新聞の書籍広告に惹かれ、図書館の蔵書を調べてみたら収蔵されていたので借りてみた。
現金3400万円を残して孤独した身元不明の女性、
あなたは一体誰ですか?
はじまりは、たった数行の死亡記事だった。警察も探偵もたどり着けなかった真実へ――。
「名もなき人」の半生を追った、記者たちの執念のルポルタージュ。
ウェブ配信後たちまち1200万PVを獲得した話題の記事がついに書籍化!
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
2020年4月。兵庫県尼崎市のとあるアパートで、女性が孤独死した。
現金3400万円、星形マークのペンダント、数十枚の写真、珍しい姓を刻んだ印鑑鑑......。
記者二人が、残されたわずかな手がかりをもとに、身元調査に乗り出す。舞台は尼崎
から広島へ。たどり着いた地で記者たちが見つけた「千津子さん」の真実とは?
「行旅死亡人」が本当の名前と半生を取り戻すまでを描いた圧倒的ノンフィクション。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
結局、これと言う結論には到達しない。
ただ、そうしたいきさつを抱えた老女が世間の片隅でひっそりこの世を去った事実だけが残る。
そして、それを執念とも言うべき根気良さでトレースしてゆく二人の若い記者。
共に1990年生まれというから、私の息子より若い。
昨今、こうした事実におのれの年齢を突き付けられる事が増えてきた。
人は必ず、やがて死ぬ。
そして、そこへ到達する迄には様々な痕跡を残している。
それだって、100年も経てば、風化して忘れ去られる。
諸行無常・・・
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます