色づく公園 ・・・
○ 初紅葉とて 薄々と ありそめし ・・汀子
紅葉 ”だんだん” ・・・
稲畑汀子の初紅葉の句 ・・・
この「ありそめし」は、難解である。
○蝋梅の香の一歩づつありそめし 稲畑汀子
これも、稲畑汀子の句であり、汀子は「ありそめし」を多用する。
だが、「ありそめし」は巷では余り見かけないのだ。
要するに意味不明だが、汀子の俳句に登用されると、にわかに輝いてくる。
そこで、普段使っていない凡人の脳みそを、最大限活用して解釈を試みると ・・・
「あり」を「存在」とか「存在感」として、
「そめし」を「だんだん増してくる」とすると、・・・
・初紅葉 の句は、紅葉の色がだんだんと増してくる情景が ・・・
・蝋梅 の句は、蝋梅の香りがだんだんと増してくる情景が ・・・
・・・ 眼前に映し出されるようだ。
僕は稲畑汀子なる人を知らない。知らないが、この句は秀逸。
色づく 木の実
秋の公園は 小鳥たちの”食料の宝庫” ・・・”サンザシ” ・・常磐山査子か?常磐というからには、紅葉しない灌木か?
小鳥が群れているのを見かけるが、人が食べれるのか ・・?
近いうち 安行の”紅葉園”と 11月に、飯能の”能仁寺・天覧山”に、紅葉を見に行きます。
あまり難しく考えずに、、ありそめし、咲きそめし等の
そめは初の意で、しは強調のしと思います
おそらく和歌や連句から来た言葉と思いますが
初紅葉の初めての発見、感動を読み取ればいいのでは、、私も感覚で読み取っているだけでよくは解りませんが、、
稲畑汀子は私の所属する日本伝統俳句協会の
会長で高浜虚子の孫。伝統俳句(古い俳句?)の巨匠、埼玉には金子兜太という現代俳句の巨匠がいますよね。
そういえば、藤村の詩に「まだあげ初めし前髪の・・・」というのを思い出しました。あの詩で、”初めし”の漢字は使われていたのでしたね!
つい思い込みで、”そめし”を”染めし”としてしまいました。
思い込み、思い違いをしましたが、全体のあの句の読み方は、ほぼ”正しい”みたいなので、ホッとしています。