夕方の店番に店に入ると、枯葉が舞い込んでいた。
店内に常時流しているFM放送。
日曜の夕方はFM東京でユーミンの番組がある。
聴くとはなしに聴いていたら、懐かしい歌が流れた。
ハロウィーン
木枯らしのバスが夕暮れの街を過ぎれば
うつむいた人々 どれもが似ている顔
たぶん あなたの愛した
私はどこにもいないの
若さが創った美しすぎるまぼろし
もういけない たずねてゆけない
わがままなあなたをゆるしそう
ハロウィーン
りんごのにおいと風の国へ急ぎます
随分昔に聴いた記憶がある。
調べると「りんごのにおいと風の国」という歌で、アルバムは「OLIVE」だった。
そのジャケットがすぐに脳裏に浮かんだ。
あれは何色というのが正しいのだろ?
うぐいす色をもう少し濃くしたようなバックに、ファッション雑誌の表紙の
ような服と帽子のユーミンが写っている感じだった。
よく聴いたアルバムだ。
その、何とは無しに晩秋を思わせる透明感のある切ない旋律を聴いていると、
不意に当時の感覚が蘇ってきて、不覚にも落涙しそうになる。
あれから何年たったんだっけ・・・
トラバをいただきありがとうございました。
チュー太郎さんとは年齢が近そうなこともあって(笑)
「何とは無しに晩秋を思わせる透明感のある切ない旋律を聴いていると、
不意に当時の感覚が蘇ってきて、不覚にも落涙しそうになる。」とお書きになっていますが、
激しく同感です。
ほんとうに何とはなしに過去の一場面が、
そしてその時の言いようのない気持ちがふと思いだされて
うるうるしちゃうこと、私にもあります。不覚ですが。
そしてこの歌のよさって、確かに晩秋を思わせる切ない旋律なのでしょうね。
理屈じゃないっていうか。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。
こちらこそよろしくお願いします。
また時々お邪魔しますね。
「歌詞のディテール」というと、具体的にどういうことですか?(あなたのおっしゃる”ディティール”の意味が解りません)
>調べると「りんごのにおいと風の国」という歌で、アルバムは「OLIVE」だった。
ディティールというのはともかく、あなたが「歌詞」についてあまり考えたことがないというのは、それはそうでしょうね、って思います。ラジオから流れてきて、「曲名」も解らなかったくらいなんですものね。考えたことがあったわけがないと思います。
>この歌は、「晩秋」と、「過去」を表現したかったのではないかと感じています。
「晩秋」と「昔のこと」をいいたいってだけの歌なんですか?
歌詞のディティールは考えたことはないとのことでしたが、どこらへんからそう思われたんですか?
「過去」(昔のこと、過ぎ去った日々のこと)はどこらへんに表現されてるとお考えですか?
>「晩秋」「過去」「ピリオド」を具現化する物体が「いのこずち」だったのではないかと。
もちろん、その人とは別れを告げて違う世界へ行く・・って曲だとは思いますが、「いのこずち」って引っ付くものですよね。♪言えなかった想いを 残らず込めるように・・なのですから、心はまだあるのよ、とか、忘れないでね・・というようなメッセージだと思いますよ。それに「いのこずち」を使おう・・ってユーミン様、思いつかれたんだと思います。
「いのこずち」が示してるものは、「短い秋の終わり」と「ピリオド」だと思いますよ。
>そして、その馴染みのないフレーズが妙にこの歌のアクセントになっている気がするのです・・・
なじみがあろうがなかろうが、どうだっていいことだと思いますが?(それに30年近くも前の昔、知ってる人は知っていたと思います)ユーミンがわざわざ「いのこずち」なんて言葉を使ったのはひとつには語感がいいからだと思う。語感がよくて、しかも「短い秋の終わり」と「ピリオド」をそれで表せるから、実際想像してみたら全然非現実的だけど歌詞にされたんですよ。
でも、ここへいきなりこういう登場のされ方をしても、前後の脈絡も何もあったもんじゃないから、あなたのサイトでキチンとお話しますね。