ただやさしく ただあたたく

大変ご無沙汰しております。シニア担当のYokoです。

秋だぁ～と思ったら木枯らしが吹いて一挙に冬になってしまいました。

毎年冬を迎えているのに、からだはこのいきなりの寒さについていけないのはなぜでしょう。

ぶるぶるぶる

そんな寒い日が続き今日この頃

今日はこころから皆様にあたたかくなって頂こうと思います。





「今日は本当にありがとうございました。私達からこころからの拍手を送ります」


先日のワークはこの言葉で終わりました。

この日は「羊毛」を味わうワーク。

見た目も鮮やかで、思わず手にしてコロコロと手の平で転がしてみたり

すぅーーっと割いたり、色を混ぜてみたりとシニアワークで使用する画材の中でも使い勝手もよく

大人気の素材です。

ふわふわとしてあたたかい

触っているだけで、自分を優しく包んでくれる。。。

テーブルには、サポーターが準備してくれたどんぐり、枝、落ち葉、毛糸玉と

どこか心がほっとする　そんな秋の公園のイメージ


秋の公園を歩くと、ふと、綺麗な落ち葉を見つけたら１枚拾ったりしませんか？？

そして、また１枚　そしてまた１枚　

どんぐりもお帽子付きを見つけたら思わずうれしくなったりして

何をするわけでもないのに・・・でもそんな事だけでもどこか気持ちがあたたかくなったりと・・・

自分にやさしい時間を皆さんも過ごした事があるのではないでしょうか。


「羊毛でつつんだり、巻いたりして　あたたかな　ほっとするな　そんな秋を表現していきましょ」

教示は少し曖昧だったかもしれません。

何を作るの？　少しわかりにくかったかもしれません。

でも皆さんの手には羊毛がある。目の前には自然素材がある。

その二つに見て触れるだけで、アートセラピーは素材のセラピー　

自然とその人の心の中のあたたかさが形になっていく。。。


ほら。こんな風に。。

　96歳の秋　「楽しかったわ！」その笑顔に触れられる喜び

　
自然と皆さん枝をたて始めたのです。まるでこころの中にあるご神木のよう・・

　
あたたかさにつつまれて・・みんなおいでおいでって手招きしてくれているようです。

　まるで絵本のように　どんぐりの子の物語

　落ち葉さんからやさしいお手紙

　
「仲良し」そう満面の笑顔で大きな声で。そして私達とハイタッチ
ご入居して数ヶ月経ちました。
やっとこの方が心から笑っている。　そう感じる事が出来ました。
あたたかい羊毛がきっとHさんの心をほぐし包んでくれたのでしょうか。。


最年長の男性の作品　「家族」

ほら見て下さい。
　
「見て」って指をさして教えてくれたんです。
家族ってあったかいよね。。　ぬくぬくどんぐりさんがそうお話してくれている。。



こんなにも表現とは自由であり　そしてやさしい

まるで私達が　この深くゆたかでおちゃめな　あったかい森に招かれたかのような時間でした。

ただそれがうれしく　うれしくて

私達は拍手を送りました。　私達が出来る形のありがとうの表現です。


人はただやさしく
人はただあたたかい
いつまでもいつまでも・・


シニアの皆さん　ワークが終わった後も誰も帰ろうとしませんでした。

お隣の方　前の方とずっとずっと互いの作品を承認しあっていました。。。。


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いよいよ。11月23日開講

第10期「シニアアートワークセラピスト養成講座」

ぜひあなたもこんなあたたかい場を作り、あたたかさの中で過ごしませんか？

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