エスせんブログ

ラノベ好きなB級小学校教師のエスせんが、教育中心に色々語るブログです。少しでも面白ければ「いいね」御願いします。

お手本としての指導員

2023-07-04 04:30:00 | 野外活動

 サマーキャンプで指導員の炊事を担当するのは、ほとんど私でした。そして、炊事の際に私が考えていたのは、「子供たちのお手本となるよう、手際よく炊事を終わらせる」事でした。

 そのために私が行う最初の事は、薪を十分に集める事です。目安としては、「指折り」と呼ばれる物凄く細い枝を帽子で3杯くらい、「手折り」と呼ばれる少し太めの枝を2抱えくらい、「足折り」と呼ばれる太い枝を2抱えくらい…集めます。

 次に行う事は、入念に着火準備をする事です。着火剤として使う牛乳パックを手で裂いて、裂け目を幾つも作ります。その上に帽子1杯くらい指折りを積み、その上に手折りを半抱えくらい置きます。その上に足折りを1~2本置いたら、着火準備は完了です。

 お手本となるため、当時の私は自分ルールを決めていました。それは、牛乳パックは10センチ四方くらいの大きさの物を1枚だけ、そしてマッチ1本で着火させる…というルールです。これで成功させるためには、がっちり準備する事が必要な訳です。

 準備が完璧であれば、ほとんどの場合、着火はマッチ1本で成功します。薪が湿っている場合などは、団扇で扇いで空気を流しますが、乾いているなら扇ぐ必要もないくらいです。後は、炎が一定の大きさになるよう薪を足していきます。

 子供たちが悪戦苦闘している横で、さっさと炊事を終わらせて食事する…それが、八軒自然科学クラブの指導員でした。

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