3月末に、ラーメン友人のIさんに連れて行ってもらった五井の老舗の名店、
すずらん食堂
に、再びやって参りました!
今度は、惡麺友のらんちばさんを引き連れて!!
実はらんちばさんも2012年にここに来て食べているんです
その当時は「取材拒否」のお店ということで、店名を出すことは自粛したみたいですね。
でも、だからこそ、2021年の今、らんちばさんにもしっかりとこのお店のことを書いて頂こう、と、そう思った次第です。2012年の時とはまた違ったインプレッションももつでしょうし☝
この日も、普通の平日の昼なのに、店内はすずらん食堂を愛するお客さんで埋まっていました。
女将さんの接客も神対応で、一人ひとりのお客さんに合わせるかたちで「声かけ」を行っていました。この一人ひとりに合った声かけ、うちの学生たちの勉強になるかも!?(というくらいに、自然にお客さんに合わせた声かけを行っていました)
さてさて、、、
メニューを改めてみてみましょう!
今回はどれにしようかなぁ~って悩んでいたら…
女将さんが「Iさんはいつも野菜チャーシューメンを食べてますよ」って声かけしてくださったので、それに従い、野菜チャーシューメンを頂くことにしました。
それから、今回は「With らんちばさん」ってことで、オムライスも頂きました!
僕自身、「ダイニング醍醐」の影響で、「オムライス」にますます惹かれつつあります。日本を誇る洋食の代表格のオムライス、僕は「洋食目線」で、ここのオムライスを味わいたいと思います!
…
というわけで、、、
ジャジャーン!!
野菜チャーシューメン
です!!
600円のラーメンに対して、900円の野菜チャーシューメン。いいですね~。
もやしやキャベツやにんじんなどが入った豪快なチャーシューメン。
チャーシューも、パラパラっといっぱい乗っています。
zoom up!
二度目に食べるラーメンって、一度目とは「感じ方」が大きく異なるんです。一度目って、「先入見」がないので、わりとどのお店で食べても、感動できるんです。新鮮さゆえに。
でも、二度目となると、既に一度食べている影響もあってか、「ハードル」が上がるんです。だいたいは「あれ、こんな感じだったっけ??」っていう印象が増すことが多く、少し冷めた感覚になるんですね。(この辺は、恋愛にも通じるかも!? 最初のデートはトキメキに包まれるけど、二度目のデートだと、「あれ、こんな人だったっけ??」みたいな…(苦笑) まぁ、もう今の僕にはよく分かりませんが…💦
そういうわけで、二度目というのは「高い期待値ー現実の味わい」になるんですが…、ここのスープを飲んで、またまたおったまげました。「こりゃ、なんて旨いスープなんだ…」って…。
昔ながらのライトな醤油ラーメンなんだけど、「旨み」がマグマとなって爆発しているかのような味わい。らんちばさんは、これを「よき屋台ラーメンの味わい」と表しておりました(お見事!!!)。そういわれると、「たしかに、理想的な屋台のラーメンの味わいだ…」って思えてきました。
今回は「野菜チャーシューメン」ということで、野菜のお味も入り込み、ますます奥行きのある味わいのスープになっていました。Iさんがハマる理由?も分かる気がします。ラーメンを愛し続けてきた人の帰結にふさわしい味わい、といいますか。これを恋愛に例えれば、「色んな女と付き合ってきたけど、最後は、見た目やら容姿やら体型やらといったところじゃなくて、素朴で優しくて豪快な「かーちゃん」の人間性に惚れる、みたいな?!(!?!?…)。女性目線で言えば、「見た目がカッコよくて、お金があって、ギラギラしてて、美辞麗句を並べ立てる中身のないイケメン」と散々付き合ってきたけど、最後は「素朴で優しくて勇敢な「とーちゃん」の人間性に惚れる、みたいな(?!…妄想驀進中)
まぁ、だからこそ、前回同様、「G系やら横浜家系やら濃厚煮干やら、流行りのお店しか行かないラーメン好き」の人には、おススメしませんね。きっと、ここのラーメンの素晴らしさは分からないだろうから。(今は分からなくても、いつかは分かってくれるだろうとは思っています💛)
麺はこんな感じです!
丸進食品の麺で、理想の中細のややウェイブがかった麺です\(^o^)/
こちらも、確かに言われてみれば、「屋台の中華そば」で使われていそうな麺だなぁって思いました(誰かに言われると、「たしかに~」って思いやすい人間なんです、ワタクシ…)
今回食べて思ったのは、「わりと一人前の麺の量が多いなぁ…」かな。結構量があって、お腹一杯になれそうな気がします。まぁ、大食漢の人には当然足りないでしょうけど、、、(そういう人は是非、以下でご紹介する「オムライス」をセットで!)
…
チャーシューも、小ぶりながら、美味しいチャーシューなんです!
この小ささがまた、こういうお店のチャーシューの素敵なところなんですよね。
小さいけど、その美味しさは宇宙レベル。まさに「ミクロコスモスチャーシュー」です。チャーシュー一枚だけを口の中に入れると、その小さなチャーシューのどこから放たれるのであろうと思うような美味しさが広がります。
野菜も本当にいっぱいで、しかもスープを邪魔しないので、最後まで美味しく頂けました🎵
…
そしてそして!!
ジャジャーン
オムライス
です!!
こちらのオムライスは、日本の食堂で独自に発展したJapanese traditional omelette riceですね。そもそもオムライスなんて、世界にはないので、日本の料理って言っていいと思いますが、その大元は「omelette」ですからね。
omeletteは、もともと古代ペルシャで生まれた料理とされていて、イラン・アフガニスタン料理の「Kuku(クク・クークー)」がその今の姿だと言われてもいます。それがフランスに渡り、「omelette」となり、フランス料理の中に組み込まれていったそうです。しかも、あのフランス皇帝のナポレオンが宿屋で食べたオムレツが気に入って、広がったんだとか!?
そんなomeletteが日本に入り、アレンジされ、姿かたちも変わっていき、「オムライス」となっていきました。長い年月をかけて、日本に渡り、そして日本らしい「日本化(改良)」を加えて生まれたのが、オムライスなんですね。歴史あり!です。ナポレオンもまさか、極東の日本に伝わり、オムライスができることまでは想像していなかったんじゃないかな?!(苦笑)
古代ペルシャに起源をもつオムライスは、今や日本の大衆料理の代表格になりました。らんちばさんが追いかけるのも、そんな大衆食堂の「オムライス」。今の若いラーメン屋さんにはまずありませんが、古い大衆食堂には、ラーメンとオムライスを出すお店がまだまだ存在します。そんなオムライスを追いかけるらんちばさん、本当に凄いなぁって思いますね。(僕は、洋食好きとして、ふわふわとろとろのオムライスが好きなんですけど、、、💛)
こちらのオムライスは、ケチャップライスをシンプルに卵で包んだ昭和スタイルのオムライスでした。味が結構濃いめで、しっとりとした食感のオムライスです。これこそが、日本の洋食としてのオムライスの本来の姿、ともいえると思います。
ケチャップライスがわりとしょっぱくて、僕的には好みの味わいでした。ただケチャップをご飯に混ぜただけじゃなくて、ちゃんと味の付いたケチャップライスになっているところが素敵だなぁって思いました。
そんな刺激的なケチャップライスを綺麗にくるっと卵で巻いてあって、その包まり具合も最高でしたね~✨
あと、付け合わせのキャベツとマヨネーズも最高でした💛
***
というわけで、、、
二度目となります五井の究極のラーメン店「すずらん食堂」の実食レポでした!
もう「究極のお店」としか言いようがありません。もちろん「分かる人には分かる」というお店なので、「にわか」のラーメン好きの人にはおススメしません。「二郎系」や「家系」だけが正義!っていう人には、きっと「がっかり」ってなってしまうでしょうから…。
奇しくも(?!)らんちばさんも本日、「すずらん食堂」のレポを上げていますので、是非、そちらもご覧ください!
>らんちばさんの「すずらん食堂」(二度目!)のレポはこちら!
テーブル席もあります!
こちらのお店は「わんちゃん」がお好きなんですね🐶
素敵な犬の絵がいっぱい飾られています💓
僕としては、次回、なんとしても「焼肉丼」が食べたい…(;^ω^)
きっとここの焼肉丼、美味しいんだろうなぁ~~って。
(でも、まだ食べてないラーメンもあるし…、ああ、葛藤…)
老舗のラーメン店ということが窺えるこんな素敵なアイテムも展示?されています。
そういえば、僕も幼い頃、家族でよく「出前」を頼んでいたよなぁ~って…
食べ終わったら、洗って、外に器を出しておくんですよね。
今は、ウーバーイーツの時代ですけどね、、、
僕は(もう中年だからか)ウーバーイーツは使わないで終わりそうです…。同じ宅配をするなら、「出前」がいいなぁってやっぱり直感的に思ってしまうので、、、
美味しいラーメンを食べて、ごきげんのらんちばさんです(苦笑)
もう17年、同じ「ラーメンブロガー」として、頑張り続けているパートナーです。一緒に活動し始めてから12年以上になるのかな?? でも、単なる「ラーメン仲間」っていうのとも違うんですよね。この人がいなかったら、ここまでラーメンブログを続けていたとも思えないし、ここまでマニアックに食べ歩くこともなかっただろうなぁって(n*´ω`*n)。
今はコロナでなかなか頻繁に食べ歩きができていませんが、まぁ、細く長く同じラーメン道を歩んでいければ、それだけで幸いです\(^o^)/