(殿堂蕨店にて撮影)
ようやく会えたぞ。ファンタジーセブン。
1992年(平成4年)に、新宿・歌舞伎町「モナミ」で追っていた時以来の対面。正に、20年ぶりの再会となる。
(在りし日の歌舞伎町モナミ…地下のニューペガが名物だった)
ファンタジーセブンは、’92年に太陽電子が送り込んだバリバリの保留玉連チャン機である。
(見る人が見れば懐かしいハズ)
本機は、赤いドットデジタルが特徴。デジタルは左⇒右⇒中の順に停止。この時、左右デジタルが外側に、中デジタルが上から下に流れる。
左右テンパイすると、一瞬中デジタルが止まった後、リーチ開始となる。太陽電子お得意の「2段階アクション」も搭載(当時は珍しい演出)。大当りする時は、全体の40%が再始動を伴う(60%は、ビタ止まりでの当り)。中デジタルの再始動ポイントは、当り絵柄の手前1~34コマ※。ここで中デジが止まる度に、「動け!」と念じずにはいられなかった。
※再始動時のスベリコマ数について(訂正)
私がいつも参考にしている某ブロガー氏の記事で4コマスベリの話(証拠動画付き)が出ており、当方も資料を再確認したところ、確かに再始動時のスベリコマ数は「1~4コマ」となっていました。訂正させて頂きます。ちなみに、再始動のシステムについては、内部プログラムに「中出目スベリカウンター」が存在。大当り判定当選後はこのカウンターが参照され、移行範囲「0~9」のうちカウンターが「0、1、2、3」の4つを取った場合、再始動が発生(「4~9」なら再始動せず)。内訳は、「0」なら1コマスベリ、「1」なら2コマスベリ、「2」なら3コマスベリ、「3」なら4コマスベリを選択。よって、再始動選択率は40%で、スベリコマ数選択率は均等に各1/4。
忘れてならないのが、デジタル回転中は、連続回転が途切れるまで「ビビディバビデブー」のメロディーがエンドレスで流れる、という面白設計だ。連続回転中は「Aメロ×2⇒Bメロ⇒Aメロ」のワンセットが延々とループする。シマの遠くからでも、Bメロが頻繁に聞こえてくる台は、「良く回る台」と判断出来た。
(連チャンについて)
本機の大当り確率は1/240で、2段階抽選方式を採用。一次抽選が1/60、二次抽選が1/4となっている。
大当たり終了後の保留玉1個目に限り、一次抽選がフリーパスとなる。すなわち、保1での連チャン率は1/4=25%と高く、3連、4連、それ以上…の爆裂も頻繁に起きた。
この連チャンスペックが仇となり、後に発売中止の憂き目にあったが、後継機「ファンタジーSS」も連チャン率は20%と高かった。
かつて、モナミのファンタジーセブンで保1連を炸裂させたとき、5連目に補給レールの玉詰まりが発生。店員を呼んだが気づいて貰えず、玉の払い出しが完全に止まってエラー(大当り中にデジタルが消灯)となった。そして、店員が詰まりを直して復旧すると、見事に大当りが消えてしまった…という香ばしい思い出もある。「残りの連チャンを返せ!」と店員にカラんだら、大当り1回分だけ保証してくれた。
そんな訳で、思い出の台との再開を無事に果たした訳だが、長年モヤモヤしていたのが、大当り中BGMの曲順であった。
本機は、大当り中にディズニーの名曲が3種類流れる。しかし、その曲順が具体的にどうだったか、記憶がイマイチ薄らいでいたのだ。
今回、運良く大当りを6回引いたので、BGMについてもバッチリ検証出来た。
・1~6ラウンドは「イッツアスモールワールド」
・7~12ラウンドは「ミッキーマウスマーチ」
・13~16ラウンドは「星に願いを」
まさに、ディズニー名曲のオンパレード。権利関係をクリアしていたかどうかは…まぁ、今さら無粋な事は言わないでおこう。
ただ、残念なことに、今回6回も大当りを引いたにも拘らず、一度も保留連チャンを引けなかった。どちらかというと、「数珠繋ぎ連チャン機」のような出方だったが、これはどう考えても自力であろう。
それにしても、連チャン率1/4のチャンスを6連続で外したのだから、悔しいというより他はない。チャンスがあれば、もう一度再戦を果たしたいものだ。
(関連記事)
「ファンタジーセブン」(太陽電子)
http://blog.goo.ne.jp/selfconfide777mc/e/2b55366d9b657127e18f72dd1c6628ed