20:55
ドアが開き、京香が入ってきます。
懸命に笑顔で迎える三人でした。
ともすれば再会の感激に吹き出そうな涙を抑える三人ですが、京香の姿を目の前にそれもままなりません。
京香 「良子」
京香の呼びかけに我慢が切れた良子は・・
良子 「姐さん、お帰りなさい」
京香 「・・・ただいま」
功一とて同じ気持ちです。
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20:47
アタフタと迫る足音に良子と登和は功一のご到着とからかい交じりに待ちます。
功一 「どうも!・・・」
良子 「あら、噂をすればね」
登和 「ホント」
功一 「あれ、姉貴は?」
功一 「姉貴はどこよ」
良子 「今大家さんのトコ」
功一 「なんで」
良子 「契約」
功一 「契約?・・・・ああ、なんだそうか。・・・なあ、元気だったのか」
登 . . . 本文を読む
20:40
無人になった部屋に喫茶紫苑のママ中村良子が駆け込んできます。
良子 「姐さん!・・・」
登和と同じく京香は良子にとって姐さんと崇める存在でした。
京子から行方不明になっていた京香と会ったという報告を受け、駆け付けた良子にとって京香の不在は納得できるものではありませんでした。
良子 「・・・・・ああ、京子。いないよ・・・・だから誰もいないんだよ。・・・・だっ . . . 本文を読む
20:34
京香 「・・・・あんた、やっとここまで来たよ。・・・立派にやってみせるからね、あんた」
京子達が立ち去ったあと姿の見えぬ誰かに語り掛ける京香でした。
そこへ京香の到着を待っていた、七曲りの仲間だったおでん屋万年青の新女将福田登和が来ます。
登和にとって京香は七曲がりの先輩である事は勿論、姉であり、良き相談相手でありました。
2年前京香はある事情からある日突然みんな . . . 本文を読む
20:29
健太を応援する七曲りの人々の気持ちを知った京子と健太は大喜びしますが・・・
京香 「何やってるの!」
健太・京子 「ワッ!」
京香 「あんた達ここで何やってるのよ」
京子 「またか・・・」
健太 「・・・いや、俺たちは別に・・別に何もやってないよ、ねえ」
京子 「あたし達何もやってません・・・」
京香 「じゃ何でこんな所にいるの」
京子 「なんでって・・・」
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