Balcony Days

もうしばらくは香港暮らし

生涯運動音痴

2024-12-02 16:33:15 | 想うままに
何が苦手ってスポーツ全般

まともに出来た試しがない

自転車に乗れることさえ奇跡だし

運転免許がめでたく取得出来て人並みに車を動かせていたことも家族の中では奇跡扱いだった

そんなだから跳び箱なんて出来たことないし高校の時の体育の教師はちょっと強面の生活指導だったりしたけど鉄棒も跳び箱もマットも

「あー○○はやらなくていいぞ」

とか言って実技テストはやらせてもくれなかった

だから当然成績も散々だったけど

なぜかバスケットボールだけは得意で

「おーうまいね」

ってびっくりする採点をくれた

まーしょうがない

バレーボールのサーブなんか相手コートに届いた試しがないんだから

なんでバスケットボールだけ楽しくて上手に出来たのか本人が1番不思議に思ってる

そんなだから転ぶこともよくあって早く歩くとかカッコよく歩くことより転ばないで安全に歩くことを常に心掛けてきたつもり

それが年をとってさらに注意深くならざるを得なくなってきた感じ


ここが終の棲み家なら

2024-11-27 23:55:58 | 想うままに
こんな所に一日も居たくない



ひとり本帰国した娘だけれど

5歳から24歳までの海外生活でほぼ16年を暮したこの街はそれでも娘にとっては故郷になるらしい

結婚してからは

いつ帰って(本帰国)くるの?

と聞かれなくなって久しい

時々 思うんだ

このまま ここで暮らし続けて ここでワタシたちが生涯を終えたとしたら

娘はワタシたちが遠い街でずっと暮らしているんじゃないかと思うんじゃないかなと

それはワタシがそう思っているからなんだけど

それもいいか

って思う

また ここにも冬が来ます

暑さ

2024-08-29 11:14:24 | 想うままに
昔ほど暑さを感じなくなったのは加齢のせいだけなのだろうか

香港で暮らし始めた30年前はエアコンの設備も悪く窓付けの音ばかりするやつを一日中つけっぱなしにしていた

外へ出ると息が出来ないほどの暑さに亜熱帯地域にいるのだと嫌でも実感したのだけど5年ここで暮らしマレーシアへ居を移した頃から日本の気温の方が高くなった気がする

赤道直下にいながら
「今日も東京の方が暑いみたいね」
と スクールバスを見送ったあとの井戸端会議の話題だった

フィリピンでも日本の暑さに驚く日々は続き香港へ戻っての20年ほどもそれは変わらない

世界中の気温が昔と変わっているのは地軸がずれているせいだと思うのだけどだからってどうにもならないしね

それほど暑いと思えなくなった暮らしですが今日はいつもより暑いかもと思います

残暑かな

2024 夏休み

2024-08-25 23:35:17 | 想うままに
最近はこーんなのが主流らしい

最初 Amazonから届いて喜ぶオットを見た時 お年寄り様専用かと思って

これはないわ

と 呟いたのですが今はこれが主流だと

えっ 足袋に雪駄じゃないの❓

と半信半疑のまま 当日を迎えたらほぼほぼ全員がこちらをご使用

30年も経てばいろんなことが変わっていて当たり前

ワタシたちだってこんなに変わったんだからね

帰省Ⅵ

2024-08-21 11:52:33 | 想うままに
65年の人生のほぼ半分を日本を離れて生きてしまった

ワタシの30年はオットと娘とで
近くには頼る人のない3人きりの日々でした

娘には気の毒な選択でしたが自分で選んだ生き方なので後悔は1つもないんです

65になって朝から晩まで居酒屋で駆けずりまくる毎日でも結構楽しい

オットが合気道をやり続けたいと言うのならどこまでも付き合うつもり

脳梗塞で伏せていた父の

「いつかあいつが俺みたいに動けなくなった時 口にしなくても家族のためにやりたいことも出来ない人生だったと思ったらあいつの人生にお前はどう責任がとれる?」と言われた言葉がずっとワタシを支えてる気がする

ワタシは行きたいとことか やりたいこと ほしいものがないんです

旅行にも興味ないし ここで行きたいお店とかもない

欲しいものは服やコスメなんかは欲しいのうちに入らないし

とくに夢もなかった

どうしても叶えたいという夢はね

だから オットも娘もやりたいということを絶対的に応援したかった

今もそれはかわらないなあ

やりたいことがあるってすごいと思う

でも もしオットがもう楽しめなくなったと言ったらこの暮らしはお仕舞い

そしてまた幸せを感じられる暮らしを見つければいい

日本を出てからのオットの合気道人生はワタシの夢のようなものだったからワタシの30年を侮辱された気がして怒りでも悲しみでもないただただ冷たい感情を覚えました

初めて知る感情です


楽しくない話しにお付き合いいただきありがとうございました

まだ日本滞在記 つづきます


帰省編 おしまい

帰省Ⅴ

2024-08-21 00:17:32 | 想うままに
25で父を亡くし 35の時母を亡くしたオットをワタシの父はたいそう可哀想がり

「この世に親のいなくなった者の気持ちはどうであれ親がいる者にはわからないんだよ アイツに優しくしてやらなきゃな」と言ったけど

まー結婚する時にも「幸せにしてやらなきゃな」とすっとぼけたことを娘のワタシに言ったくらいオット大好きな父だった

義父が亡くなり義母が建てた立派なお墓の基礎にオットが墓石をのせたけれどオットは次男だったしワタシたちはそこに入るとは思ったことがなかった

ほんの10年で義母が亡くなり1年後にワタシたちは日本を出た

ビザの関係で娘とふたり一時帰国した時 2年分くらいのお寺さんにかかるお布施をお預けさせて頂いたけれど
その後 お墓のことは考えなかった

地元に長男がいて結婚もしたのでなおさら考えなかった

2年前 義兄が亡くなり菩提寺の同じお墓に入ったのでさらに考えなくなっていた

それでもなかなか機会がないので親も入っているそのお墓をいずれどうするかとひとりになった義兄嫁さんと相談したいと叔母の家に来てくれた時その話題になった

それが伯母も気に入らなかったのだろう 何が気に入らないのかわからないけど

伯母が呼んだのだろう 待機でもしていたかのようにひと回りほど若い従兄弟ヨメが飛んで来て

「お墓のことでうちに散々世話になっておいて勝手に墓のことを決めるつもりか」的な切り出しで

後はもうオットの合気道のことまで怒鳴るドナルどなる

呆気に取られるというか 今後 伯母はこの人たちに世話になるのだろうから黙って聞いておく方がいいだろうというか

言い返せなかった

それは人ってとことん揉める時は腹を決めて縁さえ切る覚悟と言うか 切りたいと言うか そんな感じだと思うんです

ワタシにはその覚悟と言うか 決心かな それが出来なかった

自分サイドで起こったことならここまで言われたらちゃぶ台ひっくり返す自信ある

だけど そうも出来んなあ

墓参りもしないでって言うけどついてすぐに私は行ったけどね 伯母がついて来た 俺もって言ったオットに帰るまでに行けばいいのよって伯母が言ったのに一緒になって責めてくる

もうここにいたくないと思った ここまで言うなら縁切りしたいと言うことだろうとしか思えなかったからワタシから切り出してやった

ワタシたちはもう去りますから お墓のことももう口出ししません

と 終わりにし易いように言ったら

「そう言うことじゃない どうしていなくなるようなこと言うの 2人で孤独になろうとするの」

って言うからさ まったくどうしたくてどうして欲しいのかわからなくなった

後でオットとずいぶん話して 「服従させたかったのかなあ」って

はああああああ 

ひっくり返してくべきだった ちゃぶ台



孤独って今でも意味わかんないんだけど 



まだ  つづく


帰省Ⅳ

2024-08-20 11:34:57 | 想うままに
人それぞれ考え方は違う

他人は尊重するものだと日々自身を納得させて暮らして来た

様々な人種の中にいる

時に教育を受けたのかと途方にくれることもある

正論や常識など主張したところでなんにもならない

そういう人たちの中で恐らくこの地では底辺の仕事 飲食業で働いてきた

考えが通じないのも人種が違うのだ 当然だと飲み込むようになっていた

だけど 人種の違い受けてきた教育の違いなどではないのだとこの夏知ることが出来たのだと思う

終活という世代に足をかける歳になり日本を出ての日々を思うと大したことは出来ずに終いの準備をしなければならないのだと思っていた

30年振りの夏祭りでした

むしろ ワタシたちの30年はさう悪くもなかったと気が付かせてもらえた

ワタシのオットを指さしずいぶんと罵倒してくれたこと忘れない

来年も無理してもお祭りに帰ります

ワタシの実家に帰ってワタシの親戚の町内で神輿を揉む

今年の夏のやり直しなのだ






帰省Ⅲ

2024-08-19 19:22:10 | 想うままに
改めて 日本の警察の凄さをみた 💦

電話なんか直ぐには貸してはくれない 💦

そりゃそう 何かあったかもしれない 警察署に駆け込んで来たんだから 💦

一時帰国で故郷へ来ました
今夜はワタシの実家へ行くつもりで兄弟にLINEしたけど既読にならないのでタクシーを探しています
携帯は普通の通信が出来ませんでした
電話貸して下さい

👮‍♀️ 「身分を証明するものはありますか」

あるあるある いっぱいある

オット「パスポート 香港id 年金の申請に行ったので戸籍謄本と付票 免許証 があります」

👮‍♂️「免許証で」

その後 一緒にいたおまわりさんがここにはこの時間にはもうタクシーはいないなあ(笑)と相談してくれて隣の町のタクシー会社にかけてくれて一台回してくれると警察署まで呼んで下さり やっと ホッとした浦島太郎的な老夫婦でした

お礼を言ってタクシーに乗り込んで運転手さんにも 「助かりました」と感謝

見慣れた国道を15分も走ればワタシの実家に到着

相変わらずLINEは未読のままだけど誰かしらは家にいるはずと思った通り全員在宅

甥のお嫁さんが玄関を開けて

「おかえりなさい」 となんの不信感も持たない様子で迎えてくれて

ドタドタと兄が現れて

兄「あんだや こっちくんだったのか 上がれや」

訳 (どうしたんだい こっちに来るんだったの 上がりなさいよ)

平常運転の実家に上がり込み 兄と話し込む

「今夜泊めて」 また涙が止まらなくなる

兄「ここでいいならずっといろ あっちはもういいだろう 明日一緒に荷物取りに行ってやる」

突然の訪問にいつもと変わらずのんびりとした美しい笑顔で

義姉「ご飯食べた❓ お風呂は❓」

ご飯食べて お風呂入って 入院している母の部屋で床についた

電気消して真っ暗な中 オットに話しかける

「国道走ってた時ヤバかったね 怖かったね あんな経験ふつうする❓」

ゲラゲラ笑う


悲しくて 悔しくて 結局朝まで一睡も出来なかったでござる



つづく


帰省Ⅱ

2024-08-18 00:31:09 | 想うままに
そのガラスドアを開くことはまったく躊躇しなかった


叔母の家は駅から徒歩5分くらいだったけどリュック背負ってビーサンで走ったつもりでもせいぜい急ぎ足のレベル
ずいぶんかかった気がする

一足早く到着していたオットが

「ダメだな タクシーなんか来そうにないわ」

さっき家を出た時に後を追って

「誰かに送らせるから ちょっと待って」と叫んでいた伯母からまたLINE通話で

「今 駅に向かうから」

駅に向かうというのは恐らくついさっき鬼のように
「帰ってきたらfacebook更新したり祭りで人に挨拶して浮かれる前にうちの墓参りしてうちの旦那に挨拶するのが筋でしょ」

と怒鳴りまくったその人 たぶん

「大変 アイツが来る」

育った町ですからね 地理感はある

また 走りながらタクシーを検索 一応あるじゃないか

だけど 冷静に考えればワタシたちの携帯は普通の通話は出来ない

あ〜やっちまったな

先に送った義姉への助けてLINEは未読のまま

公衆電話なんか今時滅多にないだろうしどこかのお店に入ってなんか食べて電話借りよう

国道へ出て頑張って走ったけど最初にあったのは焼き肉のチェーン店

「焼肉は食えね〜」笑う

また伯母からライン通話

「駅の周り探してるから」

「甥が迎えに来るからいいですから」

電話を切ってオットと怯える (笑)

「早く早く」

「あっcocosがある」

そうそうあったよねcocos 300mくらい先かな

頑張る覚悟で走り始めると少しして警察署

2人 頷く あ〜あったよね ここに

「電話 借りよう」

18歳くらいまで住んでいたオットですら初めて開くガラスドア

ド田舎の夜8時過ぎはすでに深夜なのか 5〜6人の署員の方の視線が一斉にワタシたちに向けられてやや焦る

カウンターの外にいた若いお巡りさんが話しかけてくれた

「どうされましたか❓」

えっ 電話借りたいだけなんですけど 

えっ ど どうもされてはいないんですけど あ されてるかもしれないけど

えっ なんかまずかった💦

取り囲まれる
すっかり白髪のお年寄り2人


つづく



帰省

2024-08-16 23:04:20 | 想うままに
香港に帰って来てました(笑)

とっくの1週間前

日本滞在中はいっぱい更新しようって思ってたのに思いもかけない驚きと怒りと悲しさとの怒涛の日々となってしまいました

感情のままに更新するとワタシのことだから大変なことになってしまいそうだったのでク〜ルダウンタイムをとっていました

エライぞっ

なんかね ほんとに

ワタシまだこんなに涙💧が出るんだって驚かされちゃった

ずいぶん我慢した ほんとエライっ

我慢したのはもちろん口を開くこと

言い負かしても勝利した喜びは感じられないと思ったし

相手は一回りも下のオットの従兄弟のヨメと

長きに渡り言い尽くせないお世話になり尊敬していたオットの叔母だし

まったくもって怒り心頭の極みだったけどただ聞いていた

反論するとまた罵倒されるだけだし

兎にも角にもオットを連れて逃げようとだけ思っていた

そして

逃げた

深夜でもないのに真っ暗な田舎の国道をリュックひとつずつ背負って

「見つかっちゃう 見つかっちゃう」って

恐怖しながら走った走った

無事逃げ切ったワタシの実家で布団に入ったらまた泣けて泣けて

でも 可笑しくて

「今度Netflixで追いかけられて逃げる場面見たらヤバイね」

ふたりでゲラゲラ笑って就寝

つづく