志村建設専務の日々坦々

つれづれなるままに…

採択されました ヽ(^o^)丿

2012-08-10 20:13:27 | 建築の話

長期優良住宅に対する補助が、24年度は『地域ブランド化事業』となりました。

補助内容は、100万円。地域材使用の場合は120万円。

志村建設㈱が入っている秋田の2グループが採択されました。

秋田杉匠の会http://www.chiiki-brd.jp/Portals/1/adopt/1/344.pdf

秋田こだわり木の家協議会http://www.chiiki-brd.jp/Portals/1/adopt/1/037.pdf

P724011211_3 長期優良住宅 由利本荘市 I 邸

地元大工が地域の材料を使って建てる 地産地消の高断熱高性能住宅です。

長期優良住宅で建てたい人は、志村建設㈱に連絡を 

 


エクステリアフォトコンテストに応募

2012-07-28 11:46:58 | 建築の話

当社施工のエクステリアを写真コンテストに、お客様の了解を得て応募しました。

009 「G氏邸ファサード 印象的な平屋根」

 コメント

建物が大通りに面しているので、採光しながらプライバシーを守る為、エントランス・塀にガラスカラーパネルを使用しました。

玄関の庇には、積雪を考慮しカーポートの部材を利用。

北国でも明るく安全な玄関ポーチとなりました。

004 「玄関ポーチ 風除室の入り口に続く」

システムモジュールを活用。

和室の庭先の塀は、外から見えず、室内から通りが眺められる水平方向の落ち着いたデザイン。

エントランス正面のパネルではイメージを変えず、高さを強調、建物の中心に動きを見せました。

それぞれのパネルを前後斜めに配置することにより、ファサードに奥行き・立体感を表現できたと思います。

そしてそれは、住宅としての柔らかいイメージ、来客を安全かつ優しく招き入れるエントランスとして、G氏家族にも満足してもらってます。    以上

結果発表は9月、上位入賞してくれれば良いですね ヽ(^o^)丿


ブルーノ・タウトの建築 世界遺産

2012-02-08 08:42:51 | 建築の話

ブルーノ・タウトと言っても知ってる人は少ないですよね。

ドイツ生まれの建築家、現代建築の歴史とともに生きた人です。

ナチスドイツに追われ、日本に亡命。

アメリカに亡命してメジャーになった建築家達とは対照的に

晩年は不遇な環境での建築活動をおこないました。

でも、彼の建築は世界遺産に登録されています。

http://www.tbs.co.jp/heritage/archive/20090524.html

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そして、彼の日本滞在は現代建築家から見た日本建築の評価という

私達建築に関わる人にとっては、大変な業績を残してくれました。

http://www.isis.ne.jp/mnn/senya/senya1280.html


スローフードと建築

2011-11-09 19:21:22 | 建築の話

最近 B級グルメの話は聞きますが スローフードという言葉は聞かれなくなりました。

流行を追うマスコミの取り上げ方なのかも知れませんが、

少しずつその考え方は浸透してきています。

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美食をレシピから、消費者と食材の生産者、調理人の、共同作業と位置づけました。

そして 美味しい(おいしさを感じる正常な味覚)、

     きれい(地球環境を汚さない、食品の安全性)

     ただしい(生産者が適正な報酬をもらえるシステムづくり)を、目標とします。

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「早い、安い、上手い」ファーストフードでは、味わえない豊かな美味しさがあるのでしょう。

そしてこれは 私が携わる建築にも いえる事だと思います。


志村建設の ヒートポンプ蓄熱床暖房システム

2011-11-01 19:15:05 | 建築の話

エナーテックという会社の深夜電気利用の土間床蓄熱システムが

10年程前から日本に導入されていたのですが、

http://www.enertec.co.jp/index.html

Heater_011スラブ(土間)ヒーターによる蓄熱

電熱線による高温蓄熱の為、温度コントロールが難しいという課題がありました。

ところが近年、エコキュートなど、ヒートポンプで温水をつくるシステムが登場。

それを利用して 土間床に40度の蓄熱できるのではと考えました。

そこで採用したメーカーが長府製作所の床暖エアコンでした。

今はエネフローとして宣伝しています。

http://www.chofu.co.jp/products/aircon/floor_aircon/index.html

Eneflow_0_top_011 CHOFUのホームページから

ここからがポイント

エネフローを熱源に土間床に温水をまわします。しかも深夜電力です。

日中は床下が暖かいので、ホカホカ。床、壁、天井を22度程に保ちます。

夕方放熱がすすんで、少し寒くなる場合は、

追い炊きしても良し、エアコン暖房をつけても良いわけです。

更に良いことに、夏はエアコン冷房も使えます。一石二鳥とはこのことですね。

このシステムをすでに3年前から7軒導入して 好評です。


ヒートポンプ暖房システム研修会

2011-10-30 12:54:45 | 建築の話

10月26日 本荘市内にて勉強会がありました。

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サンポットの地中熱利用ヒートポンプと、

北日本電線の基礎蓄熱型・空気熱利用ヒートポンプが紹介されました。

ヒートポンプといっても、普通の人はピンとこないかも知れませんが、

要は電気で直接暖冷房するより、電気を熱を汲み上げるホンプに使用すると

電気代(エネルギー)を、1/2~1/3に出来ますよ・・・と、言うことです。

冷蔵庫やエアコン、最近ではエコキュートに利用されています。

実は志村建設では、3年前からヒートポンプ床暖房を取り入れています。

しかも、深夜電力利用の土間蓄熱床暖房ですので電気代が1/4~1/5とお得。

とても建て主から好評です。詳しくはあらためて記載します。


京都にて その9 桂離宮 グロピウスの眼

2011-10-02 12:33:12 | 建築の話

現代建築の巨匠が、桂離宮を訪れて感じたこと

「民主主義精神に基づいたかがやかしい実例」だそうです。

同じ江戸時代初期の、日光東照宮との対比で説明してますが、

美的感覚が、上流階級から庶民まで浸透してないと

出来ない施設だそうです。

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いままで観た、垣や門 道に関しては

  「直線的、軸線的、対照的になることはほとんどない。

 まっすぐな並木道を無理につけることを嫌っており、

 親しみ深い何気ない、注意深く考えられたアプローチを好む。

 それらが曲がるたびに驚きを与え、人間的な、自然な、

 目立たないやりかたで、主目標へ導いてゆく。」

と解説しています。


コーヒーブレイク

2011-09-23 09:06:20 | 建築の話

根津美術館のレストランの話

現代和風というか、シンプルモダンというか

いずれ、モダニズム建築のデザイン

天井からの自然光がお洒落ですね。

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そこで食べたパスタです。

美味しかったですよ。

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外人さんは、抹茶をオーダーしてましたが

メニューにはありませんでした。

美術館の展示が、東洋とか和でしたので

食事にも期待していたのでしょう。

根津美術館はこちらから

http://www.nezu-muse.or.jp/


京都にて その4

2011-09-22 09:33:20 | 建築の話

庇に日本建築の特徴があると書きましたが

東京の根津美術館も、その良さを表現している建物です。

建築家は隈研吾 下はレストランの写真です。

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本館ロビーから 庭が見えます。

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ピクチャーウインドウーというより

庇とテラスで 背景の額を構成

内部の暗さと、外の明るさのコントラストが印象的です。

このような建築手法は

谷崎潤一郎の「陰翳礼賛」が参考になります。


長期優良住宅の認定のポイント その2

2010-01-14 08:52:51 | 建築の話

 長期優良住宅に耐震等級2以上の性能としなさいという項目があります。今回の I 邸の住宅建設地が2m積雪地・瓦屋根ということで 建築基準法レベルの2倍ほどの耐震性能をもつことになりました。

 これは概要にある耐震性能1.25倍の強さで良いというのを鵜呑みにすると、とんでもない間違いを犯します。計算方法が違うのです。

 顧みると建築基準法というのは最低限の基準で、やはり100年に一度の地震には耐えられないのかもしれません。とくに積雪のことを考慮していないので、秋田では長期優良住宅と同じように、荷重をしっかり計算した上で建築設計をしないといけません。