サードウェイ(第三の道) ~白井信雄のサスティナブル・スタイル

地域の足もとから、持続可能な自立共生社会を目指して

環境ビジネスから統合価値を生むビジネスへ

2016年03月19日 | 環境と経済・ビジネス
横浜環境ビジネスネットワーク メールマガジン【2月19日配信】   コラム【第12回】環境ビジネスから統合価値を生むビジネスへ  「環境のコモディティ化」といわれる。例えば、環境ビジネスの仕事において、新規性の余地が少なくなっており、安定(?)状態になっていることを指している。確かに、環境配慮設計における省エネや3Rへの配慮が当然となっているなか、環境配慮で差別化することは難しい。 . . . 本文を読む
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環境ビジネスと地域再生

2016年02月20日 | 環境と経済・ビジネス
横浜環境ビジネスネットワーク メールマガジン【2月19日配信】 コラム【第11回】環境ビジネスと地域再生     環境ビジネスは、地域再生に貢献できるだろうか。この問いに答えるためには、「そもそも地方再生とは何か」を考えなければならない。地方再生には、経済面と社会面、あるいはそこに暮らす住民生活面の3つの側面があるが、ここでは経済面の地域再生をとりあげる。    . . . 本文を読む
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大学生の力を環境ビジネスに活かす

2016年01月23日 | 環境と経済・ビジネス
横浜環境ビジネスネットワーク メールマガジン【1月19日配信】 コラム【第10回】大学生の力を環境ビジネスに活かす    エコプロダクツ展(2015年12月10日~12日、国際展示場)の感想その2。    毎年、講義の一環で視察に行き、学生一人ひとりに地域発エコプロダクツの目利きをしてもらい、自分がいいと思うものを調べて、発表をしてもらっている。今年は日程上、講義内で . . . 本文を読む
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『エコで地方創生』は成り立つか?

2015年12月19日 | 環境と経済・ビジネス
横浜環境ビジネスネットワーク メールマガジン【12月18日配信】   『エコで地方創生』は成り立つか? 今年もエコプロダクツ展に行ってきた(12月10日~12日、国際展示場)。日本最大規模の環境の展示会として、大企業から中小企業、大学生、NPOと出展範囲が広がっており、その多様性が魅力である。地域毎の環境ビジネスのコーナーの出展者が増えており、全国の都道府県や政令市の出展が賑わってい . . . 本文を読む
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環境ビジネスのプランニング支援ツール

2015年11月22日 | 環境と経済・ビジネス
横浜環境ビジネスネットワーク メールマガジン【11月19日配信】  コラム【第8回】環境ビジネスのプランニング支援ツール  環境ビジネスの創始者は、そのビジネスのアイディアをどのように得たのだろうか。個々のビジネス主体からみれば、アイディアは閃きであり、論理的な方法で生み出したものではないという場合が多いだろう。  しかし、環境ビジネスの創出のプロセスを分析し、その知見をもとに、エ . . . 本文を読む
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環境ビジネスとソーシャル・ビジネス

2015年10月20日 | 環境と経済・ビジネス
横浜環境ビジネスネットワーク メールマガジン【10月20日配信】  コラム【第7回】環境ビジネスとソーシャル・ビジネス    ソーシャル・ビジネスという言葉をよく聞くようになった。東日本大震災の後、被災地支援のビジネスとして注目されてきた。元々はグラミン銀行のムハメド・ユヌス氏が提唱した言葉で、社会問題の解決のためのビジネスという意味である。  コミュニティの中に限定して社会問題を解決するコ . . . 本文を読む
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地域における環境と経済の統合施策における経済効果

2014年10月26日 | 環境と経済・ビジネス
 環境大臣主催の「環境と経済活動に関する懇談会」がとりまとめた「環境と経済の好循環を目指して」(2003)では、「環境を良くすることが経済を発展させ、経済の活性化が環境を改善するという環境と経済の好循環を生み出すことにより実現される、環境と経済が一体となって向上する社会(「環境と経済の統合」)」の実現に向けた道筋を示した。環境と経済をと統合させる道筋として、環境行動がもたらす需要の創出、技術革新に . . . 本文を読む
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「環境コミュニティ・ビジネス」と「地域環境ビジネス」

2014年03月09日 | 環境と経済・ビジネス
「環境コミュニティ・ビジネス」という言葉は、かつて経済産業省の事業用語として使われたことがある、現在、あまり耳にしない言葉かもしれない。   ただ、私は、「地域環境ビジネス」と「環境コミュニティ・ビジネス」の違いを強調したいこともあって、「環境コミュニティ・ビジネス」という言葉を使う。    例えば、エコカーの部品をつくる企業が地域にあるとき、その企業は「環境 . . . 本文を読む
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「環境コミュニティ・ビジネス」の複層的で多様なアプローチ

2012年08月20日 | 環境と経済・ビジネス
 「持続可能な地域づくり」とは、単純に言えば、環境、社会、経済の3つを充足させる地域づくりである。そして、この持続可能な地域づくりを事業という単位で捉え、社会をコミュニティ、経済をビジネスという言葉に置き換えたものが「環境コミュニティ・ビジネス」である。  日本における「環境コミュニティ・ビジネス」へのアプローチは複層的で多様である。歴史をさかのぼると、環境、コミュニティ、ビジネスの3つを充足さ . . . 本文を読む
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環境コミュニティ・ビジネスと地域環境力

2012年01月29日 | 環境と経済・ビジネス
1)環境コミュニティ・ビジネスとは    「環境コミュニティ・ビジネス(以下、ECBと表す)」という言葉が、2003年度から2009年度にかけて実施された経済産業省の事業で使われた。同事業では、ECBを「地域の企業・NPO・市民団体等の地域コミュニティを形成する主体が連携・協働し、地域が有する環境問題の解決、地域の活性化を経営的感覚に基づき実践する事業」と定義した。つまり、コミュニテ . . . 本文を読む
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ISO26000にみる企業の社会的責任の範囲の拡張

2011年10月04日 | 環境と経済・ビジネス
   企業経営分野では、「トリプルボトムライン」という観点で持続可能性を捉える考え方が定着してきた。これは、GRIの持続可能性報告ガイドラインで示されている考え方で、企業の環境報告書を持続可能性報告書に発展させたキーコンセプトである。ボトムラインとは企業の決算報告書の最終行を指し、最終行に収益・損失という経済面だけを書くのではなく、社会面の人権配慮や社会貢献、環境面の環境汚染や資源枯渇 . . . 本文を読む
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豊岡視察 ~地域における環境経済戦略

2010年09月18日 | 環境と経済・ビジネス
写真:コウノトリのお酒(コウノトリ農法で作られたお米を原料にしたお酒) 兵庫県の豊岡市をようやく訪ねることができた。 コウノトリをシンボルとした地域づくりが目立つ地域であるが、私は「環境経済戦略」を作成している数少なき地域として、注目していた。 この戦略は、コウノトリの保護・放鳥を進めるなかで、生息環境づくりとしての農業のあり方が問われ、有機農業を進めることととなり、この有機農業を振興させ . . . 本文を読む
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環境コミュニティ・ビジネスのマーケティング

2010年07月19日 | 環境と経済・ビジネス
11日から14日まで、長野県飯田市での現地ヒアリング調査を行い、長野市に移動して、信州大学経営大学院での講義をしてきた。 飯田市でのヒアリングは、地区公民館活動と市民共同発電事業の関係形成を掘り下げるもので、地方都市における結合的社会関係資本とNPOとの連携プロセスを明らかにしてみたい。 信州大学の講義(環境コミュニティ・ビジネス論)では、その飯田市で実施した住民アンケート調査の結果を、環境コ . . . 本文を読む
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【出版のお知らせ】サステナブル企業論~社会的役割の拡大と地域環境の革新

2010年03月20日 | 環境と経済・ビジネス
掲題の書籍が無事に出版となった。 信州大学が、環境省の「環境教育人材イニシアティブ事業」により、環境経営に係る新たなマスターコースを創設するにあたり、その一環として作成したテキストである。 私は、同コースで、昨年度、環境コミュニティ・ビジネス論の試行を担当することとなり、そのために実施した事例スタディ等をとりまとめ、テキストの原稿とした。 取りあげた事例は8事例。環境コミュニティ・ビジネスと . . . 本文を読む
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環境コミュニティ・ビジネスの新たな定義

2010年01月11日 | 環境と経済・ビジネス
1.本格的な環境コミュニティ・ビジネスへの期待  「環境コミュニティ・ビジネス(以下、ECBと表す)」という言葉が、2003年度から2009年度にかけて実施された経済産業省の事業で使われた。  同事業では、ECBを「地域の企業・NPO・市民団体等の地域コミュニティを形成する主体が連携・協働し、地域が有する環境問題の解決、地域の活性化を経営的感覚に基づき実践する事業」と定義した。つまり、コミュニ . . . 本文を読む
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