でも、控えめみたいな。

 

餃子は、なんか不思議な作り?になっていました。結構、皮がパンパンに膨らんでいるんです。風船?みたいな感じ。中にはしっかりと具は入っているですが、空気の層もしっかり出来ていて、食感が新鮮でしたね。肉汁がじゅわ~っと出てくるタイプではなくて、サクサクっと食べられる感じの餃子で、オイリーさはありませんでした。だいたいどこも餃子って油まみれですからね。そういう意味では、稀有な餃子と言えると思いますね。

一品料理もびっくりでした。一番ビックリしたのが、『つまみもやし』ですね。これはかなり推したいですね。がっつり系もやし炒めっていうんですか?揚げねぎがたっぷりふりかけられ、じゃこがいっぱいの魅惑の冷製和えもやしです。ホント、これ、好きです! ここに来たら、このつまみもやしはMUST ITEMですね。

 

『つまみチャーシュー』もべらぼうに美味しかった! 余裕がある人には是非食べてもらいたいですね。なんか角煮とチャーシューの合いの子みたいな感じ。やわやわでトロトロ。ひっくり返るかと思いました。で、極めつけは『腸詰』。ソーセージですね。これもまた異国情緒?あふれる切り札っぽい一品でした。

***

都内にもこういう「隠れた名店」(?)ってやっぱりまだまだあるんですね。本当に嬉しくなりました。これだけの実力と独創性があるのに、ほとんどメディアで取り上げられていないんですから!! ネットではそれなりに情報はありますが、いわゆる都内の有名ブロガーさんには辿りつきませんでした(やはり情報の背後に何かがある…苦笑)。でも、ご主人さんもそんなにそういう「露出」を求めているわけではなく、ラーメンを追求したいというお方なので、それでいいんでしょうね。僕は確信しました。各メディアで扱われている都内のラーメン店は確かに偏っている、と。そのメディアが悪いといいたいのではなく、本当にいいお店はメディアの外にいっぱいあるぞ、とそう言いたいのです。このお店、もう創業して10年以上経つそうです。有名なところだと、大崎さんや佐々木さんがこちらにいらしたそうです。このお二人はさすがですよね。お二人とも評論家の域をでた「ラーメン仙人」みたいな方ですから(苦笑)。佐々木さん、ここのラーメン、きっとお好きなんだろうなー。

外で食べるのもオツかもしれませんね☆

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