福岡万葉散歩

街の様子や木々や草花を眺め乍ら、先人の俳句や和歌を織り込んで、今の季節を楽しみたい。たまには万葉散歩も楽しみたい。

2012.10.20(土) 秋明菊の花が咲く

2012-10-30 | 
秋明菊(しゅうめいぎく)の花が咲いた。京都の貴船山あたりに多く自生していたことから「貴船菊」ともいう。秋になると菊に似た花を咲かせるところから「秋明菊」という名が付いたという。もともとは中国原産のキンポウゲ科の多年草でアネモネの仲間という。室町あたりに日本に伝わったといわれている。

白い花弁に黄色の花芯の貴船菊が秋の日に正面を向いてスクッと立つ様は何とも言えない気品があると思う。

秋明菊
秋明菊  貴船菊   背景の黄色の花はランタナ

    秋明菊カレーを食べし息に触れ      大林清子

    菊の香や垣の裾にも貴船菊        水原秋櫻子


2012.10.19(金) 杜鵑草の花咲く

2012-10-27 | 
鳥の時鳥(ほととぎす)は初夏、花の杜鵑草(ほととぎす)は秋と季節がちがっている。その鳥の腹の模様に似た斑点が、この花の紅紫色の斑紋に似ているために、花の名がつけられたという。

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杜鵑草(ほととぎす)  油点草(ゆてんそう)

    草の名は山ほととぎす雨期長し      中村汀女

    紫の斑(ふ)の賑しや杜鵑草        轡田 進


2012.10.10(水) 二水会で天神へ出る

2012-10-19 | 街角風景
二水会の定例の会合が何時もの福岡市天神の益正であった。今日は「おやじコース」というものがメニューに加わったとかで、それを頼むことにした。そう、今日は奮発したことになった。ただし時間制限というのがあって、2時間という。話題は何時もの時事問題などであるが、きょうは遺産問題でも議論が沸きあがった。土地は厄介なもので、お金が一番だとの意見にただただ肯くばかりであった。

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左に福岡市役所、中央薄茶色の建物がエルガーラビル、水色がエルガーラ会館と大丸百貨店東館、赤茶色が大丸百貨店西館と西日本新聞社、右にショッピングビルのイムズが見える。

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定点撮影地点:明治通りから西に天神交差点の天神ビルを望む
天神ビルは昭和35年、軟弱地盤を克服するため潜函工法を採用して竣工した。それから長い間、天神ビルは福岡のランドマークビルとして人々に親しまれていた。左側のビルは通称「福ビル」で天神ビルより一年遅れの昭和36年に竣工した。

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益正天神店にて帰り際に写す