先日(R5.7.10)、月~水曜は学校教育に関するブログを書くと告知しました。今日(R5.7.17)は月曜ですので、祝日ですが学校教育に関する内容を書きます。
「教えて考えさせる」と書くと、東京大学名誉教授の市川伸一先生の「教えて考えさせる授業」が、イメージされるのではないかと思います。今回、私が述べようとしている内容も、少しだけ重なる部分があります。
以前(R5.6.28~7.1)、会社活動について述べました。一般的な学級で言うところの係り活動に相当する活動をしているのが、私の学級の会社活動です。詳しくは、申し訳ありませんが、そちらのブログを御覧ください。
この会社活動ですが、盛り上がるかどうかは最初の例示が大切になってきます。何故なら、昨今の子供たちは驚くほど生活経験が少ないからです。
最近、聞いた話です。学級で遊ぶ内容を係の子供たちに考えさせたところ、「みんなで動物の真似をする」と言う案が出ただけで、他には何の案も出なかったそうなのです。係の他の子は「そんなの嫌だぁ」とは言いますが、代案は出てきません。ある程度の人数で、一定のルールのある遊びをした経験が少ないため、こういう時の案が出てこないのでしょう。
だから、何か活動をさせたいなら、まず色々と例示して教える必要があります。そうしないと、そもそも活動が動き出さないからです。