シニア担当のYokoです。
先日のシニアアートワークのご報告
介護フロアーのみなさん総勢7名
この日は本館のロビーで素敵な演奏会が
アートワークと同時刻に開かれて、数名はそちらに参加となりました。
(残念。恐るべし演奏会)
この日は本当に気候も穏やかという事もあったのでしょう。
みなさん本当に到着時から笑顔 笑顔 笑顔
私たちもそうであるように、
シニアの皆さんにとっても天候と健康はとても関係があります。
この日はお天気もアートワークを応援してくれているそんな日でした。
気がつくともう5月
この日は「風にたなびくこいのぼり」
最近の東京では「♪屋根より高い鯉のぼり」を見る事は難しくなりました。
「♪ベランダで泳ぐ鯉のぼりぃ~」の方が多いですよね。
テーブルにはたくさん鯉のぼりの写真や端午の節句のお祝いの写真
そして折り紙で折った鯉のぼりたちがみなさまをお出迎えです。
最近ではあまり歌われなくなった「鯉のぼり」
♪甍の波と雲の波
重なる波の中空を
橘かおる朝風に
高く泳ぐや、鯉のぼり♪
これは大正3年の曲です。
(もう一曲の「こいのぼり」♪やねより高い~ は昭和6年の曲です)
この「橘かおる朝風に」の一節
何気なく歌っていたこの歌
改めてイメージしてみたんです。
この曲の作者は不詳です。
でもどんな気持ちを感じ歌にしたのだろう?
朝の風がさわやかなたちばなの香り(柑橘系)を運び
高く高く空に雄大に泳いでいる鯉のぼりの様子
「風」 それ自体は見えません。
でもその強さや運んでくる香りなどから
「突風」「暴風」「そよ風」「薫風」などとたくさんあります。
折り紙で折った鯉のぼりをいくつか選び
選んだ鯉のぼりがどんな風の中で泳いでいるといいかな?
そんなところからワークが始まりました。
久しぶりの水彩絵の具
みなさんの腕が自由に色の線で風を描いていきます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/79/dd/5062f0b63417ce2c98fee09dd1a65b29.jpg)
虹のように描く方、
色の重なりを楽しむ方、
紙面いっぱい使って描く方、
点 点 点とゆっくり色のにじみを楽しむ方
この様子にはじめてアートワークに参加された職員の方が驚いていました。
「みなさん普段と全く違った表情で そしてとても集中されていて・・・」
私が今日ご紹介したい方
たびたび登場するUさん
認知症による不穏な行動の日も多いのですが、
この日は穏やかに過ごされゆっくりと描かれていました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/35/ed/179632cee106b1877f3ce8c20fced2cc.jpg)
風を点で表現し、さらにその風よりも高く鯉のぼりが泳いでいます。
絵の具の色も 鯉のぼりの種類も 貼る位置も
ご自分で決めました。
風よりも高いところに鯉のぼりがある
そんな発想 私には持ちえませんでした。
この自由で豊かな想像力に、
私はいつもいつも自分の想像力の幼稚さに気づかされるんです。
そこにいつも大きな学びがあるのです。
私は思わず「かっこいい」と感想をお伝えしました。
するとUさんは「かっこいい。。。えへへへへ」と笑います。
そして更に私は伝えました。
「この絵はUさんが作られたものです。
だからこの絵はUさんそのものが表れているんですよ。
私はこんなことを言うと失礼かもしれませんが
絵がかっこいいという事は、
Uさん自身がかっこいいと私は思います」と。
すると・・・
Uさん 顔を真っ赤にして 両手で顔を覆ってしまいました。
そう、物凄く照れちゃった。
しばらくして覆っていた手をはずすと
「そんな風に言われると照れちゃうよ」って。
そしてえへへへへと笑います。
そして私もえへへへと笑う。
他のみなさんも自分の作品を何度も何度も見ながら笑顔が止まりません。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7c/cf/d78c6dacce0d1bfcad46c511cff98e32.jpg)
「みんな仲良し鯉のぼり」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/01/5c/43eea17a9fcbdda0f268051013e81458.jpg)
「虹にたなびく鯉のぼり」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/40/df/bf9b34e89e2a0a021a85e7a0787ba450.jpg)
「元気に泳ぐ鯉のぼり」
さわやかな風の中 元気に泳ぐ鯉のぼりのように
みなさんに元気で楽しい5月が訪れますように。。。
先日のシニアアートワークのご報告
介護フロアーのみなさん総勢7名
この日は本館のロビーで素敵な演奏会が
アートワークと同時刻に開かれて、数名はそちらに参加となりました。
(残念。恐るべし演奏会)
この日は本当に気候も穏やかという事もあったのでしょう。
みなさん本当に到着時から笑顔 笑顔 笑顔
私たちもそうであるように、
シニアの皆さんにとっても天候と健康はとても関係があります。
この日はお天気もアートワークを応援してくれているそんな日でした。
気がつくともう5月
この日は「風にたなびくこいのぼり」
最近の東京では「♪屋根より高い鯉のぼり」を見る事は難しくなりました。
「♪ベランダで泳ぐ鯉のぼりぃ~」の方が多いですよね。
テーブルにはたくさん鯉のぼりの写真や端午の節句のお祝いの写真
そして折り紙で折った鯉のぼりたちがみなさまをお出迎えです。
最近ではあまり歌われなくなった「鯉のぼり」
♪甍の波と雲の波
重なる波の中空を
橘かおる朝風に
高く泳ぐや、鯉のぼり♪
これは大正3年の曲です。
(もう一曲の「こいのぼり」♪やねより高い~ は昭和6年の曲です)
この「橘かおる朝風に」の一節
何気なく歌っていたこの歌
改めてイメージしてみたんです。
この曲の作者は不詳です。
でもどんな気持ちを感じ歌にしたのだろう?
朝の風がさわやかなたちばなの香り(柑橘系)を運び
高く高く空に雄大に泳いでいる鯉のぼりの様子
「風」 それ自体は見えません。
でもその強さや運んでくる香りなどから
「突風」「暴風」「そよ風」「薫風」などとたくさんあります。
折り紙で折った鯉のぼりをいくつか選び
選んだ鯉のぼりがどんな風の中で泳いでいるといいかな?
そんなところからワークが始まりました。
久しぶりの水彩絵の具
みなさんの腕が自由に色の線で風を描いていきます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/79/dd/5062f0b63417ce2c98fee09dd1a65b29.jpg)
虹のように描く方、
色の重なりを楽しむ方、
紙面いっぱい使って描く方、
点 点 点とゆっくり色のにじみを楽しむ方
この様子にはじめてアートワークに参加された職員の方が驚いていました。
「みなさん普段と全く違った表情で そしてとても集中されていて・・・」
私が今日ご紹介したい方
たびたび登場するUさん
認知症による不穏な行動の日も多いのですが、
この日は穏やかに過ごされゆっくりと描かれていました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/35/ed/179632cee106b1877f3ce8c20fced2cc.jpg)
風を点で表現し、さらにその風よりも高く鯉のぼりが泳いでいます。
絵の具の色も 鯉のぼりの種類も 貼る位置も
ご自分で決めました。
風よりも高いところに鯉のぼりがある
そんな発想 私には持ちえませんでした。
この自由で豊かな想像力に、
私はいつもいつも自分の想像力の幼稚さに気づかされるんです。
そこにいつも大きな学びがあるのです。
私は思わず「かっこいい」と感想をお伝えしました。
するとUさんは「かっこいい。。。えへへへへ」と笑います。
そして更に私は伝えました。
「この絵はUさんが作られたものです。
だからこの絵はUさんそのものが表れているんですよ。
私はこんなことを言うと失礼かもしれませんが
絵がかっこいいという事は、
Uさん自身がかっこいいと私は思います」と。
すると・・・
Uさん 顔を真っ赤にして 両手で顔を覆ってしまいました。
そう、物凄く照れちゃった。
しばらくして覆っていた手をはずすと
「そんな風に言われると照れちゃうよ」って。
そしてえへへへへと笑います。
そして私もえへへへと笑う。
他のみなさんも自分の作品を何度も何度も見ながら笑顔が止まりません。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7c/cf/d78c6dacce0d1bfcad46c511cff98e32.jpg)
「みんな仲良し鯉のぼり」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/01/5c/43eea17a9fcbdda0f268051013e81458.jpg)
「虹にたなびく鯉のぼり」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/40/df/bf9b34e89e2a0a021a85e7a0787ba450.jpg)
「元気に泳ぐ鯉のぼり」
さわやかな風の中 元気に泳ぐ鯉のぼりのように
みなさんに元気で楽しい5月が訪れますように。。。
とても素敵な初夏のワークになりましたね!
うちは姉妹だからなかったけど、今も田舎に帰るとあちこちでびっくりするような巨大な鯉のぼりがゆーらゆらと大きな風になびいてます。懐かしの風景です。
そっか。
田舎では見られるんだね。
巨大な鯉のぼりゆーらゆら
いいなぁ
とっても穏やかな景色だね。
東京の空だとちょっと鯉のぼり遠慮気味だね。