~ SERENE SKY ~

流風香(るうか)の日々の日記や好き勝手な自己主張、呟きを書いていくブログ♪

最悪の出待ち

2009-05-13 | 宝塚への思い・宝塚一般
今日は、1公演だけの日だったので、シアタークリエの観劇が終わってから、1時間くらいで、出待ちする
人たちが集まってきていました。とりあえず、時間があるので、お茶でもしようと思い、初めて、スタバに
一人で入りました!!なんて言うのを頼んだのか、よく覚えていないのですが、ちょっと、疲れていたので、
上に生クリームが乗っているものを頼みました。だけど、出てきたのは、普通のコーヒーみたいなのでした。
思わず、「あれ?私、注文し間違えたかな?」と思って、それを受け取って、飲み始めたら、店員さんが、
「ご注文と違うものではありませんか?レシートがありましたら、お見せいただけませんでしょうか?」と
言われ、レシートを見せたら、「違うもののようなので、お取替えいたします。」と言われ、すぐに、私が
頼んだものが出てきた。そうそう!!これだった、これだった!!と思い、飲んでいたのですが、ちょっと、
飲みづらかったかな?おいしかったけどね。ていうか、スタバって、一番小さいのでも、案外、大きい
んですね。飲みきるのに四苦八苦しました。スタバって、いろいろと珍しいものが、たくさんあるんですね。
個人的に惹かれたのは、「抹茶オ・レ」かな?でも、頼む勇気がありませんでした。だって、まずかったら、
嫌じゃないですかぁ~!!なので、無難なものを頼みました。そして、明日のために、さなちゃん(涼瀬
みうとさん)とザッキー(大澄れいさん)にファンレターの下書きをしようと思っていたのですが、なんか、
疲れてしまって、書くことができず、ボーっとしながら、お茶してました。まぁ、こういう時間も大事だ…
と思いながら、ぼんやりしながら飲んでいたら、あっという間に、30分が経ってしまった。そろそろ、
行かないとまずいかなぁ~?と思って、外に出たら、もう、観劇が終わっていて、人の波ができていた。

ヤバい!!

と思い、ちょっと、小走りで行ってみたら、何とか、1列目をゲットすることができました。だけど、
その場所は、魔の場所であったことに気付いていなかった聖羅だったのであります。しばらく、黙って、
デジカメを組み立て、「これで、準備万端だ!!」と思って、ジェンヌさんを待っていたら、お隣の男性が
話しかけてきた。妙に、丁寧な言葉遣いの男性で、初めは、「そうそう、変な人じゃないだろう。」と思い、
話し始めたら、

とんでもなかった!!

ただ単に、自慢話をしたかっただけのようでした。いろんな有名な人と話をしただとか脚本家の先生に、
こういう手紙を書いただとか、森光子さんの放浪記が、何たらかんたら言っていて、挙句の果てには、
少年隊が好きで… などと言い出した。ていうか、私、森光子も少年隊も、

興味ないし!!

なので、思わず、「私、宝塚以外の舞台には、興味ないんですよね。」と、言ってしまいました。それでも、
そいつは、延々と、自分の話を続け始めた。しかも、宝塚の話をし始めたと思ったら、かなり、前の話
ばかりで、全く、よく分からない。だから、「私、宝塚ファン暦、短いので、昔のジェンヌさんのこと
よく知らないんですよねぇ~。」と言っても、全く、意味なし!!いい加減、うんざりしていたところに、
やっと、ジェンヌさんたちが出てくるようになった。もう、神の助けだ!!と思いましたね。それで、その
オヤジが話している最中でも、ジェンヌさんが出てきたら、場所を抜けて、荷物を置いたまま、走っていき、
パシャパシャ撮っていました。それを、何度か続けていたら、

「最近、置き引きが多いですから、お気をつけください。」

だって…。そんなの知ってるけど、重い荷物を持ちながら、走り回ることなんてできるわけもないし、荷物
まで持っていってしまったら、後ろの人に場所を取られてしまう。そんなこともあり、わざと、荷物を置いて
いたんだよね。ていうか、そんなの

余計なお世話!!

って感じですよね。それで、また、オヤジのうんちくが始まったので、もう、聞き流して、撮れた画像を
チェックしたり、ジェンヌさんが出てきたら、また、走って行き… を繰り返していました。それで、
また、ジェンヌさんが出てきたので、撮ろうと思ったら、前に出すぎていたらしく、階段のところで、
こけてしまったんですよね。思わず、「キャア~!!」と、悲鳴を上げてしまったので、一瞬、ジェンヌさん
より注目を浴びてしまった聖羅なのであります。とりあえず、こけたものの、捻挫などはしてなかったので、
よかったのですが、その後のオヤジのおせっかいの言葉で、聖羅の気持ちを逆なでしたのであった。「観劇の
時は、そのようなパンプスでいいと思いますが、出待ちの時は、スニーカーを履いた方がいいですよ。」
だと…。ていうか、そんなの

余計のお世話って言うんだよ!!

と、教えてやろうかと思いましたよ。それで、いい加減、オヤジの声が聞こえてくるだけでうんざりしていた
聖羅だったのですが、その時、他の人が、そのオヤジに話しかけてきた!!これは、ラッキーだ!!と思い、
自分の荷物を持って、違うところに移動したのである。これで、あのオヤジから逃れられた… と安心して
いたのですが、甘かった。そこにいた女性とお話をしていたのですが、下級生が、全員、出てきたのですが、
水君(水夏希さん)とゆみこちゃん(彩吹真央さん)、そして、キムちゃん(音月桂さん)が出てこなくて、
その女性と「明日、新人公演だから、なかなか、出てこないですよねぇ~?」と話していたのです。それで、
二人で、「もう、帰りましょうか?」ということで、帰ろうと思い、反対側を向いたら、なんと!!あの
オヤジが、私の隣にいるではありませんか!!こいつ、ストーカーか!?と思ってしまったのは、私だけ?
それで、結局、「水さんたちは、新人公演のお稽古で、10時ごろにならないと出てこないらしいので、
お帰りになった方がよろしいかと思います。」と言われ、「あぁ、そうなんですか。」と言ったら、また、
しつこく、「出待ちの時は、スニーカーを履いたほうがいいですよ。」と言われた。

一体、こいつは、なんなんだ!?

と思ってしまいましたね。たしかに、パンプスを履いていて、こけたのは事実だけど、そんなスニーカー
まで用意できるわけないじゃん!!と思ってしまいました。それで、「あぁ、ご丁寧にありがとうございます。
それでは、この辺で失礼します。」と言って、サッサと帰りましたよ!!もう、おせっかいもいいところです。
ああいう男、私、ダメなんだよね。本人は、好意で言ってるのかもしれないけど、はっきり言って、余計な
お世話です!!話もおもしろくないし、場所を離れたら、後を追っかけてくるし、こいつは、私の、一体、
なんなんだ!?と言う気になりましたね。最後の方は、返事もしなかったのですが、気にせずに、自分の
言いたいことだけを話していました。中には、男のおしゃべりっているもんなんですね。私は、こういう男、
虫唾が走って、ダメですね。生理的に、受け付けない!!もう、

私の半径1m以内に近づかないで!!

って言いたくなります。こういうのって、私が異常なのかなぁ…?でも、絶対、何か、誤解してるよね?
もう、最悪の出待ちでした。しかも、そのオヤジが話し続けたせいで、私が並んでいたガードのところに来た
ジェンヌさんの画像、全部、ボケボケでした。もう、何がなんだか分からないような画像だったので、削除
しちゃいましたけど、もう、すごく、残念でしたね。

「この森で天使はバスを降りた」観劇感想

2009-05-13 | その他
今日は、シアタークリエでの観劇でした。作品は、以前、映画でやった「この森で天使はバスを降りた」と
いう作品をミュージカル化したものでした。本当は、映画のほうを見たかったのですが、その頃、私は、
外出できないくらい体調が悪かったので、諦めたんですよね。だから、ミュージカルで観られると分かった
時は、すごく、うれしかったです!!個人的には、このストーリー、やはり、好きな方かもしれません。
主演の大塚ちひろさんのパーシーの役の演技が、とても、よくて、かなり、満足できる内容でした。

ストーリーとしては、刑務所から仮釈放になったパーシーが、ギリアドという町にやってきます。それは、
たまたま見たギリアドの紅葉の景色のチラシが、とても、素敵だったから… と言うだけの理由でした。
そして、ギリアドに到着してみると、すでに、紅葉の時期は終わっており、保安官のジョーの手配で、町で、
唯一の食堂である「スピットファイヤー食堂」で、住み込みで働くことになるのです。食堂のオーナーである
ハンナ役は、宝塚OGの剣幸さんでした。歌などを聴いていて思ったのですが、やはり、普通の役者さんと
宝塚OGの人の歌い方というか、発声方法って、違いますね。今回は、特に、そう感じました。でも、
剣幸さんの演技は、やはり、さすが!!と言う感じで、堂々としていて、貫禄がありました。そして、
ハンナは、ちょっとしたことから、つまづいてしまい、足を怪我してしまい、食堂の厨房に入ることが
できなくなり、ハンナの甥の妻であるシェルビーも、パーシーと一緒に手伝うことになるのです。この
シェルビーも、夫との関係で悩んでいるんですよね。「女は、家にいるもの!!」と言う考え方で、本当は、
食堂で働くことも反対していたケイレブでしたが、ハンナが、説き伏せて、シェルビーも、パーシーと
一緒に働くことになるのです。そのシェルビーは、粗雑な態度のパーシーでしたが、その中にある純粋さを
感じ、好意的な態度を示しているんですよね。そして、そのうち、二人は、友人となっていくのです。
そして、ある日、ハンナから、パーシーは、薪を割るところに斧を切り株に刺して、その横にパンを置く
ように指示します。理由も聞かずに、パーシーは、その通りにするのですが、ある日、暗闇の中に人影を
見つけます。そして、やさしく話しかけるんだけど、逃げちゃうんだよね。そして、シェルビーから、
ハンナには、とても、頭のいい息子イーアンがいたという話を聞き、もしかしたら、昨日の夜に会った男が
イーアンではないかと考えるのです。そんなところへ、パーシーは、シェルビーからハンナが、この食堂を
売りたがっているという話を聞き、エッセイを書いてもらい、100ドルのくじを送ってもらうのはどうか?
という提案をし、おとなしいシェルビーは、珍しく、ノリノリで、ハンナに、そのことを話すと、ハンナも、
その提案に賛成し、新聞にくじで食堂が当たるという広告を出すのです。そうすると、少しづつ、応募する
人が出てくるようになります。そんな中で、毎日のように、夜、斧を切り株に刺し、パンを置く生活が続く
パーシーは、また、人影を見つけ、「イーアンでしょ?」と言うのです。そして、ハンナに会わせようと
連れてくるのですが、ハンナは、怒り出します。それは、イーアンは、脱走兵だったからです。自分たちの
味方を見捨てて逃げてきたイーアンには、死刑が課されてしまう。なので、ハンナは、帰ってきたイーアンに
お腹がすくだろうからと、毎日、パンを切り株のところに置いていたのでした。そして、脱走兵として
戻ってきたイーアンの今は亡き父親は、そんな脱走兵のイーアンを恥とし、受け入れようとせず、そのまま、
亡くなってしまったのでした。そんな話を聞いて、パーシーは、シェルビーと二人だけになった時、なぜ、
自分が、刑務所に5年も入っていたか、理由が分かるか?と聞くんですよね。それは、義父との関係でした。
16歳の時に、性的暴行を受け、その挙句の果てには、妊娠してしまったのです。「一人でも生む!!」と
言うパーシーに、両親は反対し、そのうち、義父の暴力で、赤ちゃんを流産してしまうんですよね。だから、
「ハンナの気持ちが、よく分かる。だけど、イーアンは、生きてるんだよ!!私の赤ちゃんは、いない
けど…。」と、寂しそうに、泣きながら言うパーシーの背中をさすりながら、シェルビーは、「辛かったね。」
というのです。そして、赤ちゃんを殺した義父を、ナイフで、何度も何度も、刺して殺してしまい、結局、
刑務所に入ることになったのでした。それを聞いていた私の隣の人は、泣いていました。私は、泣けません
でした。なんていうか、それでも、明るく、元気に働いているパーシーの強さに、とても、惹かれました。
そんな思いをしていても、人生、やり直せるんだな… と。そして、保安官のジョーは、パーシーに
惹かれ始めていました。でも、パーシーには、暗い過去があり、しかも、流産をしたせいで、子供を生めない
体になっていたので、素直に、ジョーの気持ちを受け入れることができないんですよね。そんなパーシーが、
私は、いじらしく、また、強さを感じました。

「私も、こんな風に生きられたら…。」

と思いましたね。今の私には、まだ、パーシーのように、強くはなれない。そう思ったのです。そんな中で、
また、イーアンがやってきます。後を追うパーシーは、イーアンのいる場所までついていきます。そして、
ハンナとよく話し合うことを進めるのです。そして、ハンナに、もう一度、会わせるのですが、話はできず
じまいでした。すると、パーシーは言うんだよね。「ハンナの子供は生きてるじゃない!!私の子供は、
死んじゃったけど…。」と言うと言うのですが、ハンナは、そのまま、寝てしまうのでした。そして、ハンナの
食堂に来たエッセイと100ドルは、あっという間に、たくさん来て、一日に、大きな袋3、4個は届くように
なるのです、審査員は、パーシー、シェルビー、ハンナの3人。パーシーとシェルビーが選んでいると、
ハンナは、パーシーとシェルビーに、この食堂を渡すと言い出すのです。そして、イーアンとも、話し合い、
お互いに理解しあえるようになるんですよね。最後は、ハッピーエンドでよかったよ… と思った聖羅でした。
でも、シアタークリエで観たお芝居の中では、この作品が、一番、心に残った気がします。主演の大塚ちひろ
さんも、歌や演技がうまく、宝塚OGの剣幸さんと、しっかり、組んで舞台を作り上げていたと思うのです。
そして、シェルビー役の土居裕子さんも、雰囲気的に、夫に従順だったけれど、パーシーに出会ってから、
自分の生きがいのようなものを見つけて、生き生きとするようになる様子が、よく分かるように演じていたと
思うのです。このミュージカルは、観てよかったと思いました。