~ SERENE SKY ~

流風香(るうか)の日々の日記や好き勝手な自己主張、呟きを書いていくブログ♪

花組『虞美人』観劇感想

2010-05-15 | 花組


花組公演『虞美人』観に行ってきました!!すごく、よかったぁ~!!『太王四神記』もよかったけど、
それを上回る出来だったと思いました。群舞が好きな人は、『太王四神記』のほうがいいかもしれないけど、
武人であり、最終的に項羽となった項羽(真飛聖さん)←役名忘れました が、戦いでしか自分の価値を
計れない悲しみとつらさを虞美人が癒してくれるんだよね。虞美人の存在そのものが、項羽にとっては、
癒しになってたりするところなどは、ある意味、武人でしかいられないつらさを増し加えるような気が
しました。そして、戦いの場には、どこにでも連れて行った虞美人は、義兄弟の誓いを交わした劉邦と
戦う羽目になったのですが、もう、自分は、足手まといだと考え、自害しちゃうんだよね。その時の
項羽の気持ちを思うと、やり切れませんよ。虞美人を失った覇気のなくなった項羽は、もう、戦いを
やめようと和議を申し入れ、お互い、納得したのに、劉邦に悪知恵を吹き込み、後ろから不意打ちをし、
結局、項羽は、かつての部下だった兵士達の前で自害するんだよね。だけど、この悪役の軍師(役名不明)の
まっつさん(美涼亜希さん)、悪役だけど、

カッコいい♪

今まで、まっつさん、あまり、注目してなかったんだけど、今回の作品で、カッコよさ炸裂!!って感じ
でした。それから、劉邦をやった壮さん(壮一帆さん)ですが、私から見たら、周りの人からちやほや
されていても、覇王と同じように孤独感を感じていた。周りが近寄ってくると言って…。でも、劉邦は、
政や世の中を良くする才能がある人だと思いました。穏やかで、市民の生活を第一に考える劉邦と項羽は、
相反する性格だったのかもしれません。壮さん、かなり、演技が上達したと思います。このまま、ゆうさんの
後をやってほしいです。こんなことを言うのは、不謹慎かもしれませんが、やはり、ゆみこちゃんのことが
ありますので、壮さんも同じ目に遭わないことを祈るばかりですね。でも、やっぱり、一番人気がない
花組だけど、私は、好きです♪それに、めおちゃん(真野すがたさん)やゆうさん(真飛聖さん)の
FCの人たちを見ていると、花組って、すごく、組子さん達は、すごく、仲良さそうだし、FCも、
トラブルもなく、盛り上がっているのを見ると、微笑ましく感じますね。そして、本命のめおちゃん
ですが、最後まで項羽に着いていく武将の役なんですよね。そういうとこカッコいいです!!やられ
ちゃうところはないんですけど、めおちゃんに関しては、『太王四神記』のチョロの方がよかったかも
しれない。でも、私としては、心情的な面から言うと、『虞美人』の方が、心に訴えるものがあるような
気がしました。強いだけじゃダメなんですよね。でも、強すぎるからこそこの項羽の悲劇が生まれた
ように思いました。その疲れきった項羽に、虞美人は、『子供におなりなさい』というけど、項羽は、
武人としてのプライドから、それを断るんだけど、本当は、子供に戻りたかったのではないか?と
思わずにはいられなかった愛里だったのでした。だけど、この話、どちらかと言うと『項羽と劉邦』と
いう感じもしないでもない感じがしました。だって、虞美人、出番が少なかった。なぜに、こんなに
出番が少ないのに、タイトルが、『虞美人』なのか、よく分かりませんでした。ただ、あやねちゃん
(桜乃彩音さん)の虞美人は、とても、綺麗でした♪フィナーレの白いドレスでデュエットダンスを
踊る姿は、本当に優雅で、『これで、あやねちゃんとゆうさんのデュエットは、見られないんだ。』
と思ったら、なんだか、寂しくなりましたね。でも、私には、めおちゃんがいる!!頑張れ!!めおちゃん!!