私、この映画好き すごく好き!!
ティム・バートン監督お得意のホラー・ファンタジー、Peculiar(特殊な)子供達の寮母さんで、鳥に変身したり、時のループを作ることが出来るミス・ペレグリン(Peregrineは雌のハヤブサのことです)は、魔女役なら当代随一と私が思っている、ミステリアスな美貌のエヴァ・グリーン。
主人公の、ドラッグストアでバイトし、同級生にバカにされ、理解のない両親に辟易してる冴えない奴だと思ってた自分が、実は世界を救う能力の持ち主で、アドベンチャーと恋に出会うという、少年漫画的に王道な主人公ジェイク(ジェイコブの愛称)は、エイサ・バターフィールド。造り物のような硬質さが「エンダーのゲーム」のエンダー役に、すっごくぴったりだったけど、今回も、ひょろんとして、格段ハンサムすぎない普通の子っぽさの中に、印象的な青い瞳が神秘的な何かを感じさせます。
悪役のバロンはサミュエルJ.ジャクソンです。ブードゥー教の悪魔のような、禍々しい役がピッタリすぎ。もうハリウッドじゃ、神様はモーガン・フリーマン、悪魔はサミュエルJ.ジャクソンと決まっておる。ヘンに役者さんに新境地開拓!させず、定石通りの配役も良かったと思うの。ラングドン教授がトム・ハンクスとか、お耽美吸血鬼がトム・クルーズとかってのが未だに納得出来ない私としては。
ジェイクの Love Interest、エンマ・ブルーム(エラ・パーネル)は、軽すぎて錘付きの靴を履いていないと浮いてしまうという儚さが、がっしりした顎と眼力のせいでか、どう見ても強そう!って感じで合ってないかと思ったら、風船よろしく大量の(きっと超圧縮)空気を体内に持っているので、これでいいのか、と。原作との一番の違いは、エンマが空気娘、オリーブが着火ガールと入れ替わってるとこ。防火手袋着用でハグより、浮いてる女の子とのほうが、絵的にもロマンティックだよね。
ジェイクが、子供の頃、色々と不思議なお話をしてくれた祖父が過ごした「奇妙な子供達」の孤児院を訪ねたウェイルズの島、ドイツの空襲で焼け落ちていたい廃墟となった孤児院、時間のループを超えた1943年の孤児院と庭、島、ビンテージなドレス、海底に沈む舟… 何もかもが素敵すぎ。孤児院は、こんな廃墟があったら探索したい!こんな(爆撃される前の)お屋敷があれば、お庭を探索し、居間でお茶を頂きたい!大きなニンジンで出来たケーキ(?)おいしそう!島の海岸も、ロンドンのピアも、兎に角、何もかもがステキなのです。
映画の中には、他の映画からのオマージュが所々に見られました。私が確信できるのは「シャイニング」(ドアの破れ目から除く怖い顔) 、「トイ・ストーリー」(殺し合う改造人形)、「X-Men」(奇妙な子どもたちがX-Menみたいなものだけど、水に手を触れたらどんどん凍るシーンがX-Men映画のあるシーンに似てる)くらいだったけど、これから考察サイト等が出てくるでしょうから、元ネタバレが来るのが楽しみです。
原題は「Miss Peregrine’s Home for Peculiar Children(ミス・ペレグリンの奇妙な子どもたちのための家)」。原作者のランサム・リッグ氏は、サンタ・モニカ在住で、この本で一躍人気作家になる前に、シャーロック・ホームズのガイドブックを共著しています。実は、数年前のLA Timesのブック・フェスティバルで、ホームズに出会ったばかりで読み漁っていた上息子の相手を随分と長くしてくれて、おばさんは「良い青年だのう」と、思っておりました。そしたら、いきなりNY Timesのベストセラー・作家になって、おばさん、わけもなく鼻高々だよ。
ランサム君(30代後半も私から見りゃ若者である)は、古い写真を集めるのが趣味で、このお話も、自分のコレクションから想像を膨らませて出来たものだそうです。映画で使われている奇妙な古写真の数々は彼自身のコレクションや、有名なローズボールのフリーマーケットのベンダーさんを通して手に入れた、本物のビンテージ写真だって。
この一作単体で全てがクリアになってはいないけど、一応、お話はきれいにまとまって、いかにも「続きます(`・ω・´)キリッ」手終わり方じゃないのも好きだな。でも、実は原作は3部作。ぜひ、続きの二作も映画化して欲しいです。もちろん、同じティム・バートン監督でねv
ティム・バートン監督お得意のホラー・ファンタジー、Peculiar(特殊な)子供達の寮母さんで、鳥に変身したり、時のループを作ることが出来るミス・ペレグリン(Peregrineは雌のハヤブサのことです)は、魔女役なら当代随一と私が思っている、ミステリアスな美貌のエヴァ・グリーン。
主人公の、ドラッグストアでバイトし、同級生にバカにされ、理解のない両親に辟易してる冴えない奴だと思ってた自分が、実は世界を救う能力の持ち主で、アドベンチャーと恋に出会うという、少年漫画的に王道な主人公ジェイク(ジェイコブの愛称)は、エイサ・バターフィールド。造り物のような硬質さが「エンダーのゲーム」のエンダー役に、すっごくぴったりだったけど、今回も、ひょろんとして、格段ハンサムすぎない普通の子っぽさの中に、印象的な青い瞳が神秘的な何かを感じさせます。
悪役のバロンはサミュエルJ.ジャクソンです。ブードゥー教の悪魔のような、禍々しい役がピッタリすぎ。もうハリウッドじゃ、神様はモーガン・フリーマン、悪魔はサミュエルJ.ジャクソンと決まっておる。ヘンに役者さんに新境地開拓!させず、定石通りの配役も良かったと思うの。ラングドン教授がトム・ハンクスとか、お耽美吸血鬼がトム・クルーズとかってのが未だに納得出来ない私としては。
ジェイクの Love Interest、エンマ・ブルーム(エラ・パーネル)は、軽すぎて錘付きの靴を履いていないと浮いてしまうという儚さが、がっしりした顎と眼力のせいでか、どう見ても強そう!って感じで合ってないかと思ったら、風船よろしく大量の(きっと超圧縮)空気を体内に持っているので、これでいいのか、と。原作との一番の違いは、エンマが空気娘、オリーブが着火ガールと入れ替わってるとこ。防火手袋着用でハグより、浮いてる女の子とのほうが、絵的にもロマンティックだよね。
ジェイクが、子供の頃、色々と不思議なお話をしてくれた祖父が過ごした「奇妙な子供達」の孤児院を訪ねたウェイルズの島、ドイツの空襲で焼け落ちていたい廃墟となった孤児院、時間のループを超えた1943年の孤児院と庭、島、ビンテージなドレス、海底に沈む舟… 何もかもが素敵すぎ。孤児院は、こんな廃墟があったら探索したい!こんな(爆撃される前の)お屋敷があれば、お庭を探索し、居間でお茶を頂きたい!大きなニンジンで出来たケーキ(?)おいしそう!島の海岸も、ロンドンのピアも、兎に角、何もかもがステキなのです。
映画の中には、他の映画からのオマージュが所々に見られました。私が確信できるのは「シャイニング」(ドアの破れ目から除く怖い顔) 、「トイ・ストーリー」(殺し合う改造人形)、「X-Men」(奇妙な子どもたちがX-Menみたいなものだけど、水に手を触れたらどんどん凍るシーンがX-Men映画のあるシーンに似てる)くらいだったけど、これから考察サイト等が出てくるでしょうから、元ネタバレが来るのが楽しみです。
原題は「Miss Peregrine’s Home for Peculiar Children(ミス・ペレグリンの奇妙な子どもたちのための家)」。原作者のランサム・リッグ氏は、サンタ・モニカ在住で、この本で一躍人気作家になる前に、シャーロック・ホームズのガイドブックを共著しています。実は、数年前のLA Timesのブック・フェスティバルで、ホームズに出会ったばかりで読み漁っていた上息子の相手を随分と長くしてくれて、おばさんは「良い青年だのう」と、思っておりました。そしたら、いきなりNY Timesのベストセラー・作家になって、おばさん、わけもなく鼻高々だよ。
ランサム君(30代後半も私から見りゃ若者である)は、古い写真を集めるのが趣味で、このお話も、自分のコレクションから想像を膨らませて出来たものだそうです。映画で使われている奇妙な古写真の数々は彼自身のコレクションや、有名なローズボールのフリーマーケットのベンダーさんを通して手に入れた、本物のビンテージ写真だって。
この一作単体で全てがクリアになってはいないけど、一応、お話はきれいにまとまって、いかにも「続きます(`・ω・´)キリッ」手終わり方じゃないのも好きだな。でも、実は原作は3部作。ぜひ、続きの二作も映画化して欲しいです。もちろん、同じティム・バートン監督でねv