僕が日本で一番大好きなつけ麺。なんともいえない深みのある一杯です。
和屋の麺が進化した!玉子の黄身を新たに加えてよりもちっとした麺に!
約一ヶ月ぶりに和屋へ。
和屋のラーメンは、実は・・・
実は、、、
都内で流行っている濃厚魚介系豚骨醤油を、もう何年も前から作り続けているラーメン屋さんだったのだ。。。最近気付いたんだけど、今主流の濃厚で、魚介+動物のWスープで、とろとろで、乳化したラーメンって、千葉市ではここだけだし、また流行る前からずっと提供し続けてきたのだ。そういう意味では、千葉風濃厚魚介豚骨の専門店と言ってもいいかもしれない。しかも! このお店は、魚介スープと豚骨スープをそれぞれ別の寸胴で丁寧に炊き出している。ここまでやっているお店はそうそうあるもんじゃない。
そう、和屋は、千葉オリジナルの濃厚魚介豚骨の専門店だったのだ! 先日、八千代の【はたかくる】に行って思った。千葉市の濃厚魚介豚骨醤油といえば、やはり【和屋】なのだ。ここの【新味】こそ、まさに千葉を代表する一杯なのだ。最近流行の魚粉は入ってはいないものの、魚へのこだわりはかなり高い。ご主人の伊藤さんのご両親が魚屋さんだということもあるが、ご自身も魚関係の仕事をしていたほどだ。魚について知り尽くしている店主だからこその一杯なのだ。もちろん動物系へのこだわりも半端じゃない。
それは『つけ麺』にもよく現れている。タレ、スープ、麺、どれも絶妙なバランスを保っていて、他店との比較を一切許さない唯一無二のラーメン屋さんとなっている。方向性としては、濃厚魚介豚骨醤油なのだが、現在ある他店のつけ麺とはやはり一線を画してくる。タレとスープが違う、といえばそれまでだが、やはり違うのだ。
面白いことだと思うのだが、着想としては、現在トレンディーなお店とそれほど違わない。けれど、出している味は全くといっていいほどに違う。例えば青葉とか斑鳩とかつじ田とか吉左右とか・・・はたまた大勝軒とか、、そういう大御所の味とはやはり重ならないのだ。つまり、ここにしかない独特な固有性がある、ということなのだ。(フリークとしてはまだまだの僕だが、それでもやはりここの固有性は揺らがないのだ)
家系も好きな僕だが、家系(あるいはラーメンショップ)のラーメンはどこで食べてもやっぱり家系なのだ。大勝軒系のつけ麺/ラーメンも好きだが、やっぱりそれは大勝軒なのだ。がんこも大好きだが、どこのがんこで食べてもやっぱりがんこなのだ(がんこは他よりも固有性が強いのだが・・) 二郎系もそれなりにバリエーションは豊富だがやっぱり二郎なのだ。青葉系だって好きだけど、どれだけインスパイアされたとしてもやっぱり青葉系なのだ。こうしたビックブランドはやはり創始者のクリエイティビティーによるところが大きい。喜楽@渋谷はやはり固有性があり偉大なのだ。さぶちゃんだってあのやみつきになるあの味わいこそ讃えられるべきなのだ。春木屋もしかりだ。
和屋はそういうビックブランドでは(まだ)ない。しかし、ここのラーメンはかなり独創的であり、独特である。こういうお店が千葉にあることは誇りであるが、まだまだ知名度はそれほど高くはない。もっと評価されるべきラーメン屋さんだとホンキで思うのだが。。。 石神師匠風に言えば、「本来、もっと評価されなければならないお店をしっかりと見極めたい」、ってことかな。
まずは和屋のオリジナルな味わいを体験してもらいたい。(*ただ、「ラーメンは旨くて当たり前」という観点から言えば、さらなる和屋のレベルアップ/発展/成長も期待したいところだ! ラーメンに終わりはない。そこがラーメンの最大の魅力なのだ!)