福岡万葉散歩

街の様子や木々や草花を眺め乍ら、先人の俳句や和歌を織り込んで、今の季節を楽しみたい。たまには万葉散歩も楽しみたい。

2014.4.9(水) 二水会で天神へ出る

2014-05-06 | 街角風景
二水会で天神へ出た。天神交差点のシンボルツリー「香椿(チャンチン)」にも、淡い赤紫の若葉が目立ちはじめた。香椿は樹高が極めて高くなるそうで「天突く」、「雲破り」などの別名がある。天神の香椿(チャンチン)は二代目でまだ若く樹高はまだそう高くない。

IMG_3890.jpg 天神交差点  左パルコ、右天神ビル  中央部に香椿(チャンチン)がわずかに見える

IMG_3895.jpg 天神交差点より北の方を望む  左天神ビル  右ダイヤモンドビル

IMG_3896.jpg 益正天神本店にて


2014.4.1(火) 太宰府の都府楼址に桜を見る

2014-05-06 | 万葉紀行
太宰府の都府楼址の北側に花見をした。大野山の南面の麓である。

IMG_3885-1.jpg  都府楼址の北側の桜

IMG_3882-1.jpg  前の写真のすぐ裏側である大野山の麓にある万葉歌碑

IMG_3880-1.jpg  万葉集巻五の巻頭を飾る大伴旅人の万葉歌碑

  世の中は空しきものと知る時し

     いよよますます悲しかりけり    

   大伴旅人 万葉集巻五-793

IMG_3881-1.jpg  大伴旅人の万葉歌碑の説明プレート 

IMG_3879-1.jpg  大伴旅人の万葉歌碑  万葉集巻五・雑歌の巻頭を飾る大伴旅人の歌が刻まれている

雑歌

大宰帥大伴卿の、凶問(きょうもん)に報(こた)ふる歌一首


     世の中は空しきものと知る時し

        いよよますます悲しかりけり  

         (大伴旅人 万葉集巻五-793)

          神亀五年(728)六月二十三日

大宰府の帥(そち)(長官)として大伴旅人が赴任したのは、728(神亀五)年の冬一、二月ごろという。そのとき帯同した妻の大伴の郎女(いらつめ)は、大宰府到着後まもなく病死したという。
この歌は大宰府に赴任し、まもなく妻を失った悲しみがうたわれているという。

IMG_3875-1.jpg  枝垂れ桜の万葉歌碑の前で