東京のラーメンって、やはり凄い。
新しいお店も日々次々に生まれているけど、
古いラーメン店もしっかりと残っている。
大正時代からのお店もあれば、昭和初期からのお店もある。
戦後から続くお店もあれば、昨日オープンしたばかりのお店もある。
最近は、都内の新店じゃなくて、都内の老舗・古いお店に興味が向かいつつある。
ようやく、そういう見方ができるようになってきた、、、かな。
さて、今回は、他の用事で永田町~赤坂見附に来たので、
赤坂周辺のラーメン店を歩いてみて、まわりました。
赤坂の路地裏って、かなりお店がいっぱいあるんですね。
驚きました。
で、お目当てのお店二店にふられて、辿りついたのがこちら。
ご存知、『赤坂ラーメン』であります。
赤坂ラーメンのご主人、佐藤さんはブラウン管でも超有名ですよね。
名前は知らなくても、TVで見た、という人はとても多いはずです。
東京の名物店主と言っても過言じゃないくらいの存在だと思います。
意外にも、そんなに店舗拡大はしていないんですよね。
(店舗拡大したあとに閉店となっているお店が多いみたい?!)
現在は赤坂と六本木のみ?ですか?
あと海外、台湾で大成功しているみたいですね。
マニア・フリーク的にはどうなんでしょう?
この時代のラーメン店としては、やはり超実力店だったのでしょうか?
文献をみても、あまり赤坂ラーメンについて触れている人は少ないような…
本店は、赤坂駅すぐのところにあります。
アクセスはいいですね。赤坂見附からも徒歩圏内です。
メニューは、本当に色々ありました。
ま、まずは、屋台時代からあったという「らーめん」を注文しました。
こちらは、いわゆる塩豚骨ラーメンですね。
スープは白くて、見た目は豚骨ラーメンです。
背脂かな。かなり甘みの強い味わいになっていて、
九州の豚骨ラーメンとは違うテイストだと思います。
80年代には、すごい人気があったんだろうな、という味わいでした。
うん、まさに80年代の東京ラーメンの流行を感じるスープでした。
なので、美味しいとか不味いとか、そういう判断は避けることにしますね。
歴史的なラーメンについては、あれこれ言うべきではない、と思うので。
ただただ、歴史を感じればそれで幸せなのです。
ただ、トッピングのチャーシューとメンマは、ちょっと…
どちらも、「ここで作ってるの? 味付けしてるの?」と思うような感じでした。
ま、でも、これも80年代のテイストと言われれば、そうなんでしょうけど。。。
あと、もやしナムルがよかった!!
20円以上払えば、なんと食べ放題!
このお金は「義捐金」になるシステムで、このアイデアは素晴らしい!
また、震災の被災者の方々は無料でラーメンが食べられるようです。
こういう社会貢献に力が入れられるのも、老舗ならではかもしれません。
ラーメンって、ホント不思議なたべものです。
(大門八郎さんに倣って☆)
時代と共にあるのが、ラーメンなんだなぁーって思います。
普遍的な食べ物じゃなくて、その時代、その時代に合ったラーメンが登場する。
もしかしたら、ラーメンって、日本人の時代精神を映す食べ物なのかもしれませんね。