二軒目は、街の中心、あやぱにモール内にある「真仁屋そば屋」です。
こちらのお店は、なんと大正10年創業!1921年です。
つまり、創業90年以上という筋金入りの老舗店。しかも、いわゆる「ご当地グルメ化」される以前のそばということもあって、原-元祖店、と言えるような存在です。なので、いわゆる「八重山そば」とは一線を画す、といいますか。現在の石垣島で提供されているそばとは別の味といいますか。そういう感じになっています。
店内に入ると、著名人のサインでいっぱいです。石垣島を訪れた有名人は数知れず。多くの人が訪れていることが分かります。
メニューは、「そば」一つだけ。本当に一つだけでした。大と小があります。
いったい元祖以前の元祖の「そば」とはいったい?!
こちらです!
見た感じは、まさに「八重山そば」という感じ。
もっとupしてみましょう♪
ボリューム満点です。
さらに、スープを飲んで、びっくりしました。八重山そばには必須とも言える魚介の味がしません。
こちらのスープはなんと豚骨のみ。豚骨と塩(タレではなさそう)のみという究極のシンプルそば。
脂っぽさは全くなくて、あっさりとしたクリアな塩豚骨そばになっていました。
豚骨臭は結構強いです(が、長浜ラーメンほどではない)。
このシンプルさこそ、このお店の最大の特徴なんだろうな、とも思いました。
現店主さんのおばあさんが始められたんだとか。そのおばあさんから伝授されたのがこちらの味なんだとか。
ってことは、日本国内のどんなラーメン屋さんよりも古くからこういう豚骨スープの麺料理を提供していた、ということになりません?
ただ、ラーメンではなく、そばなので、何とも言えませんが、、、
こういう付け合わせもまた、沖縄~石垣ならではかと思います。
やはりこちらにもありました。ピィヤーシ。
沖縄では一般に「ヒバーチ」と言われていますが、竹富では「ピィヤーシ」と表記されています。
沖縄本土と石垣島は400km離れています。これだけ離れていれば、言葉も変わってきますよね。
http://www.tdon.net/tdon/middle/unchiku/contents011.htm
それに、島とうがらし。
八重山そばでは、まずそのまま食べて、次にピィヤーシを入れて食べて、最後に島とうがらしを入れて食べる、というのが、ある種の「流儀」になっています。つまりは、トリプルテイスト。3度おいしい、という仕掛けです。
ピィヤーシと島とうがらしを両方入れると、もうとんでもない味になります。(しかも、だいたいどのお店も同じような味になります)
僕個人的には、エスニックすぎて、ちょっとキツイですが、きっとこれこそが「ふるさとの味」なんでしょうね。
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一軒目でnew wave系、そして、二軒目で、超古い老舗店。
どちらも魅力的です。八重山そば、かなりハイレベルと見ました。。。
味のある入口です。
なんか、映画のワンシーンみたいな場所でした。
八重山そばのブルーののぼり旗が印象的でした。