もう15年以上続いている「第四土曜日の会」。
第四土曜日の会のメンバーの多くが、ドイツ語クラブのOGたち。
それもあって、この日は、会の終了後、
バーデンバーデン
BADEN-BADEN
に行きました!
>前回のレポはこちら!(大好物のステーキピラフ!)
このレポでも書きましたが、バーデンバーデンは2年以上、休業していました。
一時は「どうなっちゃうんだろう?」とすごく心配でしたが、、、
今は、週5日、きちっと営業しています。
一つ言えることは、「食べられる時に食べておきましょう」ということですかね。
御年79歳の河合シェフの絶品料理、いつまでもずっと…というわけではないので。
バーデンバーデンは、ドイツの地名から取られたものです。
メニューを見ると、ドイツ料理がベースにあるのは間違いないのですが…
単なるドイツ料理店ではなく、ドイツ料理をベースにした創作洋食店。
日本の伝統ともいえる「日本生まれの洋食」のお店でもあります。
同時に、河合さんの表現の場、でもあります。
その全部が大好きで、20年近く、ここに通ってきました。
もちろん、「限定メニュー」もいっぱい出ています。
限定とはいっても、数日のみの足早な期間限定ではなくて、、、
ゆる~い感じの「季節の限定」みたいな感じで、、、
ここにも、ドイツ料理、欧風料理、洋食などが揃っています。
メニュー表です。
コース料理、各種揃っています。
この20年、学生たちのために色んなコース料理を頂いてきました。
ホント、今思えば、感謝しかないですね、、、
いつも無理をいって、「○○○○円で、○○人分お願いします!」みたいな💦
ここのコース料理は、いつだって、ゴージャスでエレガントでLeckerです!
こちらが、オードブル、スープ、そして、一品料理ですね。
僕が愛してやまない【ステーキピラフ】もここにあります。
このステーキピラフこそ、僕がこの世で一番大好きな料理…かなって。
河合さんの代表作でもあるし、また僕にとっては、今は無き「レストランブル」の(斎藤さんの作る)ステーキピラフを思い出させてくれる味でもあって、なんか自分の人生の全部を感じさせてくれるピラフなんです。
【ドイツの朝食】は、いわゆるジャーマンポテトですが、ここのは「オムレツ風」なんですね。
また、【小海老風味のマカロニグラタン】や【シーフードグラタン】なんかもあります。
更に、今回ちょっと感動したんですが、【レバーステーキ】も超絶品なんです。
季節のシャーベットは、本当の本当に河合さんのお手製シャーベットなんですね。
お酒類も色々と揃っています。
もちろん、僕はいつもどおり、「生ビールピルスナー」を呑みました🍺
今回は、前回予告した通り、こちらの
Käsespätzle(1100円)
を頂きます!!
ドイツの名物で、僕の大好物のドイツ料理です。
このブログではもう何度も紹介している「ドイツ風パスタ」「ドイツ式パスタ」です。
ドイツで生まれた、ドイツならではの「麺料理」でもあります。
パスタと書きましたが、僕らがイメージするパスタではありません。
バーデンバーデンのKäsespätzleは、もう格別の美味しさなのであります。
…
ってことで、、、
ジャジャーン!!!
こちらが、バーデンバーデンオリジナルの、
ケーゼシュペッツレ
です!!
ふわもちっとした卵麺に、たっぷりのチーズと卵と玉ねぎ!!
河合シェフが作る渾身のドイツ郷土料理です。
これは、ホントに他じゃなかなか食べられないドイツ麺料理なんですね~。
(そもそも、ケーゼシュペッツレ自体、日本で知られていない…😢)
zoom up!
これは、なんと説明すればいいんだか、、、
見た目的には、日本の「お好み焼き」みたいなヴィジュアル?!
でも、食べた時の食感や印象は、「チーズパスタ」?!?
味わいとしては、「チーズたっぷりオムレツヌードル」?!?!
そんな感じですかね?!?!
チーズまぜ卵麺、と言えばいいのかな?!
スープとかはないので、そのままぐいぐい食べられます。
麺は、日本の麺やイタリアのパスタとは全然違うんですね~。
どちらかというと、小麦粉で作った「お餅」みたいな感じ?!
いや、マニアックに言えば、「ほうとう」「すいとん」みたいな感じ?!
すいとんよりも、麺=ヌードル感はあるかな?!?!
ただ、長い麺じゃないんですよね。3~4センチくらいの麺。
もちもちっとしていて、ふわふわっとしていて、独特な麺になっています。
あ、穴の開いてないマカロニ、っていう感じなのかも???
そこに、ブラウン色の玉ねぎがいっぱい入っていて、甘くて美味しいんですね。
チーズと玉ねぎが大好きな人なら、絶対、感動できるドイツ風パスタ麺料理であります。
千葉で、こんな美味しいケーゼシュペッツレ食べられるの、ホント、ここだけじゃないかな~。
麺(シュペッツレ)はこんな感じです。
チーズと絡みついていて、よく分からないかな??💦
この麺がいいんだなぁ~~\(^o^)/
チーズとからまっていて、とろ~り、ねば~っとした感じで、、、
これを食べていると、ホント、日々の日常を忘れられるというか。
そう、まさに、「非日常の食経験」をさせてくれる逸品というか、一皿というか。
これ一皿で、かなりお腹いっぱいになれますよ!!(カロリーも低くはありません!)
…
それから、、、
ジャジャーン!!
ドイツの朝食
です!!
これは、「ジャーマンポテト」であります。
でも、厳密に言えば、「ジャーマンポテト~オムライス風~」ですかね。
こちらもまた、バーデンバーデンで長く長く愛され続けてきた一皿です。
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こちらは、シュペッツレ(小麦粉)じゃなくて、ポテト(じゃがいも)が主役。
ドイツといえば、ジャガイモ!っていうイメージもありますよね。
たしかにドイツでは、大量のジャガイモがいつもスーパーで売られています。
日本でいうところの「お米」にあたるのかな??っていうくらいに。
ドイツ人家庭にお邪魔しても、ホントジャガイモ料理、出てきますからね~。
こんな本も出ています。
ドイツといえば、ジャガイモとビール、なんですよね~。
前に、ドイツ人に教えてもらったことがあったかな。
「フランスやイギリスやイタリアでは、みな「パン」を食べる。わたしたちドイツ人は、かつてとても貧しかかったから、「ジャガイモ」を食べるようになった。ジャガイモを美味しく食べるために、ドイツ人は知恵をいっぱい出し合ってきた」
って。
実際、ドイツに行って、色んなお店で食べてみると、たしかにフランスやイタリアの料理よりも、見劣りするし、そんなに凝った感じでもないんです。でも、どれを食べても、ホントに美味しくて、、、。
よく「ドイツ料理はまずい」って言うけれど、僕は、「絶対にそんなことはない」と思っています。
素朴だけど、とっても美味しい。それがドイツ料理じゃないかなって。
まさに、このことを証明しているのが、この「ドイツの朝食」であります!!✨
…
そして、今回、自分的に衝撃を受けたのが、、、
レバーステーキ+ライス
です!
これは、もう20年くらいここに通ってて、初めて見るかも…。
いや、学生用コース料理で、出してもらったことはあるな…。
でも、こうやって、通常の一品料理としてこれを見るのは初めて。
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多分、これまでにも食べたことはあると思うのですが、、、
改めて、このレバーステーキを食べて、衝撃を受けました。
レバーなのに、レバーを感じさせない激ウマやわらかステーキだったんです。
「え? これがレバーなの?? うそでしょ???」って。
信じられないくらいに、臭みがなくて、そして柔らかくて、、、
ソースも、特製のデミ風ソースになっていて、食べ手を酔わせてくれます。
ライスにかけて食べても、これはすごく美味しいですよ!!
ホントに、この味、この食感、レバーを超えたレバーステーキでありました😂!
…
そして、最後の最後に、、、
ジャジャーン!!
ステーキピラフ
です!!
これが、僕の大好物のステーキピラフです!!
いつも「大盛り」でお願いするので、通常サイズだと少ない気がしますが…😝
いったいどうやったらこんなに美味しいステーキピラフが作れるんだか…
ずーっと、いつもそのことを考えて、食べてた気がします。
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ピラフを一口食べると、、、
「はぁぁぁぁぁ(*´▽`*)…、なんて旨すぎるピラフなんだ~~」
って、ため息をついてしまいます。
バターの美味しさだけでこの味は出せません。
いったい何をどうしたら、こんな美味しいピラフができるんでしょう…
それは、僕が16歳の時に、レストランブルで働いていた時にも感じたことでした。
ピラフって、そんな簡単じゃないっていうか、すごく複雑なんですよね。
もともとは、洋風炊き込み御飯のことで、下味に色んなものを使っているんです。
僕自身、毎日ブルでピラフを炊きながら、「こんなにもたくさんのものを入れるんだ?!」って驚いたものです。
ピラフもさることながら、、、
ステーキも、ホント独特っていうかなんというか、、、
普通に牛肉を焼いたら、よほどうまくレアに焼かない限り、こんなには柔らかくはならないんです。
でも、すごく柔らかいんです。ここも、また「バーデンバーデンの謎」っていうか。
そんな柔らかいステーキと、超絶品ピラフを同時に食べる喜びたるや、、、
この喜びは、本当に何にも代えがたいものなのであります!!
***
というわけで、、、
それこそ僕が教員1年目の頃からず~っと通っている【バーデンバーデン】のレポでした。
河合さんも奥様もお元気そうでしたが、ぽつりと「いつまで続けられるかしら」とこぼす奥様のお言葉が少し寂しく感じました。
ホント、そうですよね。河合シェフも来年で80歳(!!)
気持ち的には、ホント僕と変わらないくらいの精神性をお持ちですが、でも、肉体は有限ですからね。
きっと、河合さんのことだから、「死ぬその時まで、厨房に立つ!」って言いそうです。
…
それに、まだまだ、このお店の味を求めてやってくる人が多数いるんです。
この日も、若いお客さんが結構いっぱい食べに来ていました。
「こんな若い子たちが、2023年の今、ここに食べに来るんだ?」って驚きました。
ここのお料理はどれも、世代とか年齢の壁を越えて、刺さる人には刺さるんでしょうね。
本当に美味しいもの、本当に素晴らしいお店って、こうやって世代を超えて、愛され続けるんですね。
ふと思いました。
79歳になっても、こうやって自分のお店で、自分の料理を出し続けられるって、すごいことだよなって。
普段、ラーメンのレポを毎日更新していますが、ラーメン店だって、最終的に目指すはこういうお店なんじゃないかな?!って。
経営者になって、従業員に働かせて、金儲けして、店舗拡大して、、、(最終的には、お店自体を売っちゃって…)
そういう道もあっていいと思いますけど、、、
僕的には、バーデンバーデンみたいな(泥臭い?)道がカッコいいなって思います。
なんか、ガンコな職人さんって感じがして、、、。
僕も、きっとずっと「生涯現役!」って気持ちで、先生をやって、老いていきたいなって思います。
第四土曜日の会だって、しぶとくガンコに続けていきたいですね。
この日は、こんなメンバーで、バーデンバーデンに行きました。
久々の人もいれば、初めてここに来る人もいました。
このお店の前で、何度、学生たちの写真を撮ったことでしょう。
このお店の前で、僕に写真を撮られた学生は何人いることでしょう(苦笑)
僕の教員人生そのものが、このお店と共にあったんだよなぁって、しみじみ思います。
…
まだ、バーデンバーデンは営業してくれている。
営業してくれているうちは、僕も食べに来続ける。
今度は、誰と来ようかな。誰もいなけりゃ、一人で来ようかな。
食べられるうちに、食べておかないと、、。
まだ、大丈夫。。。
…
シュペッツレは、家庭でも作れるヌードル料理なんです。
僕もドイツで、このメーカーを使って、シュペッツレを作りました👆
シュペッツレは、南ドイツの定番麺料理!