かなりかなりかなりかなり
久々に、下北沢にやってきました。
下北沢…
改めて、とても魅力的な街だなぁと思いました。
小さな路地が集中し、そこに色んなお店がひしめき合っています。
バンドマンの多い街でもあり、スタジオもいっぱいありました。
もちろんラーメン店もいっぱいあります。
行きたい新店もポツポツあったのですが、、、
僕の中で、下北沢といえば、、、
なんといっても、
中華ソバ専門 一龍
です!!!
このお店のラーメンは、僕の思い出のラーメンでもあります。
まだ父方のおばあちゃんが生きていた頃に食べたラーメン。
おばあちゃん宅からの帰り道に立ち寄ったラーメン。
でも、何よりも、とてつもなく美味しいラーメンだったんです。
新店もいいけど、やっぱり美味しいラーメンを食べたい…
過去ログを見ると、、、
なんと、前回来たのは、10年前の2007年。
今回、実に10年ぶりに再訪したんです(;;)
感動でした。
店舗の雰囲気は、10年前とほぼ一緒、かな。
変わらない佇まいでした。
お店の中も、10年前とほぼ同じ。
細長い店内で、厨房も細いです。
初代の店主さんと二代目の息子さんのお二人がいました。
今回はちょっとタイミングもよくて、お二人と語ることもできました!
その話は後ほど。。。
メニューです。
うーん、今回はどうしようかなー。
最初は、10年ぶりということもあるし、中華そばにしようと思ったんです。
でも、、、
過去を振り返るより、今を生きろ!
人気No.2という「にんにくそば」(800円)
を頂くことにしました。
あの一龍の中華そばに「にんにく」!?
いったいどんな味になるんだか!?
予想不可能、、、
ドキドキしますねー。
あと、「冷やし中華つけ麺」も頂いちゃいました♪
ん?
冷やし中華じゃなくて、
冷やし中華つけ麺!?!?
ん? どういうことだ!?
…
しばし待ちます。
そして、、、
ジャジャーン!
こちらが、一龍で人気No.2とされる、、、
にんにくそば
であります!!
おお~~~
黄金色に輝く美しいスープは健在でした。
この黄金さは、都内でも屈指なんじゃないかな!?
zoom up!
美しいでしょ!?!?
黄金色のスープが本当に輝いています。
これでも、「にんにくそば」なんです。
…といっても、、、
にんにくが表立ってどっさり乗っているわけではありません。
その辺は、みせかけでごまかす亜流のラーメン店とは違いますねー。
スープを飲むと、ニンニクもさることながら、
動物系のダシの旨さがほとばしります。
雷に打たれるような美味しさ!(苦笑)
なんですか、これは、、、と。
この10年間、僕もいっぱいいっぱいラーメンを食べてきました。
ラーメンブロガーとして、日々更新を続けてきました。
経験値も10年前よりもupしたはず、、、
けど、その10年前よりも、はるかに驚いている自分がいます。
「なんで、こんなに、こんなにも美味しいんだ!?」、と。
10年前の僕は、「コクのあるあっさり豚骨ラーメン」と評していたけど、、、
そんなもんじゃない。。。
「豚骨スープ」でくくるには、申し訳なさすぎるスープです。
基本的には、豚骨×鶏×醤油ダレの組み合わせらしいのですが、、、
そのそれぞれの最高の旨みが合わさることで、唯一無二の味わいになっているんです。
スープから溢れ出る鶏・豚の油分を丁寧に抽出しているのも、ポイントでしょう。
魚介ダシに頼っていないところも、やはりこちらのお店の強みでしょう。
恐ろしいほどに旨みのハーモニーが奏でられていて、食べ手を幸福へと導きます。
10年前に食べた時よりも、圧倒された気分でした。
「なんて、美味しいラーメンなんだ…」、と。
麺も申し分ありませんでした。
それほど突出した麺ではありませんが、真面目な麺でありました。
店主さんの修業先だった福井県敦賀を彷彿とさせる麺、というか…。
素朴で、歯ごたえのよいノスタルジックな縮れ麺でした。
やっぱ、縮れ麺ですよね、、、(;;)
あと、紅ショウガもいいアクセントになっていました。
ニンニクは終始、ステルス(隠れている)って感じでした。
でも、味の根底にじわ~っとニンニクが入り込んでいる感じで、、、
不思議なニンニクラーメンでした。
…
で、冷やし中華つけ麺!
まさか、一龍で冷やし中華つけ麺を食べることになるとは…
っていうか、この冷やし中華、面白いですよ。
だって、これ、どう考えても、冷やし中華…
なんですけど、つけスープがあって、食べ方はつけ麺なんです。
…
つまり、
これって、
冷やし中華?
冷やしつけ麺?
どっち!?!?(;;)
見た目はどう考えても、つけ麺スタイル。
でも、味はどう食べても、冷やし中華。
今や冷やし中華博士になりつつあるらんちばさんはこれをどう語るんだろう!?
僕は、もう、よーく分かりません。
味が冷やし中華の味なんだから、冷やし中華じゃないのかなー!?
でも、お店側は「つけ麺」と言っているんですよね、、、うーん。
野菜もいっぱいでした。
もやし、キュウリ、…
さっぱりしていて、オーソドックスな感じでした。
つけスープです。
たしかに、スープが別で、このスープに麺を浸して食べるんです。
だから、つけ麺。
でも、スープの味は、甘みと酸味の際立つ冷やし中華のスープ(たれ)。
いやー、不思議だ、、、
***
食べ終わった後、店主さんと二代目さんと語れました。
今はもう修業先のお店はないんですって。
だから、福井県敦賀で学んだ味は、もう食べることはできないそうです。
現在の一龍は、二代目さんがラーメンづくりを担っていて、
初代の店主さんは主に、配膳の方にまわっています。
都内を代表する人気ラーメン店でありながら、気さくな店主さんで、
本当に、素敵だなぁって思いました。
また、まだまだ小さな「三代目」(?!)のお話も聞かせていただけました。
こちらのラーメンは、都内のラーメン店の中でも、最高レベルの美味しさだと思います。
この味は、いつまでもいつまでも受け継いでもらいたいです。
一応、フリークとして、数多くのラーメンを食べ歩き続けています。
全国、そして、全世界へ、、、
けど、一龍ほどのラーメンと出会うことは本当に少ないです。
少なくとも、、、
現在の都内のラーメン店で最も優れた究極の中華そばの一つ
と言えると思います。
下北沢に行った際には、是非「一龍」に行ってみてください!
ニンニクがお嫌いではなければ、是非「にんにくそば」を!!