Life is ART!

高齢者施設で活躍しているアートワークセラピスト達の旬な声をお届けします。

花を咲かそう

2011-03-15 09:15:52 | ひとりごと
この度の東日本大震災で被害にあわれた方に心よりお見舞い申し上げます。

しばらくブログは控えさせて頂いておりました。



この国は昔から「地震」と共に生きていきました。

古くは日本書紀にも記述があり、そしてもっと最近では

誰の記憶もある「阪神淡路大震災」や「新潟県中越地震」ではないでしょうか。

繰り返し流される被災地の状況に誰もが胸を痛め、

ボランティアとして現地に行かれ支援した人も

募金で現地を支援した人も大勢いらっしゃると思います。


観測史上最大のM9.0のこの度の東日本大震災を少なからず東京に暮らす私自身も

自宅で初めて声をあげてしまうくらいの地震の恐怖を体験しました。

棚から物が落ち、液晶TVがぐらぐらと揺れだし、花瓶は倒れ

あけた窓がどんどんと閉まっていってしまう。


被災地の様子に比べれば、ちっぽけな体験です。

だけれども本当に怖かった。

こんなちっぽけな体験の私ですらいまだに余震では深夜でも目を覚まします。

実際に被害にあわれたみなさまの体験された恐怖はどれくらいのものなのか・・

それは東京に住む今の私にはどれだけの想像力を使っても無駄なようです。


しかし目を覚まして思うのは

今自分は愛する人と一緒にいるという事

今自分は暖かいお布団の中にいる事

今自分は屋根もありすぐに暖もとれ水も食べ物もある場所にいるという事


私は、足もとのプレートがいまだに落ち着かない日本という大地の「平和」という場所に

いるようです。


被災地の仲間からメールが来ました。

思い出一杯の家は津波で無くなってしまった事

街は今パニック状態だという事

様子を沢山伝えてくれました。

しばらく上京出来ないのでみんなとあえない事

でも最後にこう記してありました。


「わたしは生きています」


この一文に私は泣きました。

もっとも「平和」ではないであろう場所から、「平和」な場所の私が励まされる。



これだけの悲惨な状況でも「生きています」ときっぱりと伝える力強さ

この力を私は伝えていかなければいけないと思いました。


確かに「恐怖」と「不安」は身体の中に抱えています。

だけれども、今この「平和」な場所に暮らす私たちが出来る事がある。


被災の地にはすぐに赴くことはできないけれども

身近な方と話しをしたり、アートを使って恐怖という感情を吐き出し、

自分の中にある心のやすらぎや安心や愛を改めて見つけ出し

描くことで、少しだけかもしれないけれども

気持ちを落ち着かせることが出来る。

まずはセルフケアです。



私の好きなアーティストの歌詞です。

『かなしみで花が咲くものか!』


今は被災地ではない、「平和」な場所で暮らす私たちが

恐怖と不安の中から少しでも抜け出して

自分の中にある やすらぎや安心や愛をもって

一人でも多くの方をケアしその人のやすらぎや安心や愛の花を咲かせて

生きる力に変えていく。



その花を大きな花束にして

生きる勇気を頂いたお返しに届けよう。



今、私はそう思っています。


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私たちアートセピストはこの度の大震災に対して次のような活動を行います。

ぜひご覧下さい。

クエスト総合研究所代表
NPO法人子ども未来研究所 理事長 柴崎 嘉寿隆からのお知らせ


またアートセラピストのスタッフブログもご覧下さい。



 



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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
生かされた命 (きよみん)
2011-03-17 06:19:58
yokoさんお元気で何よりです

私も家族も幸いにして無事でいます

私もこの生かしていただいた命を大切にしたいと思います

余震その他の問題などどこで何が起こりうるかわからない状況ですが、
被災されたみなさんが、一歩でも前にすすもうと思えるようになることを信じてすごしたいです

みんなが心にやすらぎを感じる日本に!ですね^^
私も自分のできることをしていきたいと思いました

yokoさんいつもありがとうです!
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Unknown (Yoko)
2011-03-17 08:58:10
>きよみんさんへ

皆さん無事でよかったー!

本当に被災されたみなさんが一日でも早く安心して過ごせることを祈るばかりです。

そして私たちは私たちが出来ること

この命を大切に感じそして与えていきましょう。

それがこの国の復興への小さくて大きな一歩と
信じて。

コメントありがとう。

すっごくうれしかったです!!
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