篠窪（しのくぼ）から見える景色 初島のそば伊東へ「木下杢太郎」に会いに行く

　おはようございます
もともと海の傍で育った私たち夫婦は、たまにはお魚が恋しくなり伊東へ出かけます。
普段、目を休めるときは富士山や丹沢など遠くの山をみていましたが、久しぶりに海の傍を車で走ると海の向こうに「水平線」を見ることが出来ました。

そうだった、富士山よりもっと遠くに「水平線」があったんだ。
昔よく見た「水平線」、丹沢の山の近くに住んでいると海を忘れてしまい「水平線」と言う言葉そのものを忘れかけていました。

伊豆半島はお魚がおいしくとても好きな場所です。
今回の目的は
（１）魚の魚吉で「いかのくち」「カマスの丸干し」「アジのみりん干し」
「塩サバの干しもの」「岩ノリ」など、山では仕入れることのできない魚類を
大量に仕入れます。
（２）お刺身や天ぷらなど漁港ならではのピチピチの魚料理を久々味わう。
（３）伊東が生んだ秀才　木下杢太郎（ペンネーム：きのしたもくたろう）記念館の展示物を見る

特に（３）の木下杢太郎記念館は素晴らしかったです。
遠い昔に中学校の時に先生から紹介ががあったと思います。
「五足のくつ 」 の紹介だったと思いますが「木下杢太郎（きのしたもくたろう）」 の名前を聞いた記憶があります。
木下姓の親戚がいるので、珍しい名前の人がいるもんだ程度の記憶
木下杢太郎、与謝野鉄幹、北原白秋、吉井勇、平野万里の青年詩人たちが九州北部を探訪しています。
我が故郷の長崎にも立ち寄っています。
木下杢太郎自身の生き方は勿論、交流があった文豪たちの色んな記録、写真なども展示されており興味深かったです。
５千円札の顔になった樋口一葉ですが、髪の長いプライベートな写真なども展示してあり見ることが出来ます。
入場料は１００円ですが、とんでもなく価値ある素晴らしい展示に会えたと思います。


2018/10/22　篠窪の見晴し休憩所から双眼鏡で覗くと初島が見えます


(過去写真）2014/02/16　雪の翌日は空気が澄んでおり、松田山からは大島、初島などが見れます。

【伊東までの道】

小田原手前の酒匂川からは富士山、矢倉岳が見えます


熱海に近づくと熱海城が見えます。


熱海のホテル群を見ながら伊東へ向かいます

【いかのくちと干物を買う】

伊東へ着くと目的の魚屋さんが見えてきます


海側を見るとすぐそばに初島が見えます。


篠窪から見える初島だと感動する


名物の「いかのくち」が天日干しされています






超美味しいアジのみりん干しとカマスの丸干し・・・・骨を強くしなくっちゃ


珍味の「いかのくちのくんせい」


もう一つの目的の魚料理を食べに地元のお店に行く




地元でとれた魚を料理してくれます




タカアシガニ　昔、伊豆の戸田（へだ）で食べましたが味を忘れちゃいました




２階席からは海と初島が見えます




山では食べられないお魚を久しぶりに食べました。

【木下杢太郎記念館】

記念館の外観　重要な資料が保管されており、立派な作りでした。


すぐ横には駐車場があり３台とめられます。






昔の面影を残っています


有形文化財になっています






展示室風景


木下杢太郎の写真










樋口一葉の長い髪のプライベート写真
















谷崎潤一郎


百花譜：左)かなめもち、右)どうだん


表紙絵：左)万年青（おもと）、右)ぎぼうし






すごい観察力ですね


葉書




若かりし頃　欧州留学の頃


若かりし頃　大正１２年ベルリンにて


結婚式にて　大正６年






米惣（こめそう）屋さんのなごりと思えます






米惣屋さんのノレン






杢太郎生家






ワレモコウの花が飾ってありました






庭には古井戸がありました




帰路につく　帰り「下多賀」あたりで山の上に家がいっぱいありました。
別荘と思えますが、やはり海に憧れる人が多いのだと思いました。

【木下杢太郎紹介】
　ものぐさタロウの日記さんブログを紹介します
　2011年10月05日09:01 伊東市自然歴史案内人講座（木下杢太郎-01）
　http://blog.livedoor.jp/whank-monogusa/archives/65718091.html


【その他】
　時間が許せば「ＮＰＯ法人しのくぼ」のホームページも見てくださいね。
　http://nposhinokubo.web.fc2.com/