まにあっく懐パチ・懐スロ

古いパチンコ・パチスロ、思い出のパチンコ店を懐古する
(90年代のパチンコ・パチスロ情報がメイン)

パチンコ必勝マップ(1994年、白夜書房)

2012-02-11 00:23:29 | 懐かしのパチンコ本・攻略誌・漫画

 

パチンコ究極の攻略法!「店選び」完全必勝ガイド 

「パチンコ必勝マップ・首都圏版」

(1994年5月1日発売、白夜書房)

 

都内近郊のパチンコファンの間で人気を博した、平成6年のパチンコ店情報誌(ムック)。

「首都圏版」とある通り、都内・神奈川・埼玉・千葉の各エリアを対象に、駅周辺のパチンコ店・パチスロ店に関する詳細な情報を掲載した、非常に画期的な雑誌である。

当時の定価は800円。パチンコ誌として決して安価ではないが、首都圏パチンカー必携の書として大人気となり、各書店やコンビニでは売り切れ続出という状態であった。

内容的には、首都圏のJR・私鉄・地下鉄各線の主要な90駅を対象に、沿線で営業する715軒のパチンコ店・パチスロ店の(1)店名(2)店舗及び換金所の地図(3)営業時間(4)設置機種とシマの数(5)換金率(6)無制限・LN等の営業方針、といった情報を網羅している。

初見のパチンコ店で、せっかく勝ったのに換金所が判らない…なんて経験を、当時は誰しも持っていた筈だ。そんな時に、見知らぬ客の後ろをついて行かずとも、マップで換金所の位置までナビゲートしてくれる本誌は、心強い味方であった。

1994年といえば、現在のようにネット情報の充実していない「アナログ」な時代。こういったリアルタイムなパチンコ店の情報は、実に貴重であった。プロ、アマを問わず活用できるガイドブックとして好評を得たのも、当然であろう。

本誌は、コピーライター・糸井重里氏の「映画館、劇場、風俗店のマップはあるのに、パチンコ店のマップがないのはおかしい」という素朴な疑問をきっかけに誕生したとの事である(この辺りの事情は、本誌の巻頭言で糸井氏が詳細に語っている)。

しかし、首都圏一円の広大なエリアを対象に、調査員が一軒一軒の店を歩き回り、設置機や換金率など丁寧に調査するのは、大変な労力だったと思う。ファンに貴重な情報を提供すべく奮闘された、当時の白夜編集部の方々には頭の下がる思いである。

なお、調査時期は、94年3月30日現在のものであり、発売日の同年5月1日の時点では、新台入替で設置機種が変わっている店も、当然ながら存在した。

 

(C)白夜書房

★今は無き、新宿・歌舞伎町「宇宙センター」の情報。個人的に思い入れがある店舗の場合、リストを見ただけで店内の様子が脳内に浮かぶ為、いっそう懐かしく思える。二階のニューパルサーで、自腹を切って多彩なリーチ目を勉強していた当時が懐かしい。

 

(C)白夜書房

★閉店した松戸「てんとう虫」。当時は有名なチェーンとして名を馳せた。「松戸ホール」は、デジパチの無制限営業が好評だったが後に閉店。跡地では、「ニュー今津屋」が営業。)

 

(C)白夜書房

★JR・川崎駅前の店&換金所マップ。「ダイキ」、「ローレンス」など、古の川崎パチンカーには涙モノの店名ではないか。ザ・シティ、楽園、サントロぺといった有名処の進出前である。)

 

(C)白夜書房

★地下鉄・赤坂見附駅前のパチ屋マップ。一ツ木通りの「ダイマツ」、「モンタナ」など、懐かしい店名が並ぶ。モンタナは、かつて「キクヤ」として営業した優良店だ(閉店)。みすじ通りの「リヨン」も、赤坂の隠れた名店であった。「ニューアスカ」は「ニューアカサカ」の誤記か。