Life is ART!

高齢者施設で活躍しているアートワークセラピスト達の旬な声をお届けします。

ともしびをともすということ

2013-12-05 22:55:33 | 素敵な現場
こんにちは、kyokoです。

今年も残すところ約一ヶ月。

一年の時間は変わらないはずなのに、年々早く感じるのはなぜかしら。。。

この一年は濃かったなと毎年思うのですが、特にこの一年も濃かった!

そして、この数ヶ月も濃かった!

と、この数ヶ月のエピソードをいくつか振り返ってみたいと思います。


まず先月のことです。

13期ファシリテーターコース主催のワークショップが開催され、

そのファシリテーターをさせていただきました。

その時の様子はこちらに写真と共に掲載されていますのでご覧下さいね。

この日は心が動かされるエピソードがたくさんあったのですが、

その中から参加された87歳の方のことを少しお話します。

とにかくパワフルで素敵なお方でした!

半日のワークの最後に全体で分かち合いをする時、一番に手を挙げてくださり、

その第一声が「みなさんお疲れ様でした!」というお言葉。

このお言葉で会場全体がどっと湧きました。

通常私達はシニアの現場で1時間のワークを提供します。

そのことを考えると、とてもお疲れになったのではないかと思うのですが、

反対に会場全体に元気を与えられたのです。

私はワーク中にも何度か言葉を交わしましたが、

どんどんエネルギーが増していかれる様子をアートから感じ取りました。

ご本人も「後半になるにつれて元気になってきた!ここにこれを足したくなってね!」と

その表現に使われた色や素材から生き生きとお話をしてくださいました。

さらには「あと20年生きるから!」とこれからしたいことも話してくださいました。

また、忘れられない言葉があります。

「みんさんの心が繋がった。」と会場全体のアートをご覧になっておっしゃったのです。

アートには自分の心と繋がり、みんなの心とも繋がる。。。

その力があることは知っていましたが、

人生の大先輩からお墨付きをいただけたように感じました。

アートに秘められた無限の可能性、

アートからもたらされる幸せや喜びや希望があるということ、

その人に本来備わっている輝きに出会えるということなどなどを全身で感じる日となりました。

これらのことはあの日から思い出さない日がないくらいに私の中で息づき、

心にポッとあたたかさをもたらしてくれていて、

あらゆる面で勇気を与え続けてくれているのです。


もし、一人一人のともしびが心の中にともっているとしたら、

こうして人との出会いを通して繋がっていくんだろうな。。。と改めて思うのでした。


あっ!いくつかのエピソードを振り返る予定でしたが長くなりました。

やはりこのことを振り返らずして次の話しには移れなかったのでした。

関西シニアの現場の様子は次にしますね!

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