NPO法人 専攻科 滋賀の会

盲・聾・養護学校高等部への専攻科設置拡大、そして広く特別な教育的ニーズを有する青年たちの教育機会の保障をめざす滋賀の会

エコールKOBE(福祉事業型専攻科)の視察報告

2012年08月05日 10時12分28秒 | 会からのお知らせ
■福祉事業型「専攻科」を視察して
8月1日(水)に専攻科滋賀の会から山田久司、森本創、重田敦、村田紗奈美、立岡晄の5人が新長田駅近くのエコールKOBEの視察に出かけました。
河南勝学園長の案内で1年生(16人)と2年生(14人)の授業を見せて頂きましたが発達障害の人が多く、困難をかかえての実践ですとご苦労の一端を話されました。開校以来、近頃ではようやく落ち着いてきたとのこと。でも中々どうして、元気いっぱい楽しい学びをしておられる生徒の皆さんの姿が印象的でした。
☆エコール神戸→ HP参照「ここをクリックして下さい」 *戻る場合はブラウザのバックボタンを押して下さい。  

■河南学園長と専攻科滋賀の会がめざすものは同じ!
 河南学園長は37年間も障害児教育に打ち込んでこられ、とりわけ進路指導の中で子どもたちは「もっと勉強したい」「お兄ちゃんやお姉ちゃんみたいに大学に行きたい」保護者からは「もっといろいろ体験してから社会に出してやりたい」という切実な願い。そして河南先生自身も「発達がゆっくりだからこそ学校から社会への移行期を、ゆっくりじっくり時間をかけて学び、体験を積み、社会に出ていけたらどんなにいいか」と思われていました。すでに専攻科滋賀の会が3年間にわたり県内養護学校の保護者、教師、作業所へのアンケートを取った結果72%以上が教育期間延長の必要性を求めてるそのねがいを一歩先に実践をされていました。

■エコールKOBE三つの目標
【1】学生自身の学びたいという要求を大切にし、自分たちで話し合い、考え、運営できるような学びの場。
【2】生活体験、社会体験、スポーツや文化の体験を多く取り入れ、豊かな体験を通して青年として、人間として成長できる場。
【3】青年期を生きる彼らが、仲間と共に楽しく協力しあって活動する。そのことを通じて、その後の人生の大きな財産に出来るような場。(学園要覧より)

■学会の動き
ところで、来る10月20日~21日「日本特別ニーズ教育学会18回大会IN高知」において、学びの作業所のとりくみと課題というテーマでエコールKOBEから河南学園長らがレポート報告をされる情報が入っていますので要注視です。 以上。
※田中良三、全専研会長からの情報→ HP参照「ここをクリックして下さい」 *戻る場合はブラウザのバックボタンを押して下さい。             
                           2012年8月4日(土)  立岡 晄


▲エコール神戸の学生さんの実習(左)と神戸学院大学とのキャンパス交流(右)

☆下段が取材した写真です。写真をクリックすると大きくなります。*戻る場合はブラウザのバックボタンを押して下さい。

▲専攻科滋賀の会メンバーと エコール神戸近隣の「鉄人広場」にて


▲エコール神戸は駅前地下テナントにあります


▲エコール神戸が入っている駅前商店街ビル
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