木曜と金曜は八軒自然科学クラブについて書いています。今回は、先週金曜(R5.7.14)から書いている「ひたる」活動についてです。
昨日(R5.7.20)は、「ひたる」活動が発生すると、主目的が後回しになり、結果として主目的が達成されない事もあった…と書きました。こう書くと、「それなら、その『ひたる』活動を主目的にすればイイんじゃないの?」と疑問を感じる方がいるでしょう。
でも、「ひたる」活動は主目的にはなりません。何故なら、いつ、どの様な形で発生するか分からないからです。
例えば、5月の春香山登山での山菜採りなら、ほぼ間違いなく山登り中に発生すると言えます。
しかし、先週金曜(R5.7.14)に紹介した崖上りは、全くの偶然から発生した活動です。実際、その活動が発生したのは八軒自然科学クラブの長い歴史の中で、あの時の1回だけでした。その前にも後にも、あの様な活動は発生していません。
先週金曜に書いた通り、「ひたる」活動は子供たちの中から自然に生まれてくるものです。もちろん、我々指導員が誘導する事も無い訳ではありません。何気なくイタドリで笛を作ったら、子供たちが面白がって「ひたる」活動になった事もありますし、「今日はキノコ狩りするぞ~」と言って、最初から「ひたる」活動になるよう誘導する事もあります。
でも、ある活動が「ひたる」活動になるかどうかは、子供たちが「この活動は面白い」と感じるかどうかなのです。活動の主体は、あくまでも子供たちであり、だから全てを誘導する事はできません。その様に、不確定な要素が沢山あるのですから、「ひたる」活動自体を主目的にする事はできないのです。
ところで、木~金曜の八軒自然科学クラブの話は、他の話より興味をもってくださる方が多いようです。もし、少しでも面白いと感じていただけたなら、「いいね」や「応援」のボタンを押していただけると嬉しいです。宜しければ、ぜひ御願いします。