サードウェイ(第三の道) ~白井信雄のサスティナブル・スタイル

地域の足もとから、持続可能な自立共生社会を目指して

地域マネジメント草書~岡山の地域づくりに学ぶ

2019年11月06日 | 岡山の地域のこと
山陽学園大学地域マネジメント学部は、2018年4月に開設された、新しい学部です。学部の教員9名で、地域マネジメント学の教科書を作成しようと考え、手始めに「草書」と名付けた本を、2019年9月に作成しました。「草書」とは、草の根、草分けという意味を込めた造語です。学部では、この本を教科書として使用します。また、教材として取り上げた岡山市、真庭市、西粟倉村は、全国から注目される先進地です。全国で地域づくりに取り組む方々にも、お役に立つ本になっています。 . . . 本文を読む
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岡山県内の銅山:吉岡銅山の繁栄と煙害・鉱毒

2019年05月18日 | 岡山の地域のこと
●公害の原点:明治時代の鉱毒事件  明治時代、富国強兵・殖産工業は、生産設備、兵器等の輸入によって急ぎ進められたが。その対外支払い手段として、生糸とならび銅が海外に輸出された。この世界有数の銅生産国となった日本を支えたのが、四大銅山と言われた足尾鉱山、別子銅山、日立鉱山、小坂鉱山であった。その中で最大規模の採掘を行っていたのが足尾銅山である。  足尾銅山は1550年代に発見され、幕領として採掘 . . . 本文を読む
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岡山の魚と気候変動(地球温暖化)

2019年04月14日 | 岡山の地域のこと
 岡山で食べる魚は美味しい。穴子(あなご)、蝦蛄(しゃこ)、飯蛸(いいだこ)、鰆(さわら)、そし飯借(ままかり)という別名で知られる鯯(さっぱ)。どれも岡山の漁港で水揚げされ、岡山らしい食文化に貢献してきた。    しかし、瀬戸内での穴子や蝦蛄、飯蛸等の水揚げの減少が著しい。現在の瀬戸内海の水質は改善されているとはいえ、かつての汚染物質が底泥(これを漁師さんは“ヌマ&rd . . . 本文を読む
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