Life is ART!

高齢者施設で活躍しているアートワークセラピスト達の旬な声をお届けします。

~春の花~

2012-04-06 23:36:00 | 素敵な現場
シニア担当のsatomiです。

だいぶ暖かくなってきました。

東京では、桜も咲き始めました。とっても綺麗ですね。


さて、先日のワークは春の花をあじわっていきました。

みなさん、花言葉ってふだんお使いなりますか?

花言葉は、19世紀イギリスのご婦人様が、

花の性質や香り、印象などを言葉にすることによって、意思の疎通や、感情を伝える

手段としてはじまった、とされています。


ウォーミングアップでは、グループにわかれ、

春の花の写真と、言葉を組み合わせていきました。


○チューリップ・・・永遠の愛情

○つくし・・・向上心

○花水木(ハナミズキ)・・・私の思いを受けてください

○芍薬(しゃくやく)・・・恥じらい


「チューリップは永遠の愛情にきまってるわ」

「芍薬は恥らってるようにみえないわね」

などなど、写真の印象や、ご自分のイメージをふくらませ、とっても盛り上がりました。


メインは、和紙のお花に、スポイトで、ご自分のお好きな色を広げていくというもの。

赤、青、黄色、緑、ピンク、紫・・・

この6色が、あら、あら、あら、

いつのまにやらたくさんの色の花で広がっていました。

そうして、最後に、ご自分のお花に、花言葉をつけていただきました。


この日、お久しぶりにいらしたNさん。

いつものように、じっくりゆっくりマイペースで描いておられました。

作品をご紹介するとき、いつもみずからお話はされないのですが、

Nさんの作品をもった途端、

『乙女!』

と花言葉をおっしゃってくださいました。



若かりし頃を思い出されたのでしょうか?

とてもかわいらしく、あたたかい作品でした。


そして、いつもご夫婦で参加されているSさんとIさん。

奥様Iさんの作品はこちら。



花言葉は、

『花家族』

お隣にいらっしゃるだんなさまと、自分。そして息子さん。


そしてご主人のSさんの作品は、こちら。



花言葉は、

『きれいだよ』

「こちらは、お隣の奥様へでいらっしゃいますか?」

とおききすると、大きな声で、はっきりと、

「その通りです」とおっしゃっていました。


ずきゅん!!素敵。

お隣りで奥様は、照れくさそうにはにかんでらっしゃいました。



その昔、イギリスのご婦人は、花に言葉をたくし、恋や人生を楽しんだとされています。

この春、たいせつなかたへ、みなさんも花に言葉をたくしてみませんか?

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2 コメント

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Unknown (OIL)
2012-04-21 00:12:52
花言葉は、必ずしも、統一されていないようにも
思いますが、贈った花によって気持ちが伝わるというのは、かつての日本の短歌を読んで気持ちを伝えるのに似ていますね。
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Unknown (satomi)
2012-05-10 01:25:58
OILさん、コメントありがとうございます。
そうなんですよね。統一されてないんですよね。
日本の短歌。奥深いですね。
今度一句よみあいましょう
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