Dr.keiの研究室2-Contemplation of the B.L.U.E-

「金と女には気をつけろ」

詳しくは書かないが、先日、僕の知人が「女性」がらみで捕まった。

正直、ショックでビックリして、このところ気が気ではなかった。その人は「逮捕」とは縁遠い感じの人だったので、信じられないっていうか、信じたくないっていうか、とても複雑な心境だった。(それが嘘だと信じたい・・・)

この話を聞いて、改めてある言葉を思い出した。

それは、かつて知り合いの警察官のおじさんに聞いた話だ。

「kei先生ね、あなたは先生でしょ。僕はこれまでたくさんの事件を見てきたんだ。色んな不幸や悲しみを見てきた。だから、言いたいんだ。色んな失敗や悪事があってもいい。ただし、お金と女だけには気をつけてほしい。事件になるのは、いつも金と女(あるいは男)が原因であることが多いんだ。kei先生は立場上、やっぱり気をつけるべきだ。警察官がからむ事件って、だいたいが金と女なんだよな。いいかい。それだけしっかり気をつけていれば、最悪な事態は逃れられるんだ」

そんな話をしてもらった。その警察官はうちの父の友人で、とても信頼のおける人だった。僕は、その話を聞いて、この言葉をたえず意識するようにはしている。

遠藤周作の『結婚』という小説じゃないけど、人間って、とても弱い存在だから、ふとした瞬間に、気を許して、お金や女に走ることがある。それは仕方のないことだ。人間である以上、そうした欲望がふつふつと沸いてくるのは決しておかしいことではないし、むしろ自然現象である。

でも、その一時的な自然現象によって、問題が生じ、後になって取り返しのつかない事態に陥り、一生を台なしにしてしまうこともあるのだ。

『金と女に気をつけろ』

真面目な話、多くの男性が金や女に支配され、自分の足元を崩されている。誰もが「自分に限っては・・・」と思っている。油断もする。気を許す。

でも、そのゆるい思い込みのせいで、自分の人生がめちゃめちゃになることもありうるのだ。

人間の意志などとてももろいもの。油断すれば、すぐに意志など取り壊されてしまうのだ。自分の人生を台なしにしないためにも、やはりたえず注意深くして、状況を冷静に見ていかなければならない。

今日は、改めて「金と女」の恐ろしさについて考えさせられた。

コメント一覧

ガーゴイル
鉄とセックスには気をつけろ。役に立たない高額商品のことを鉄という。セックスは男と男同士でも女と女同士でもするもの。
kei
のりさん

古い記事なのに、読んでいただき、ありがとうございます。コメントもありがとうございます。

人間って、結局は欲望で生きているんですよね。人間も、結局は動物なんですよね。

でも、だからこそ、自分を律していかなければならないんですよね。

ただ、それが難しいんですよね、、、涙
のり
自分を正視すれば分かります。
人間って怖いなって。。。
そして弱いなって。。。

平和・平等・愛とはよく言うけど
戦争・偏見・憎しみの方がね。。
普通っちゃ普通だと。

女や金で人生メチャメチャになる?でも人間には欲もあるしね。。

難しいですね人間は。笑

だからこそ強くなり自らを律することができるようにならんと生き抜けないんでしょうな。。

最後まで生き抜けたら全員人生の勝者だと近頃思います。
それほど生きることは大変なんでしょうな。
kei
ともだちさん

こんにちわ! いつもいつもありがとうございます(ともだちさんは僕がブログを始めたころからコメントを書いてくださっていますよね。ホント感謝申し上げます)

「多くの人間が犯罪を犯す可能性がある」

全くそうなんですね。今回、改めて実感しました。「向こう側」に行ってしまうかどうかは本当に紙一重なんですね。

さらに、「善悪の判断」からではなく、「環境」から抑制されている、というのも納得です。

法や警察がなければ、犯罪へと向かう人の数はものすごいんでしょうね。

ねたみ、嫉妬、うらみ、怒り、因縁、憎しみ、人間を犯罪へとかりたてる要因はいくらでもありますよね。

達観したいけれど、できない、、、それが人間なんですかね?!?
ともだち
ある時突然間違いを直される
例えば他人を殴った時に、相手が被害届けをだしたら、それだけで傷害事件です。
多くの人間は、人を殴ることは滅多にしませんが、でも人を殴ることが悪いことだと考えている人間は、実はあまりいなかったりするものです。
多くの人間は、犯罪を犯す可能性があります。
行為の善悪から自制しているのではなく、環境が自制させているからです。

やってはいけないこと。
その理由を、一度でも考えることが出来ていれば、悲劇は防げたのに。
なんてことを考える事態に、私もたまに遭遇します。
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