ピアノ初心者の最初の関所

大人でも子どもでもピアノ初心者が最初に通る関所、それは左右の手が違う動きをすること。


上の楽譜、赤で囲んだところは、右手でミの音を連続して弾きます。

同じ音を続けて弾く時は、手・腕は上下運動です。

それに対して青で囲んだところは、左手でドシラソと弾くのですが、指は1→2→3→4、と順次進行です。上下運動はせず指の横移動ですね。

このような楽譜の時、生徒さんは右手の動きに左手がつられて、両手ともに上下運動をしてしまいます。
結果、下の楽譜のように、音楽のつながりがなくきれぎれになってしまうのです。


右手と左手とが別々の動きができるようにするには、下の楽譜のように弾いてもらいます。



この時のポイントは、とにかくゆっくり。そして、右手は4分休符の時オーバーに10センチ位は手を上げてもらいます。左手は逆に動かしません（指の移動はしますが）

ゆっくりができれば後は少しずつテンポアップ。

右手と左手が別の動きが出来た瞬間は、生徒さんと一緒に喜びます
はじめの第一歩を踏み出したのです♪

さあ！先はまだ長いけれど、こうして一つずつ関所を通過していきましょうね！
いつも先生がそばにいるから大丈夫

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