多分、僕が一番、パワフルに先生をやっていたのって、2010年頃~2015年頃じゃないかな。
いや、今も十分にパワフルにやっていると思いますが、心と身体がどっちも一番元気で、そして、今と違って、今よりもっともっともっともっと自由に「先生」がやれていた時代でした。
一番恵まれていた環境で、一番恵まれていた時代だったなって思います。(時代的にも、まだまだ寛容さがあって、ゆとりや余裕もあって、今みたいにSNSでギャーギャー言われないで済んだ時代でした)
そして、まだ、僕だけじゃなくて、みんな、「先生」として存在し得た時代でしたね。(今は、ただのコーディネーター? ただのスタッフ? ただの従業員? ただの世話人(お世話係)?っていう感じですからね、「先生」という存在が…😿)
…
そんな黄金の時代に出会った卒業生のKさんの結婚式に行ってきました!
Kさんは、10年くらい前の卒業生で、ず~っと関係が続いてきた稀有な卒業生の一人です。(今はなき『証言の証言』を書き上げたメンバーの一人です!)
その結婚式の会場は、新浦安駅前の
オリエンタルホテル東京ベイ
であります!
このホテル、前にも一度来たことがありますね(食事をしに)。
いつか、このホテルでの結婚式に来たい!ってホントに思っていました。
2024年に遂にその夢は実現しました!!✨
こちらが、Kさんの結婚披露宴でのメニュー表になります!
このブログでは、「結婚式グルメ」にも力を入れているので、全メニューをご紹介いたします。
結婚式グルメもまた、ちゃんと味わってみると、なかなか勉強になるんです。
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ってことで、、、
まずは、こちら!
才巻海老とマグロ、ホタテ貝、カブのラビオリ仕立て
柑橘ソース
Shrimp, Tuna and Scallop Turnip Ravioli, Citrus Sauce
です!
才巻海老というのは、車海老のことで、10cm以下のものを細巻っていうんだとか?! 車海老がオードブルで出てくるところが、結婚式グルメ!って感じがしますね~。
才巻海老とあと、マグロとホタテ貝が入っているんです。どれも高級食材!
ラビオリは、ドイツ人目線で言えば、イタリア風マウルタッシェン、日本人目線で言えば、パスタっぽいイタリア風餃子、ですね。マウルタッシェンは「ドイツ風餃子」と言われているので、それに似たラビオリは、イタリア風餃子って言ってもいいかな?!、と。
ただ、パスタじゃなくて、カブで食材を巻いているところがすごく面白いです!😊
そして、ソースが柑橘系で、英語にすると「シトラスソース」になるんですね?! citrusというワードはみんな知っていると思いますが、これが「柑橘の」という意味だってことは結構知らない人、多いかも?!
車海老って、熊本で獲れる海老なんですね!(熊本産がいっぱい!)
車海老の美味しさを噛みしめながら、次の料理に進みます!
続いては、、、
大好きな「スープ」と、あとオシャレな一品料理!
冷製クリームスープ
パスカドケースに入ったスペイン産プロシュートとアボカド
Chilled Vegetables Cream Soup
Spanish Prosciutto and Avocado in Pascade
です!!
chilledって、チルドのことですが、これ、「冷やした~」っていう意味なんですね。
Chillはよく音楽で使いますが、チルされた=冷やされたっていうニュアンスになるんですね。音楽でいうチル系は、くつろぐとか落ち着くとかリラックスするっていう意味になりますが、本来、chillっていうのは、冷たいとか冷やすとか寒がらせるとかっていう意味なんですね。
冷製クリームスープ、ビシソワーズ風のスープで、すっごく美味しかったです。これ、あと5回くらいおかわりしたかったです!
あと、スペイン産のプロシュート(生ハム)とアボカドが入った「パスカド(パスカード)」!
僕はホント、プロシュートが大好きなんです💓
そのプロシュートとアボカドを乗せたPascade=パイ生地料理です。
このパスカドは、フランスのオーベルニュ地方の郷土料理なんだとか?!
冷製スープとの相性も抜群で、一気に気持ちが祝祭モードになっていきます。
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オードブル、スープ、一品料理ときて、いよいよ魚料理へ!!
ジャーン!
近海で獲れたスズキのポワレと
南仏風野菜を詰めた茄子-新緑ソース
Pan-Fried Sea Bass.
Eggplant with Ratatouille and Verdure Sauce
です!!
Sea Bassというのは、シーバスのことで、スズキを指しています。
近海ってことは、日本海沖ってことかな?!(違うかな?!)
そこに、ラタトゥイユと新緑ソースを添えた茄子🍆(Eggplant)が入ります。
焼いたスズキに、ラタトゥイユ入りの茄子のお料理ですね。このスズキがまたすっごく美味しくて、笑顔にしかなりませんでした。新緑ソースは、お皿の縁に添えられたソースのことですかね?!
この緑のソースでスズキを食べると、一気に味が変わって面白かったです。
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そして、いよいよお待ちかねの肉料理…
ジャジャーン!!!
牛フィレ肉のロースト
グリーンビーンズのリゾットケーキ
マスタードソース
Roasted Beef Tenderloin
Green Beans Risotto Cake
Mustard Sauce
であります!!
来ました来ました、牛フィレのロースト!!!😂
ご覧ください!!
この贅沢な牛フィレのローストを!!!
そう、まさに「ローストビーフ」ですよ!!!\(^o^)/
こういう高級な牛肉を使ったプレート料理、最高に最高ですね~~✨
茶色いマスタードソースがとっても美味しくて、おもわず「ご飯を…」って言いたくなりました💦
上のローストビーフの下にあったのが、「リゾットケーキ」でした。
このリゾットケーキもホントにホントに美味しくて、思わず「おかわり!」って言いたくなりました(そう欲していたら、同じテーブルの人がこのリゾットケーキを分けてくれました! 感謝しかありませんでした!)。
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そして、いよいよフィナーレへ…
食後のデザートです!!
Green Tea Tiramisu and Chocolate Ice Cream
抹茶のティラミス チョコレートアイスクリーム添え
です!
抹茶のティラミス、お見事でした\(^o^)/
海外でも今や人気の「Matcha」!!
Matchaベースのティラミス、本場のイタリアでも既にもう作られてそうですよね。
Matcha Tiramisuで検索すると、色々と記事が出てきます👆
>例えばこちらの記事とか!!
贅沢なデザートの盛り合わせで、結婚式コース料理が終わりました。
いや~、今回のこの結婚式グルメ、なんていうか、シンプルでそこまでド派手じゃないんだけど、でも、腕と技で、全部のお料理がキラキラっと輝いていました。
そう、結婚式グルメっていうのは、まさに「一度きり」の「技術とアイデアに裏打ちされたコース料理」なのであります。お料理だけを見たら、他でも食べられるかもしれませんが、この組み合わせ、このコースの流れは、一回きりのものでありましょう。同じものをいつでも同じように、ではない、一度だけの贅沢料理、それが結婚式グルメなのです。
…
今回、結婚したKさん、本当に本当におめでとう!!
もう10年くらい前に卒業した子だけど、その10年、僕とも途切れずに関係が続きました。
ほとんどの学生が卒業と共に、「永遠のサヨナラ」になりますが、ホントごく一部に、こうやってずっと続く関係というのもあります。
僕はいつも(現実世界で)「教え子の結婚式に呼んでもらえることが、僕の教師の目標」って言っています。みんな、これを聴いて笑いますが、僕はいたってホンキです。
ほとんどの学生が卒業式と共にお別れなんです。ほとんどの学生は、僕とは接触しない、まったく違う世界を生きていくわけです。たまにばったり会っても、ほとんどの卒業生は、僕に声もかけず、すれ違っていくんです。つまり、100%の「他人」になるわけです。僕も、もう20年、先生をやっているので、学生の顔も名前もよほどのことがないと覚えられません(一応、努力はしてますが…💦)。僕にとっても、ほとんどの学生が「他人」であり、「名前と顔も一致しない存在」なんです。
だから、「結婚式に呼んでもらえる」というのは、ものすごく「高い理想」なんです。
全員から呼ばれることは100%ないので、ほんのわずかなパーセンテージにはなりますが、「誰かにとっての特別な存在になりたい」という思いの強い僕としては、これが「自分の目標」でいいんだろうなって思います。
これまでも、これからも、僕の先生としての目標はずっと変わらず、「教え子の結婚式に呼ばれ、そしてスピーチをすること」のままにしたいと思います。
まぁ、最近の若い夫婦たちは、結婚式を挙げなかったり、家族だけのこじんまりとした結婚式を選んだりとかしていて、「結婚式」の在り方そのものも変わってきていると聞きますけどね…。
結婚式だって、時代によって形は変わってくるだろうし、色んなスタイルがあっていいと思います。(僕も、ホテルじゃなくて、最も素敵だと思うドイツ料理店で披露宴をしたわけですし、、、苦笑)
どんな形であれ、それでも、ちゃんと僕と出会えた教え子なら、僕を結婚式(ないしは披露宴)に呼んでくれることでしょう。わざわざ先生を結婚式に呼ぶっていうこと自体、やっぱりすっごくレアなことだと思いますけど、僕自身、レアな先生をずっと目指してきているので、このままでいいんです。ずっとね。
ってことで、Kさん、心の底から結婚おめでとうね💓!!!
最高のお料理でありました\(^o^)/