Life is ART!

高齢者施設で活躍しているアートワークセラピスト達の旬な声をお届けします。

丁寧に

2013-03-05 10:56:45 | ひとりごと
シニア担当のYokoです。

今日の東京はあったかいです。ぽかぽか ぽかぽか

今日の気温は14℃ 明日からすこしずつ上がって金曜日には20℃という予報

・・・・20℃の時って何着てましたっけ??

街を歩くと、梅が咲いてます。

でも北海道・東北ではまだまだ雪による事故のニュースが入って来ます。

札幌のJunkoさんの話では、北海道の春は5月なのだそうです。

かたや屋久島に引っ越した仲間の所から、満開の桜の写真が届きました。

日本の地形がもたらす時間差の四季

もちろん厳しさもありますが、豊かだなと心から思います。


先日素敵な本を頂きました。



挿絵も素晴らしいし、かかている事もなるほどぉ~とどの頁を開いてもいつも新鮮。

(ありがとう。マッキー)

日本には春夏秋冬の季節がある。

さらに二十四の気という季節

そして七十二の候という季節

中国から入ってきたものではありますが、

こんな風に日々の本当にささやかな事を感じ、気づき、喜び、祝い、祭り 楽しんで暮らす。

こういう事の一つ一つが豊かだなとやっと私も思えるようになりました。

これもシニアのアートワークを通して出会った皆さんのお陰です。ありがたい。

私は子どもの頃はなんとなくこれらのものが、古くさいと感じ、洋物の文化の方が垢抜けているように感じたものでしたっけ。


二十四節気は皆さんもご存知だと思いますが、七十二候は私はあまり知りませんでした。

春は立春 雨水 啓蟄 春分 清明 穀雨が二十四節気 一節気大体2週間位

そのひとつひとつをさらに季節の出来事を3つに分けているのが七十二候

ちょうど今は「啓蟄」

初候は「蟄虫戸を啓く(すごもりのむしとをひらく)」

次候は「桃始めて笑う(ももはじめてわらう)」

末候は「菜虫蝶と化す(なむしちょうとかす)」

冬ごもりをしていた虫達が出てくる様やゆっくりと莟を開いた桃達の様子がまるで目の前に浮かんできませんか??

なんて素敵なんだろう。そしてどうしてこうも昔の人は丁寧なのでしょう。

私達が過ごしているこの世界は一瞬たりとも同じ事はなく、日々これだけ自然は変わり生きているのだという事

そしてその事を通して、私達の心も体もそれらを感じて育ち養い生きている。

何事も雑な私なので、「はっ」としました。

私達の心の中にだって、実は四季があり、二十四節気、七十二候があるように思います。

「うれしい」という感じ方が誰もが同じではないように。。

私は人と接する事が多い仕事をしています。

こんな風にその人の感じている事に対して丁寧に触れていたかなぁ。。(汗)

ちょっとそんな事も思ってしまいました。(大汗)



もっともっと自分自身の事を丁寧にそして周りの全てにも丁寧に関わって

楽しく暮らして行きたいなと

私の中の虫さんがもぞもぞと顔を出したように思います。


春ですね。





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