Life is ART!

高齢者施設で活躍しているアートワークセラピスト達の旬な声をお届けします。

輝く季節

2013-05-24 20:14:09 | 素敵な現場
こんにちは。 tomokoです。

5月といえば、一年で一番過ごしやすく爽やかといわれるこの季節。

でも最近の日本の気候はそうでもないようで、前半は北風吹いて寒かったり、後半は夏のように暑かったり・・・
何だか四季が変わってきているような気がします。
そして、私のワークの日も雨だったのです・・・。

この時期、昔の暦では「小満」といわれ、生命が生き生きと満ちる季節。そんな、太陽の光を浴びて
植物が生き生き光輝く季節を感じながら、ご自身も生き生きと輝いていた季節を思ってアートで
表現していただきたいと思いました。


テーブルの上には、木漏れ日を撮った写真と緑の葉っぱ。
この仕事をするようになって、家の庭の葉がこんなに活躍するとは・・・。
自然のものいいですね。
テーブルの上にあるものは、何でも画材と思われるシニアの皆さま。
今日も「これ使ってもいいの?」 「もちろん!」

というわけで、出来た作品はコチラ。


「さわやか」
自然の葉が生きた作品。見事です。


今日のメイン画材はキラキラ光る素材。
何か工夫したくて、クリスタルケースに入れてみました。
アートセラピーは素材のセラピーとはよく言ったもので、キラキラの画材がでた途端、皆さまは夢中。
私は一生懸命「皆さまが生き生きする時は・・・」「輝いている自分は・・・」とお伝えするものの
ほとんど、耳に入っていないと思われる・・・。
土台をお配りすると、さっそくたくさんの色や形を組み合わせて楽しんでおられました。

輝く作品をご覧下さい。


「かわいらしい」


「さわやか」


「色の遊び」


「色のデビュー」


実際の承認では、自然の光を取り入れました。
撮影のため、お見せできないのが残念ですが。
皆さま、また違った作品の印象に「わぁー。」と歓声が上がっておりました。



そして、私にとって今日は1つステップアップする日。

今までずっと一緒にアートワークしていたyokoさんが卒業する日。

そんな最後のワーク、ふとyokoさんを見ると一番後ろの席で右にF様、左にO様ととっても楽しそう。
この時間の大御所、私にとっては怖れおおいお二人。
でもとってもにぎやかで
「何これー、子どもみたいじゃない。」
「えー、まだまだ子どもですから・・・。」
何てかけあい漫才のような会話が聞こえてきます。

手を動かしながら、おしゃべりしながらとっても盛り上がっているのです。
これこそがアートワーク。アートワークはその人そのものを表します。
人と人の距離を縮めます。つなげます。心を開きます。
それを感じさせてくれた時間でした。


そんな関わりから生まれた作品はコチラ。



「自由」


「一致団結」


それぞれの作品はから、最後に大きく深いメッセージをいただいたような気がいたします。
アートセラピーの本質、場を創るうえでの大切さを教えていただきました。


ありがとうございます。すべてのことに感謝の気持ちでいっぱいです。



さぁ、来週は介護フロアのワークです。
テーマはこの時期ならではの「新緑の輝き」です。
今回とテーマは似ていますが、アート内容は全く違います。
これが、シニアアートワークの面白いところ。
似たようなテーマでも、フロアの皆さまの様子に合わせてプログラムを作るので
全然違うアートになります。

次回はどんな「輝き」に会えるのでしょうか。


どうぞお楽しみに!


















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