実家の母
を
連れて
買い物に行くと約束の日。
雨だった。
昼過ぎに行くと
約束していた。
雨が強くなって
なんだかなあ、、
そんな気分だが、
時間を遅らせば
帰りが
遅くなる。
さあ!
仕方ない、
と
出かけた。
実家の前に着き
母
を
車
に
と、
その前に
母
が
指差す。
、、、、
建て替えを終えた
新しいおとなりさん
との
境い目
水たまりが出来ている。
側溝に流れるはずの
雨水
が
溜まっている。
確かに
建て替え前
とは
違った形。
おとなりさんの積んだ
砂利
が
堰き止めた感じだ。
ただ、
溢れ出ているわけではない。
反対隣り
の境い目
を
見れば
同じく
溜まっている。
その先にも
溜まっている所が。
雨の量のせいじゃない?
大丈夫よ。
雨がやめば引いていくよ。
その事を告げた。
はあ〜、、
疲れる。
老いるとは?
昔の母
は
どうだったろう、、
父と暮らす
安心
が
心配事
作らなかった?
一人って
心細いのだろう。
でも
一人暮らしの方
は
たくさん
いらっしゃる。
父と母
は
60年も一緒に居られた。
ふと
かの
年金だけじゃ暮らせない
2000万円問題
で
思い至った事がある。
老人の数が多い上に
母のように
90歳前後の
ご老人
が
一人暮らし
しているのが多いと思う。
それも
年金足りなくて
暮らし辛い
一因
で
あるのでは?
そう思った。
息子や娘
と
同居すれば
光熱費など
基本的生活必需品
が
半分になり
お金の面では
暮らしやすいのでは?
しかし、
世の中
は
一人暮らしを良しとする
流れを感じる。
ケアマネージャをする
いとこも
同居したら
認知が出たりする。
一人暮らしの方が良いのでないか。
そう言われた。
長生きして
一人暮らしする
健康長寿の方々
は
安心して暮らせる
蓄え
もある?
それは
分からないが、、、
母
は
一人暮らし
を
本当
に
望んでいるのか?
不安ばかりで
雨
が
降れば
隣家との境い目の水を気にかけ
風
が
吹けば
我が家の古くなった日よけが飛ばないか
心配して
母と同居したかった。
今となっては
もうしたくないが。
周り
が
反対した。
私の思いなど
簡単に却下された。
それなら
それでも良い。
ただ不安から来る
母の愚痴
を
聞く役
から
もう降りたい、
だれか!
そう思っても
母
が
私を頼りに愚痴って来る。