Dr.keiの研究室2-Contemplation of the B.L.U.E-

三養軒@京成稲毛 創業30年以上!激ウマCLASSICな中華そばは350円!

僕が花見川区のラーメン!って言って勝手に盛り上がっていたら、悪麺友らんちばさんは京成稲毛方面を密かにまわっておられました。なんか、「く~、一本取られた!」って感じでしたね。灯台下暗し、京成稲毛駅周辺は盲点でした。っていうか、もともと盲点だらけなんですけどね(苦笑)。しかし、らんちばさんはどんどん新しい世界を切り開いておられます。ホント、悪いラーメンの友達です、、、(笑)

そんなわけで、僕も京成稲毛に向かいました。

http://blog.livedoor.jp/lanciba/archives/51921713.html

京成稲毛駅前にあるのが、こちらの『三養軒』です。初めての訪問です。が、実は昔から知っているお店ではありました。この通りは千葉人なら普段通るところですからね。知ってはいたけど、なかなか入る機会がなかったといいますか。。。

見てください。ラーメン一杯、350円

なんかタイムスリップしてます。350円って、いったいいつ頃の設定ですかね?! 

しかも、驚くことなかれ、350円にして、最強の極上昔ながらの中華そばを提供するお店だったんですから。もう、そりゃ、大興奮ですよ。

聞くと、店主さんは、もう70歳を超えておられる方で、とても寡黙な方でした。昭和10年代生まれの方ですからね。戦前~戦中期に生まれた方です。いつ頃から料理人をやっているのかは分りませんでしたが、少なくとも35年以上は、料理の世界におられる方です。こちらの店舗でお店を始めたのが、昭和55年といいますから、創業32年くらいということになりますね。

この当時から、ラーメンを提供しているみたいです。この界隈ではかなり老舗の部類に入るのではないでしょうか。

さて、メニューですが、こんな感じです。350円ということで、「うーん、どうだろう?」と思いましたが、これにして、大正解でした。

 

見てください! このなんとも完璧でシンプルで完成された350円のラーメンを!!

これを見て、「おお!」と思える人は、相当のラーメンフリークだと思いますね。僕はこのラーメンを見た時に、震えましたもん。もう、このラーメンが出されただけで、僕は幸福に包まれました。

しかも、スープを飲んで、そして麺を食べて、二度驚きましたね。

このスープ、紛れもなく「ほんもの」ですよ。どこか日本そばの汁に似た感じで、醤油の味がたってないんです。やわらかくて、優しくて、品があって、でも、力強くて。そういうスープでした。値段からして、そんなに材料費をかけているとは思えないのですが、その辺の昔ながらのラーメンとは違う力強さがありました。何なんだろう?と思って、色々と聞くのですが、全部はぐらかされました(苦笑)。「何にもしてないよ」、「うーん、どうだろうねー」…、と。全部、本当にはぐらかされました。そして、僕は、そこに惚れました。

料理人は多くは語らない。それが、きっと昔ながらのご主人気質だったんでしょうね。本当に、無口な方で、僕が「これ、本当に美味しいです!」と言っても、「…」、と沈黙するのみ。けど、特に怒っているとかそういうんじゃなくて、ただ何も言わない、という。

このお店も、ラーメン好きの人というよりも、ラーメン屋店主さんが行ってもらいたいお店ですね。ラーメン屋とは何かをここで感じてもらいたいところです。最近、ホント、ラーメン屋さん向けのラーメン屋さんってあるなぁって思います。

それから、こちらの店主さんは70歳。まだまだお元気そうですが、いつどうなるかは分りません。そういう意味では、今こそ、この極上のラーメンを食べてもらいたいですね。こういうラーメンを知らないっていうのは、何とも惜しすぎます。お願いしたいくらいです。どうぞ、食べてみてください、と。

全部が完璧だったと僕は思います。あ、メンマはちょっと普通だったかな?!(苦笑)。

そして、麺も素晴らしかったです。中太の縮れ麺で、ぽつぽつっとした食感が、少し岩手を感じました。こちらの麺は素晴らしいです。千葉市内でも、突出しているんじゃないかなー。特にこれという印象はないんだけど、地方の名店で使われているような麺でした!

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