出来る事

シニア担当のYokoです。

ここ数日の空は子供の頃の夏を思い出すような広く高く青い空です。

暑いけれどもちょっと気持ちがいいですね。




「子供の成長は右肩上がりだけれども、

　高齢者の方が段々体力が落ちていくのを見るのがつらい。
　
　自分はどう接していいかわからない。戸惑ってしまう。」

「今まで出来た事が出来なくなってしまったシニアの方の気持ちが自分にはわからない」

などなど




仕事柄沢山の方に関わってきて、中にはそんな言葉を時として聞くこともあります。



確かに・・・



「Yokoさんはそんな時ないですか？どうですか？」と質問される事もあります。



シニアの方に沢山接していますが、シニアの年齢を経験した事は

さすがの私もありません。

ですので出来た事が出来なくなった（のであろう）その方のお気持ちまでは・・・




私は正直に答えます。




「私にもわかりません」と。




私はアラフィフ（と、言っておきましょう）ですので、

70,80歳に比べれば体力もあるし記憶力（あるかな？）もまだあります。

昨日出来た事が出来なくなるというのはまだありません。

ただ10、20歳の年齢で出来た事が出来なくなっている事は沢山あります。

さっと覚えられた人の名前が今はえっと・・といいながら　

あの人あの人と言っちゃう事はあります。

階段も息がきれます。

「前は出来たのになぁ～」と自分の老いを感じることは日々沢山あります。





「私にもわかりません」の後に続く言葉が私にはあります。




「だけれども、その方の今に寄り添う事は出来きます」と。




もしその方が「つらい」と言ったのならその事に

もしその方が「うれしい」と言ったのならその事に

もしその方が「海の色はピンクよ」と言ったのならその事に

100歳でも80歳でもアラフィフの私でも

共通しているアートワークの「今」という時間に一緒に居てあげる事はできる。

一緒に喜んだり、一緒に涙したり、一緒に悩んだりする事　一緒にetc・・・




それが私ができる精一杯のことです。




Mr.Childrenの歌でこんな歌詞がありましたね。

♪愛はきっと奪うでも与えるでもなくて

　気がつけばそこにあるもの♪




私は自分が当たり前に持っていた

「人を愛する」というものに気づくために

この道を選んだのかもしれません。





11月から第7期シニアアートワークセラピスト養成コースが始まります。

東京だけですが、体験会も10月に予定しています。

日程が決まり次第またお知らせしますね。

今年はどんな方と出会うかな。。

今から楽しみです。