21:28
心身共に七曲りの仲間のもとに帰る事ができた京香は金蔵に新しい店の屋号を報告します。
京香 「東西。間ビルのわが店の屋号は隠れ処・京香。隠れ処・京香と申します。以後御贔屓の程よろしくお願い申し上げます」
金蔵 「カクレドコロ・・・かくれどころって・・
登和 「隠れ家」
金蔵 「うん?隠れ家?・・・ああ、それが隠れ処って事か。」
京香 「そうなの . . . 本文を読む
21:22
京香の店の屋号が「隠れ処京香」と決まり、店の内装どうするか等の話で盛り上がっていた所に、金蔵と寛子来て改めての対面になります。
金蔵 「なあ、みんな。今更紹介でもないが、大家の間寛子さんだ」
寛子 「間寛子です。よろしくお願いします。コロナ前はみなさんのお店にお邪魔してお世話になりましたが、コロナになってからはいろいろになっちゃってご無沙汰して申し訳ありません。ご . . . 本文を読む
21:10
過去のしこりが消えた京香の姿にホッと胸を一同でしたが、京香のこれからの事に関心は移りました。
典子 「ハイ、御涙頂戴はここまでね」
登和 「そうですよ、ここからは先の話にしましょう」
京香 「そうね、先の話にね。みんなにいろいろ教えて貰う事になるからよろしくね」
良子 「姐さん、分かんない事があったら何でも聞いて」
功一 「良ちゃん、強気だね」
良子 「ま . . . 本文を読む
20:58
その時・・・
典子 「京ちゃん、信じておやり」
四人の様子を伺っていた典子でした。
典子 「ねえ、京ちゃん。この子達は本気であんたの事を気にかけてたんだよ。それは素直に認めておあげよ」。
典子の言葉に京香は、なぜ自分が素直にみんなの思いを受け取れないのか話します。
京香 「あたしね・・・実は・・七曲りを、七曲りの皆を恨んでいたんだよ」
典子 「ど、どう . . . 本文を読む
20:55
ドアが開き、京香が入ってきます。
懸命に笑顔で迎える三人でした。
ともすれば再会の感激に吹き出そうな涙を抑える三人ですが、京香の姿を目の前にそれもままなりません。
京香 「良子」
京香の呼びかけに我慢が切れた良子は・・
良子 「姐さん、お帰りなさい」
京香 「・・・ただいま」
功一とて同じ気持ちです。
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