2020.7.30(木) 柳葉ルイラ草 新型コロナ

福岡県では29日、101人の新型コロナウィルス感染が確認された。1日あたりの感染者は26日の90人を上回り、過去最多。

福岡市も26日の6１人を上回り75人と過去最多。75人のうち43人が感染経路不明という。市内では新たに3カ所でクラスター(感染者集団)を確認。東区の千早病院では看護師4人と入院患者5人が陽性となった。中央区の上智福岡中では同じクラスの生徒6人が感染。早良区の美容室では従業員と客計5人が陽性となった。クラスターが発生した中央区のダンスクラブ「Cat’s Fukuoka」では新たに客10人の陽性が判明、感染した客は間43人に。福岡市教育委員会は西区の私立小で60代男性用務員の感染を発表。

北九州市では8人の感染を確認。

福岡県内では他に、西日本鉄道(福岡市)が西鉄バス久留米八女支社の50代男性運転手が感染したと明かした。陸上幕僚監部も飯塚駐屯地(飯塚市)の20代男性隊員の感染を公表。

柳葉ルイラ草

　　花言葉　「正直」「勇気と力」

　　　　　　　「愛らしさ」「魅惑」

2020.7.29(水) 薔薇 新型コロナ

分福岡県内で28日、新たに54人の新型コロナウィルス感染が確認された。大分県では98日ぶりに感染を確認し、九州7県の新規感染者は計115人だった。

福岡市は20代から90代の男女16人の感染を確認した。1日あたりの感染確認が20人を下回るのは今月18日以来10日ぶり。福岡市が27日から集計時間を早めたことに伴い、28日発表分の対象となる検査数が少なかった。

福岡市によると、クラスター(感染者集団)が発生している中央区のダンスクラブ「Cat’s Fukuoka」関連の感染者は客6人が新たに確認され、計33人となった。同区の別のダンスクラブでもこの日までに従業員2人の感染が判明した。市会議員1人の陽性が確認されていた自民党市議団は、会食していた他の市会議員17人全員が陰性だったと発表した。

北九州市は16人の感染を確認。福岡県警は、うち1人が30代の女性警部補と明らかにした。同市で1日の感染者数が10人を超えたのは6月1日(16人)以来、約2ヶ月ぶり。

福岡県内では他に、男女22人の感染を確認。陸上幕僚監部はうち1人が小郡駐屯地(小郡市)に勤務する20代男性隊員と発表。苅田町も60代男性職員が含まれていることを明らかにした。

薔薇

　　忘れそう薔薇に鋭き爪あるを

　　　　　　　　　　　稲岡逹子

2020.7.28(火) 合歓の花 新型コロナ

福岡市では27日、10歳未満から60代の男女20人の感染を確認した。福岡市によると、クラスター(感染者集団)が発生した南区のカラオケ付きバーで客2人、中央区のクラブの従業員1人の感染を新たに確認。同区のダンスクラブ「Cat’sFukuoka(キャッツフクオカ)」の客の感染者は3人増えて計27人となった。自民党福岡市議団(市議18人)は同日、所属男性市議が感染したと発表した。北九州市が確認した感染者は、若松区の30代男性会社員と朝倉市の40代男性の2人。久留米市も20代の男女3人と50代男性の感染を発表した。この他の県内の感染者は10歳未満から70代の男女23人。福岡労働局はこのうち1人が、ハローワーク福岡南(春日市)の職員と発表した。那珂川市の10歳未満から50代の男女4人、大牟田市と柳川市の20代から40代の男性4人の陽性も判明した。筑紫野、太宰府、古賀各市や朝倉郡などでも感染が確認された。

合歓の花　ねむのはな

　　目がさめた頃かよ合歓の花が散る

　　　　　　　　　　　　　正岡子規

2020.7.27(月) 百日紅 新型コロナ

福岡県では26日、新たに90人の新型コロナウィルス感染が確認された。23日の66人を上回り、1日の感染者数として最多。50人以上の感染確認は6日連続となった。26日の九州7県の新規感染者は計126人となり、初めて100人を突破。これまで最も多かった23日の90人を大きく上回った。

福岡市は10歳未満から90代の男女61人の感染を発表。1日あたりの感染者数は23日の47人を上回り、過去最多を更新した。全体の約8割を30代以下がしめた。

福岡市によると、クラスター(感染者集団)が発生した中央区のダンスクラブでは、来店した20代から40代の男女5人の陽性が新たに判明。感染がわかった来店客は計24人となった。

博多区の雑餉隈保育園では、女児1人と20代から40代の女性保育士3人が感染。同園では既に保育士1人が陽性となっており、同園の感染者は計5人となった。福岡銀行は、市が26日発表した感染者に従業員が含まれると明らかにした。

北九州市は、10代から90代の男女9人の感染を確認した。戸畑区の10代の学生は、クラスターが発生したとされる阪南大(大阪府)のクラブに所属し、22日から帰省していた。久留米市は、いずれも市内在住で20代の男性会社員と女性美容師の感染を発表した。

福岡県は他に10代から70代の男女18人の感染を発表。福岡刑務所(宇美町)では、新たに20代の男性刑務の感染が確認された。同刑務所の刑務官の感染は4人目。糸島市の20代女性は接待を伴う飲食店に22日まで出勤していた。

サルスベリ　百日紅

　　散れば咲き散れば咲きして百日紅

　　　　　　　　　　　　　　千代女

2020.7.26(日) 合歓の花 新型コロナ

福岡県内で25日、新たに計50人の新型コロナウィルス感染が確認された。30代以下が35人で7割を占めている。1日の感染者が50人以上となるのは5日連続である。

福岡市は、10代から70代の男女32人の感染を発表した。このうち20代の男性2人は、福岡市中央区のダンスクラブの客と従業員。福岡市はこれまでの調査で他の感染者17人が客として来店したことを把握しており、店内でクラスター(感染者集団)が発生したと判断した。福岡市によると、感染した客18人は10代から20代が中心で、6月30日から今月19日までに来店している。複数回来店している客もいる。このほか、クラスターが発生した中洲の会員制クラブで40代から50代の男性客3人と従業員の40代女性が新たに陽性となり、同点での感染者は計15人となった。

北九州市は、20代の男女6人の感染を確認。うち3人はいずれも九州国際大(八幡東区)の男子大学生。北九州市立大(小倉南区)の女子大学生と、小倉北区と八幡西区に住む医療スタッフの女性2人の感染も確認された。久留米市も熊本市に住む20代男子大学生1人の感染を確認した。県内のこの他の感染者は10代から70代の男女11人で、8人が30代以下だった。

合歓の花　ねむのはな

　　虹飛んでき来たるかという合歓の花

　　　　　　　　　　　　　　細見綾子

2020.7.25(土) 鬼百合 新型コロナ

福岡県では24日、新たに52人の新型コロナウィルス感染が確認された。過去最多となった23日の66人を下回ったものの、1日の感染者数は4日連続で50人を超えた。

福岡県では24日、新たに52人の新型コロナウィルス感染が確認された。過去最多となった23日の66人を下回ったものの、1日の感染者数は4日連続で50人を超えた。

福岡市によると、クラスター(感染者手段)が発生した南区のカラオケ付き婆と博多区中洲のクラブで、それぞれ70代の男性客1人と30代の従業員男女2人の陽性が新たに判明した。介護職員1人が感染していた西区の介護施設では、70代から90の代の入所者女性3人の感染もわかった。福岡県はみやま市の40代女性看護師80代から70代の男女13人について感染を発表した。同県では、久留米市が20代男子大学生ら4人の感染を確認。北九州市も4人の感染を発表した。

鬼百合

　　しづけさは鬼百合の丈そのあばた

　　　　　　　　　　　　　　森澄雄

2020.7.24(金) ガザニア 新型コロナ

福岡県は23日、新たに66人の新型コロナウィルス感染を発表した。福岡県内の1日あたりの感染者数は21日が53人、22日が61人で、3日連続で最多を更新した。

福岡市は男女47人の感染を確認した。今月11日に福岡市内の飲食店で同窓会を開いた20代男性6人の感染が判明。福岡県は、太宰府市の20代自営業の男性、筑紫野市の20代女性ら男女12人の感染を発表。北九州市は4人、久留米市は3人の感染を発表した。

ガザニア　勲章菊

　花言葉　「あなたを誇りに思う」

　　　　　「身近の愛」

　　　　　「きらびやか」

2020.7.23(木) グラジオラス 新型コロナ

。福岡県では22日、前日に引き続き4月の流行初期を上回る新型コロナウィルスの新規感染者61人を確認した。福岡県内でこれまでに確認された1日の感染者数は4月11日の43人が最多だった。一旦沈静化したものの、7月21日は53人、22日は61人となった。明らかに増加傾向にある。

福岡市は10代から80代の男女44人の感染を発表し、うち16人の感染経路が不明。1日あたりの新規感染者数は21日の39人が最多だったが、さらに5人増えた。福岡市は新たなクラスター(感染者集団)の発生を飲食店4店で認定。南区のスナックでは計6人の感染を確認し、うち従業員2人が客として訪れた同区のカラオケ付きバーで6人が感染していたことが明らかになった。また、中洲地区と中央区の同じグループの接待を伴う飲食店2店で従業員ら計18人の感染が判明。

北九州市は3人の感染を確認した。このうち2人は、ともに八幡東区在住で九州国際大(八幡東区)に通う10代と20代の男性。残りの1人は小倉北区の20代女性。

久留米市は20代から40代の男女5人の感染を発表した。

福岡県は、10歳未満から80代の男女9人の感染を確認したと発表した。福岡都市圏の感染者は、朝倉郡の20代男性会社員、いずれも福岡市の20代男子学生と40代男性会社員、糸島市の20代女性会社員と家族の10歳未満の男児、いずれも糟屋郡の80代女性と70代女性、他に北九州市在住の20代男子学生と、柳川市在住の20代男性会社員の感染も判明した。

グラジオラス

　　腹まなくグラジオラスは咲きのぼり

　　　　　　　　　　　　　　加藤楸邨

2020.7.22(水) 日日草 新型コロナ

福岡県で21日. 1日あたりの過去最多となる53人の新型コロナウィルス感染が確認された。これまでは緊急事態宣言中だった4月11日の43人が最も多かった。

福岡市は20代から80代の男女39人の感染を発表した。福岡市内で1日に確認された感染者の最多は26人(4月4日、10日)だったが、大きく上回った。感染者が20人超となったのは3日連続である。これまでクラスター(感染者集団)が確認されていた福岡市中洲のキャバクラで20代女性従業員、福岡市西区の通所介護施設では利用者の80代女性の感染がわかった。

福岡県は大野城市の50代男性会社員や糟屋郡の50代男性会社員、糟屋郡の30代女性看護師ら10人の感染を確認した。福岡刑務所(福岡県宇美町)は、感染者のうちの1人が同刑務所の40代男性刑務官と明らかにした。北九州市は1人、久留米市は3人の感染を発表した。

日日草　にちにちそう

　　紅さしてはぢらう花の日日草

　　　　　　　　　　　渡辺桂子

　　　　　

2020.7.21(火) 野牡丹 新型コロナ

福岡市で、新型コロナウィルスの感染が再び急増している。1日あたりの感染者は7月16日から5日連続で10人を超え、7月20日は25人で過去最多に迫っている。7月の感染者は接待を伴う飲食店関係が4割を占め、年代別では20代から30代が約半数であった。ここ数日は高齢者や子供の感染も目立ってきており、福岡市は爆発的な感染拡大に危機感を強めている。

福岡市で感染が再流行し始めたのは7月に入ってからだ。5月から6月は緊急事態宣言に伴う外出自粛の効果で感染者が出ない日が多かったが、7月はほぼ毎日確認されるようになった。特に7日から14日連続で判明。19日と20日の両日は20人台に達し、緊急事態宣言前後の4月4日、10日両日に記録した26人に近づいている。

再燃の一因は、流すなどの接待を伴う飲食店での感染拡大だ。スナックやキャバクラの従業員や客の感染が相次ぎ、7月は3店舗でクラスター(感染者集団)が発生。7月の感染者113人(19日現在)のうち、接待を伴う飲食店の客や従業員、その同僚や子供などが全体の4割を占める。

年代別では20代から30代が5割を超え、若年層が目立つ。医療機関や高齢者施設でクラスターが相次ぎ死者も増えた4月とは違い、無症状や軽症が多く7月は現時点で重傷者はいない。

ただ20日には通所介護施設で職員と利用者計14人が感染するクラスターが判明。「夜の街」や若者から家族などに感染が広がり、病院や高齢者施設で再びクラスターが多発することも危惧される。

野牡丹　のぼたん

　　野牡丹の一と日の命けさあえか

　　　　　　　　　　　　富安風生

2020.7.20(月) 鬼百合 新型コロナ

福岡県内では19日、新たに32人の新型コロナウィルス感染が確認された。緊急事態宣言の解除後で最多である。県内の感染者は計1021人となり、1000人を超えた。このうち福岡市では、0歳から80代の男女24人が感染した。福岡市によると、11 人が感染経路不明である。福岡市で1日あたりの感染者数が20人を超えるのは4月11日以来で、99日ぶりである。感染確認は13日連続で、累計501人となった。福岡市西区の通所介護施設(デイサービス)では、介護職員の40代女性と利用者の80代女性が感染した。同施設での感染者は計3人となった。クラスター(感染者集団)が発生した中洲の接待を伴う飲食店では、20代の女性従業員が陽性となり、この女性の子供2人の感染も判明した。

北九州市では、福岡県内の大学に通う若松区在住の20代男性が感染した。感染経路は不明である。男性は今月7、8日に父親と東京都内に滞在しており、14日には福岡県内で友人8人と2時間ほど会食した。北九州市での感染確認は2日連続で、感染が再拡大した5月23日以降の累計は195人となった。

福岡県ではこのほか、うきは市に住む40代から90代の男女7人の感染がわかった。福岡県によると、7人は陽性が判明している同市の80代女性と同じ介護施設「ひまわりの郷吉井」の通所サービス利用者とその職員である。福岡県はこの施設でクラスターが発生したと見ている。

鬼百合　

　　鬼百合がしんしんとゆく朝の空

　　　　　　　　　　　　　坪内稔典

2020.7.19(日) 風船唐綿 新型コロナ

福岡県では18日、新たに24人の新型コロナウィルス感染が確認された。福岡市では、20代から60代の男女16人の感染を確認した。このうち9人が中洲の接待を伴う飲食店の従業員や客という。福岡市での感染確認は12日連続である。クラスター(感染者集団)が発生した中洲の接待を伴う飲食店では、新たに40代から60代の男性客4人と従業員の30代女性が感染した。同店の陽性者は計15人となった。中洲の別のキャバクラでも新たに20代女性従業員2人が陽性となり、同店での感染者は計8人となった。北九州市は5人の感染を確認した。家4人は北九州市若松区の同郷家族で、残る1人は北九州市門司区の30代男性会社員である。福岡県久留米市は市内在住の20代男子学生の感染を発表した。福岡県は大野城市の20代女子学生、飯塚市の30代自営業男性の感染を発表した。

風船唐綿　ふうせんとうわた

　花言葉　「楽しい生活」「隠れた才能」

　　　　　　「いっぱいの夢」

2020.7.17(土) 唐綿 新型コロナ

福岡県では17日、新たに19人の新型コロナウィルス感染が確認された。福岡市は男女15人の感染を発表した。このうち中洲の接待を伴う飲食店の従業員や客は計8人で、福岡市は2店舗でクラスター(感染者集団)が発生したと判断した。福岡市によると、中洲の接待を伴う飲食店1店舗で、20代から40代の従業員男女5人と40代から50代の男性客2人の感染が判明した。同店ではすでに従業員と客計3人が陽性になっており、感染者は計10人となった。これまでに5人の従業員が感染していたキャバクラでも、新たに20代男性従業員が陽性となり、福岡市は同店でもクラスター(感染者集団)が発生したと認定した。福岡市での感染確認は11日連続で、1日あたりの感染者数が2桁になるのは2日連続である。福岡県内では、八女郡の20代男性会社員、糟屋郡の60代男性タクシー運転手、うきは市の80代女性、筑紫野市の20代女性の感染も確認した。

唐綿　とうわた

　花言葉　「私を行かせて」、「心変わり」

2020.7.17(金) 紫陽花 新型コロナ

福岡県では16日、新たに16人の新型コロナウィルス感染が確認された。福岡市は13人の新規感染を確認したと発表した。10代から50代の男女で、うち9人は同日時点で感染経路不明という。30代の女性2人は中洲の接待を伴う飲食店の従業員で、この店では客1人が陽性になっていた。感染者の判明は10日連続で、2桁になったのは4月21日以来、約3ヶ月ぶりである。北九州市では、若松区の20代女性と小倉南区の80代女性の感染が判明した。このほか福岡県では遠賀郡の無職の60代男性が感染した。

紫陽花　七変化

　　紫陽花の変化のあとの枯変化

　　　　　　　　　　　山口誓子

2020.7.14(火) 白桔梗 新型コロナ

福岡県内の新型コロナウィルス感染者は12日に5人、13日に2人の計7人が新たに確認された。福岡市では12日に南区の50代男性飲食店従業員と30代無職女性の感染が判明した。13日は東区の20代男性会社員の感染を確認した。北九州市では12日に八幡東区の70代女性と八幡西区の90代女性の感染を確認した。13日には、八幡東区の20代女性医療スタッフの感染がわかった。県内では他に、糟屋郡の10代男子学生の感染が12日わかった。

白桔梗

　　日暮とも雨けむるとも白桔梗

　　　　　　　　　　　藤田湘子

作家、高橋治に次の一文がある。

有名な朝鮮民謡「トラジ」とは桔梗の花。ペクトラジとは白桔梗である。朝鮮民族の白色好みは柳宗悦のいうように悲哀の色ではなく、太陽の明るさにつながるものとしたのは、金両基氏が1977年1月、朝日新聞に発表した衝撃的なエッセイだった。主に李朝白磁を論じたこの説を頭に置き「トラジ」を聞くと、白に仮託された朝鮮民族のしたたかな楽天性が心に染み入ってくる。