39回目
の
結婚記念日
どこへ行く?
何が食べたい?
「焼肉!」
口をついて出たのは
焼肉だった。
夫
は
「おう!そうしよう!」
今日の夕食に焼肉に行った。
二人
で
仲良く
タン
ハラミ
カルビ
ホルモン
なんちゃらカルビ(忘れちゃった)
焼いて
同じ数食べて
私
が
もう、お腹いっぱい!
後はお父さんどうぞ!
と
カルビ、ハラミ
を
数枚ずつ
残してあったのを
こんな事もあろうかと、、
ニヤニヤ
夫
が
喜んで食べる。
ハハハ!
何なの⁈
好きなだけ
食べたって
何にも言わないのに。
夫
は
満足顔である。
娘
が
大学
を
出て
独り立ち
して
焼肉を食べるのも
気にせず
食べられるようになって
良かったね。
なんて
貧乏くさいけど。
やはり
仕送り中
は
ブレーキ
が
かかっていた。
oba
との
確執
は
娘
の
成人式
の時
私
は
心に傷がある。
娘が
成人式を迎える年のお正月。
最悪な心
だった。
娘
に
笑いかけた
顔
は
どんなだったのだろうか?
と
自信がない。
成人式
の
日
晴れ着
に
身を包み
何枚も写真を撮っている。
床の間の前で
リビングで
玄関で
おばあちゃん家の玄関で
夫の姉夫婦と青空の下で
私は笑っている。
写真では。
娘
は
25歳
に
なった。
夫と迎えた
結婚記念日
笑って
どこから見ても
円満な
熟年夫婦。
息子を独り立ちさせた時も
娘を他県へ送り出した時も
夫
は
寂しくて
心の弱さに負ける。
定かではない。
私がそう思うだけ、、
私にとって
言わせてもらって構わない
たった一人
oba
ね、
夫婦
は
嘘か真か
心の内は全て言わないが。
私の心に傷があるけど
傷つけた本人がそれも分かっていて、
心が
波打たないよう
ゆれないよう
本当の自分で
笑っていられる。
穏やかな時間を
過ごせる。
良いか悪いかなんて
二人だけの事で
誰にも干渉されず
二人だけで作り上げた
結果だ。
二人が良ければそれで良し。
そうなんだよ、obaさん。