NPO法人 専攻科 滋賀の会

盲・聾・養護学校高等部への専攻科設置拡大、そして広く特別な教育的ニーズを有する青年たちの教育機会の保障をめざす滋賀の会

【懇談会実施報告】8月21日近江兄弟社学園に訪問しました!

2013年09月03日 22時15分25秒 | 会からのお知らせ
去る8月21日、近江八幡市の近江兄弟社学園に道城献一学園長を立岡・坂井・徳田の3名で訪ねました。
近江兄弟社学園は、幼・小・中・高校の経営はもちろん、最近では保育園も開設されているとのことでした。冒頭、道城先生から学園の建学の精神をお聞きし、創立者ヴォーリズ氏が「人間教育」をめざし、「兄弟社」と言う文字に共生共育社会という理想郷をつくるという願いと、「兄弟姉妹は平等である」という考えが込められているとのことでした。

△1910年 設計指導するヴォーリズ
障害児教育と関わっては、来日したヘレン・ケラーが講演をした学校であり、口話法での聾教育を目指した西川吉之助氏との関わりもあり、また現在では旧八幡養護学校の校舎を学園の小学部が利用される等、深い関わりを感じさせる話が沢山出されました。

△1904頃のヘレンケラー   △1937年近江兄弟社訪問時のヘレンケラー
本題に入り、立岡理事長が訪問の趣旨を資料に基づいて説明され、「高等部卒業後も知的障害のある生徒の教育保障を実現したい!」旨の熱い思いを話されると、道城学園長は「趣旨は良く理解できました。関心のある領域ですので、学園の使命の一つとして押さえておきたい。」と応えて下さいました。懇談の時間は、予定の1時間を超えて2時間近くにも及び、今後学園の理事長を交えて話し合う機会をつくっていただく約束をして学園長室を後にしました。(徳田)


△ヴォーリズ像と近江兄弟社本社ビル

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