(短歌)船待つ係船柱(ボラード)静かに眺める
耳奥に汽笛の音を残しおき船待つ係船柱(ボラード)静かに眺める・・・・・・物は知っている...
(短歌)たたたたと両手を揃え行き来した
たたたたと両手を揃え行き来した雑巾がけを思い出す床・・・・・・飫肥城の藩主居住屋敷の縁...
(短歌)そのくれなゐは冬のやさしさ
山茶花と椿の見分けがつきませんでもそのくれなゐは冬のやさしさ・・・・・以前、見分け方を...
(短歌)八百万(8000000・はっぴゃくまん)のひとつなんです
この国のおおかたの人に降誕の祭りは八百万(8000000・はっぴゃくまん)のひとつなんです・・・・・・...
(短歌)同門の縁で題目を唱ふ
先輩の母の葬儀に参列し同門の縁で題目を唱ふ・・・・・葬儀に参列すると、帰宅してからもし...
(短歌)飫肥産の杉天を突き伸ぶ
過ぎし日の転居で空いた本丸に飫肥産の杉天を突き伸ぶ・・・・・・・飫肥城の本丸は江戸時代...
(短歌)夕空さえもちょっとリゾート
南国は街路樹までも南国で夕空さえもちょっとリゾート・・・・・・棕櫚だと思うのだが、南国...
(短歌)遥かにひろがりAh Pacific
陽が昇る海のかなたは茫洋と遥かにひろがりAh Pacific・・・・・日豊本線の車窓から海が見え...
(短歌)ワンちゃんお散歩人ひた走る
始発にて旅に出ようと道ゆけばワンちゃんお散歩人ひた走る ・・・・・・寒くなってから朝の散歩をやめていますが、暗くても寒くてもガ...
(短歌)戸ぶくろ戸ぐるま開け閉めの音も
雨戸見てそのものの名を思い出す戸ぶくろ戸ぐるま開け閉めの音も・・・・・・古いものの残っ...