サードウェイ(第三の道) ~白井信雄のサスティナブル・スタイル

地域の足もとから、持続可能な自立共生社会を目指して

再生可能エネルギーの歴史

2014年03月21日 | 環境の歴史
エネルギー利用の歴史の四段階    人類のエネルギー利用は、四つの段階に分けて捉えることができる。第一段階は再生可能エネルギーだけを利用していた時代。この段階の初期では、人類が手に入れて、扱うことができたエネルギーは火だけであったが、やがて水力や風力、人力や動物の力を動力として利用するようになった。薪炭や植物油というバイオマス燃料も、熱や光を得るエネルギーとして利用されていた。   . . . 本文を読む
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環境問題の変遷その3

2008年01月19日 | 環境の歴史
5.環境問題が潜行した景気高揚の時代 (1)再び物質・エネルギー多消費時代へ  1970年代後半頃から高度経済成長の狂乱が一段落し、先端技術の活用による産業の高度化によって、新たな商品が生まれ国民生活もより豊かで利便性に富んだものになっていくとともに、国民生活における余暇時間の増加や価値観の個性化・多様化を背景に、生活の質の向上や精神的な豊かさを求める国民意識も高まってきた。  1977年に . . . 本文を読む
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環境問題の変遷その2

2008年01月19日 | 環境の歴史
3.高度経済成長の歪みが顕在化した時代 (1)重化学工業化とエネルギー革命  何物をも戦争遂行につぎ込んだ挙げ句、日本の都市は焼土となり、多くの山は木を失って、ようやく終戦を迎えた。当時の経済安全本部の調査では、生産設備の44%が破壊されており、特に消費関連部門の生産能力の低下が著しかったと報告している。  戦後の復興においては、当時の吉田内閣の主導により「傾斜生産方式」(1946~48年) . . . 本文を読む
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環境問題の変遷その1

2008年01月19日 | 環境の歴史
 我々の産業活動は、戦後復興を経て、飛躍的な発展を遂げてきた。しかし、経済効率性の追求は、その陰で公害病と言われる深刻な健康被害をもたらし、また、全国各地に大気汚染、水質汚濁、騒音・振動、悪臭、地盤沈下、土壌汚染等の公害問題を顕在化させてきた。  問題の発生を後追いする形で、関連法制度が整備され、環境影響の観点から産業活動への規制が成された。しかし、対策が一巡すると、地球環境問題や有害化学物質等、 . . . 本文を読む
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ふるさと伝承の千恵

2007年11月17日 | 環境の歴史
 温暖多雨な気候で、自然に恵まれた日本では、自然の中に神様が宿るという伝統的な自然観とも相まって、自然と上手くつきあう工夫が伝統的に成されてきた。  しかし、明治維新後、西洋諸国へのキャッチアップを志向するあまり、伝統的な生産・生活様式は軽視され、それが人間と自然とのつきあい方のバランスを損なう一因となってきた。  今日的な環境問題を解決していく上で、地域の風土に根ざして形成されてきた自然とつきあう工夫を今一度見直すことの意義は十分にあるものと考えられる。 . . . 本文を読む
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