サードウェイ(第三の道) ~白井信雄のサスティナブル・スタイル

地域の足もとから、持続可能な自立共生社会を目指して

100人の日本村の住民たち

2008年01月30日 | 環境の算術
2001年の秋頃、メール上で「100人の地球村」が爆発的に広がった。「57人のアジア人、21人のヨーロッパ人・・」云々で始まるメールを受け取った方も多いだろう。私は、友人からこのメールを受け取った時、いい話のようだが、送り主は何かストレスで疲れているのだろうかと心配した。 さて、日本を100人の村に喩えたら、そこにはどんな人が住み、どんな暮らしをしていることになるのだろうか。 . . . 本文を読む
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数字でみる環境問題~環境の算術

2008年01月16日 | 環境の算術
*「環境の算術」という連載の1回目を転載する。 ■環境の算術とは  算術というと、なんだか難しく聞こえるかも知れない。しかし、数字や数式を使うことで、概念的になりがちな問題をわかりやすく捉えることもできる。 また、環境問題は深刻な問題である、一人ひとりができることをやりましょう、という時代ではなくなった。どれだけ深刻な問題で、一人ひとりが何をどれだけ成すべきか、それを定量的に知る(知らせる)こ . . . 本文を読む
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エコライフの普及と意識・行動モデル

2007年11月26日 | 環境の算術
 国民全般的に環境配慮意識が高まってきている。しかし、世帯数が増えていたり、新たな家電製品が普及している状況では、生活の工夫だけでは簡単に環境負荷が削減するわけではない。  一方、環境配慮意識が高くとくも、まだまだ環境配慮行動の実施率が低く、意識と行動の乖離が大きい。また、環境配慮意識が高いといっても、アンケートの自己評価であり、本当に意識が高いわけではないともいえる。建前好きで見栄っ張りの日本人ならなおのこと。  本稿では、環境配慮意識と行動を規定する意識・行動モデルを紹介し、環境配慮意識を高め、行動を促すための情報提供の意義を整理する。そして、この連載で手がけてきた定量的な情報提供が、環境配慮に係る意識形成と行動促進に有効であることを説明する。 . . . 本文を読む
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ライフサイクルめがね ~炭のLCAを例にして

2007年11月26日 | 環境の算術
 LCAの例として、焼き鳥を焼く燃料としての炭を取り上げよう。 具体的には、「1m3の木材を炭にして、製造した木炭を焼き鳥用に使用する」場合の、二酸化炭素の排出量を考えてみる。 . . . 本文を読む
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200年の化石燃料時代

2007年11月24日 | 環境の算術
石油は有限な資源の代表である。しかし、有限だ、有限だと言われながらも、なかなか無くならない。1980年頃には、石油はあと30年で無くなると言われていたが、まだ無くなりそうもない。逆に、あと40年以上は大丈夫という数字もある。これでは狼少年のようで、石油の枯渇問題の深刻さが伝わらない。 石油の確認埋蔵量(可採年数)は今後も技術進歩等により減らない可能性もある。また、枯渇年数でいえば、あと100年は持ちそうだ。現在の子供たちが生きている間くらいは石油が持つのかも知れない。しかし、可採年数にせよ、枯渇年数にせよ、生産量が増え続ければ、ますます短くなる。 . . . 本文を読む
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