しおちゃんの小学生への教育指導

子どもの自立に向け体験を通し楽しみながらいろいろな知識や技能を身につけていく。机上で覚えさせるだけは学力にはなりません。

定着度調査はこのままでいいのか

2014-03-01 18:40:00 | 小学校の教室で


静岡県の定着度調査の報告書が届いた。

まだ中をしっかり読んではないので詳しくはわからないが、
例の『学力テスト』より、かなりできている。

6年算数で87.4点、国語で78.6点。
本校より、算数で10点、国語で14点高い。


どうしてだろうか。

本校は4月の学力テストで算数が県平均、
国語が少しだけいいという結果であったが・・・。


今までは、『定着度調査』は定着を調べるもの、
という観点から一切の練習をしないでやろう、
と言うことになっていた。
(それが学力テスト、国語Aで最下位を招いたのかもしれないが)


県知事の発言、マスコミの報道を受けて過去問の練習をしたのだろう。
(学習に差し支えない範囲で大いに練習すればいい、と私は思っている。
 1月にテストをし、3月に結果がまとまりそのまま学年末を迎えるより
 まだましだからである。)

問題は「問題文」にある。
毎年、ほとんど同じ問題である。

練習しても練習の成果がわかるという同じ問題ではなく
学力がわかる問題を出したいものだ。

かつて作成に携わったこともあるので、強くそう思う。
今年の問題は昨年の8月上旬に作成されたが、その後に学力問題が報道された。
全く同じ傾向の問題を作ったのだ。そして、修正はしなかった。
これでは学力を測れはしない。


もし、定着度調査を継続するなら、問題を変えるだろう。

いや、変えなくてはならない。