ということで、先日購入したモーツァルトの激安宗教曲集ボックスセットに引き続き、ヘンデルの宗教曲集のボックスセット9枚組で2990円！！を狙い撃ち！録音が古過ぎてあれなんですが、『メサイア』『サウル』『アレクサンダーの饗宴』『ヘラクレスの選択』など、これぞイギリスの意地と言った感じの演奏家たちが大集結！まだ全曲聴き込むまでには時間が必要ですが、とりあえずヘンデルの名曲中の名曲を手っ取り早く聴く分にはオススメな激安、爆安ボックスセットでございます！
合唱が活躍するヘンデルの傑作を集めた9枚組ボックス。英国合唱界の重鎮であるサー・フィリップ・レッジャー指揮によるオラトリオ『サウル』全曲と『アレクサンダーの饗宴』全曲、合唱曲『ヘラクレスの選択』、戴冠式アンセム集をメインに、マッケラスによる『メサイア』全曲、ウィルコックスによるディキシット・ドミヌス、ゲネンヴァインによるデッティンゲン・テ・デウム、フォルスターによる『ユダス・マカベウス』抜粋を収めたという内容。クラムシェル・ボックス仕様、24ページのブックレットが付属の限定盤。
【フィリップ・レッジャー】
500年の歴史を持つケンブリッジ・キングズ・カレッジ合唱団の音楽監督を1974年から82年まで務めたレッジャーは、同合唱団との数々のレコーディングやコンサートでも知られており、各時代の合唱作品のほか、古楽に関する取り組み、特にヘンデルなどイギリス古楽のエレガントな演奏に定評がありました。当セットに収められたヘンデル作品では、ソリストに英国有数の歌手たち、合唱にケンブリッジ・キングズ・カレッジ合唱団、オケにモダン楽器小編成スタイルのイギリス室内管弦楽団という布陣により、伸びやかで美しい演奏を楽しむことができます。
【チャールズ・マッケラス】
マッケラスの『メサイア』はモーツァルト編曲版のドイツ語版と英語版の録音も有名ですが、通常版によるこの演奏も優れたものとして知られています。
【ディヴィッド・ウィルコックス】
ケンブリッジ・キングズ・カレッジ合唱団の音楽監督を1957年から73年まで務めた英国合唱界の名指揮者ウィルコックスはレッジャーの前任者でした。ウィルコックスもまた合唱の持ち味を活かす伸びやかなスタイルに特徴があり、ここで聴けるヘンデル初期の快活な名作『ディキシット・ドミヌス』でも、美しい演奏を聴かせてくれています。
【ヴォルフガング・ゲネンヴァイン】
ドイツの指揮者、ゲネンヴァインはバッハの演奏でよく知られていますが、ここではヘンデル晩年の壮麗な傑作『デッティンゲン・テ・デウム』を力強いタッチで演奏しています。
【カール・フォースター】
ドイツの名門、ベルリン聖ヘトヴィヒ教会合唱団の指揮者として有名なカール・フォースターによるオラトリオ『ユダス・マカベウス』の抜粋。
【収録情報】
CD1-2
・オラトリオ『メサイア』HWV56
エリザベス・ハーウッド（ソプラノ）、ジャネット・ベイカー（メゾ・ソプラノ）ポール・エスウッド（カウンター・テナー）、ロバート・ティアー（テナー）レイマンド・へリンクス（バス）
チャールズ・マッケラス指揮 イギリス室内管弦楽団 アンブロジアン・シンガーズ
CD3-5
・オラトリオ『サウル』HWV53
トーマス・アレン（バリトン：サウル）ロバート・ティアー（テナー：ヨナタン）ポール・エスウッド（カウンター・テナー：ダヴィデ）マーガレット・マーシャル（ソプラノ：ミカル）サリー・バージェス（ソプラノ：ミラブ）マーティン・ヒル（テナー：エンドールの巫女）チャールズ・ダニエルス（テナー：アブネル）マシュー・ベスト（バス：サムエルの幻影）ガレス・モレル（バス：ドエグ）クリストファー・ジレット（テナー：アマレク人）
フィリップ・レッジャー指揮 イギリス室内管弦楽団 ケンブリッジ・キングズ・カレッジ合唱団
CD6-7
・オラトリオ『アレクサンダーの饗宴』HWV75
ヘレン・ドナート（ソプラノI）、サリー・バージェス（ソプラノII）ロバート・ティアー（テナー）、トーマス・アレン（バリトン）
フィリップ・レッジャー指揮 イギリス室内管弦楽団 ケンブリッジ・キングズ・カレッジ合唱団
・世俗合唱曲『ヘラクレスの選択』HWV69
ヘザー・ハーパー（ソプラノ）、ヘレン・ワッツ（アルト）ジェイムズ・ボウマン（カウンターテナー）、ロバート・ティアー（テナー）
フィリップ・レッジャー指揮 アカデミー室内管弦楽団 ケンブリッジ・キングズ・カレッジ合唱団
CD8
・戴冠式アンセム『王は汝の力によって喜び』HWV260
・戴冠式アンセム『司祭ザドク』HWV258
・戴冠式アンセム『汝の御手は強くあれ』HEV259
・戴冠式アンセム『わが心は美しい言葉に満たされ』HWV261
ポール・スミイ（ディスカント）、マイケル・チャンス（アルト）チャールズ・ダニエルス（テナー）、ジェラルド・フィンリー（バス）
フィリップ・レッジャー指揮 イギリス室内管弦楽団 ケンブリッジ・キングズ・カレッジ合唱団
・ディキシット・ドミヌス（主は言われた）（詩篇109）HWV232
テレサ・ツィリス＝ガラ（ソプラノ）、ジャネット・ベイカー（メゾ・ソプラノ）マーティン・レイン（カウンター・テナー）、ロバート・ティアー（テナー）ジョン・シャーリー＝カーク（バス）
ディヴィッド・ウィルコックス指揮 イギリス室内管弦楽団 ケンブリッジ・キングズ・カレッジ合唱団
CD9
・デッティンゲン・テ・デウム HWV283
ルート＝マルグレート・ピュッツ（ソプラノ）、エミイ・リスケン（アルト）テオ・アルトマイヤー（テナー）、フランツ・クラス（バス）
ヴォルフガング・ゲネンヴァイン指揮 南西ドイツ室内管弦楽団 南ドイツ・マドリガル合唱団
・オラトリオ『マカベウスのユダ』HWV63（ハイライト）
カール・クリスティアン・コーン（バス）
カール・フォースター指揮 ベルリン交響楽団 ベルリン聖ヘトヴィヒ教会合唱団
